mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

記録が残る事でなく、人が帰って来る事が嬉しい

「ヤパーナ勝つ気まんまん」
「本日店内動画観戦」

というメールが、昭和町方面から飛んで来るほど、大阪府下でも平和な地域は平和ボケ中
(昨日の顔本にポルトガル優勝」と来た時には、「B組では、イラン応援しとくわ」と返信してやった)
本日も、夜まで特に用事見つからな~い




もっとも昨日の夕方にスーパー行ったら、品揃えに地震の影響出てるようだった
「いま、本当に、それ買う必要あんの?」
水や食料が売り切れするスーパー続出中に憮然たる思いとなった




W杯放送に影響出たにも憮ry




イングランド勝利?どーせ永遠の優勝候補のくせに~
凶弾に仆れたチームリーダーがいまだ率いる?パナマの頑張りが余程素晴らしい
初戦で終戦気分らしい韓国には、心から感謝し、ドイツが心置きなく惨殺させて貰うわね
スウェーデンに勝たなけりゃ、スウェーデンがメキシコに惨殺されるor痛み分けでも意味無いってか




フットボールは戦争だという奴は、本当の戦争を知らん」
クロアチア出身のズボニミール・ボバンが主張説教したって
戦争方面で、スウェーデンと聞くと

https://gunnereds17.blog.fc2.com/blog-entry-5073.html

EUROサッカー欧州選手権1992年大会
本大会出場が決定していたユーゴスラビアが内戦による国際試合参加禁止の制裁により出場権を剥奪され
予選同組2位の、休暇先でボーッとしていたデンマークが呼び出され
夢見心地のままプレーしたのかは知らんが、よりによって極悪ドイツに勝っちゃって欧州制覇
統一後初のタイトル逃がしてガックリの反対側では、開催国スウェーデンの皆様も沸き上がる北欧勢
何でもスタンドからはドイツに対して、「Auf Wiedersehen!(さよ~なら~。再見)」

デンマークは鉤十字ドイツに占領された欧州諸国の中で唯一、ほぼ全員のユダヤ人が助かっている
デンマークは昔からユダヤ人に寛容で、社会に受け入れ、尊敬し、平等な扱いを与えていて
国王は公然とユダヤ人移送の反対を表明、ユダヤ人との連帯を示すなど
デンマーク人は、ユダヤ人問題を孤立した少数民族の問題でなく、デンマーク国民全体の問題として考えていた
強制収容所が解放され、最初に国に戻れたのは、デンマーク国籍のユダヤ人であり
移送された464人のうち、死亡したのは51人だけだった(移送者、生存者、死亡者いずれも奇蹟的数字)
漁師から政府高官に至るまでデンマーク人全体が、あの手でこの手でユダヤ人救出を行い
自力で行動出来ない障害者や老人たち、自分を守る財力持たない貧しい人々以外
実に90%以上のデンマークユダヤ人が強制収容所移送を逃れた
ユダヤ人に避難場所を与えたのは、中立国スウェーデン政府
ドイツの敗北は時間の問題だと見て、ドイツ政府を怒らせるを熟知した上での判断だった


http://kings-choice-jp.com/
ノルウェー国王と一緒に思い出すのが、困りもんだ




独話別館記事見てもう一つ思い出したの、それは↓

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密告といえば、アンネ・フランク他『後ろの家』の8人は、オランダ人女性の声による電話が運の尽き
密告者はどうやら、隠れ家のあった建物の倉庫係の妻である掃除婦レナ・ハルトホ=ファン・ブラデレン





密告者が誰かについては今日に至るまで判明していない
倉庫係ヴィレム・ファン・マーレン、ランメルト・ハルトホ、もしくはその妻で掃除婦のレナを疑う説もあるが
真相は不明であり、密告者がハッキリしない事などから
「偽造された配給券の家宅捜索中だったSD(親衛隊保安部)が偶然に隠れ家を発見したのではないか」
という説も存在する




戦後、まず疑われたのは、オットー・フランクが最も信頼する4人の非ユダヤ人社員だったでしょね
ヴィクトール・クーフレルヨハンネス・クレイマンベップ・フォスキュイル、そしてミープ・ヒースの4人ね
隠れ家にいた8人全員逮捕された際、支援者としてクレイマンとクーフレルも連行されたが
女性であったミープとベップは逮捕を免れた
ただミープは後に、ファン・マーレンから何やかんや非難を受けた
フランク氏が「ミープが密告者だというなら、私も疑われて然るべき」のように擁護して済んだ背景には
ファン・マーレンを『同志』と見ていた節が感じられる
フランク氏とミープが、やはり疑われていたファン・マーレンの無実を確信していた旨を
「ファン・マーレンとて、当局に見つかったら困る息子を匿っていた」
「自ら積極的に当局と関わる危険は冒さないはずだ」
ミープが回想録に記している
密告電話の声が女性という点もあろう
メリッサ・ミュラー著‘アンネの伝記’には
ミープは掃除婦レナを疑っていて、ベップから詳しく話を聞けば判明したと記されている




ミープ自身は、ごくごく普通のオランダ女性であった
独立心旺盛な若い女性だった頃には早く就職をしたがっていたのが
戦後、40歳近くになった頃には、家内に二人の男性(夫ヤン、当時同居していたフランク氏)が暮らす事から
夢見る時代はもう終わりと退職し、家庭の主婦となった
アンネ関連で外へ引っ張り出されるとしても、40歳にして最初で最後の子供誕生したから、賢明と言えよう




オランダ女性らしくない点が見られるとすれば、小柄過ぎる点よ
アタシゃ30年ほど前、堺市で開催されたオランダ博で、大柄ハG野郎から思いっ切りハグされたけど
女は女で、横幅狭くとも、縦はひたすら長い揃いだった
伝統的に、オランダ人はデカイ
そんな中、ミープは150cmで
「いざとなれば、長身のヤンが背負って逃げたらいい」と隠れ家の連中が言うほど小柄だった




ミープに、「私、オランダ人になれるかしら」
ドイツ出身という点を皆案外忘れてるアンネが尋ねた
「なれるわよ」と断言したミープ
その彼女自身

オーストリア生まれ

オーストリア・ハンガリー帝国首都ウィーンでヘルミーネ・ザントロシェッツ(Hermine Santrouschitz)として生まれた。幼い頃に第一次世界大戦があり、戦時中の食糧不足で栄養失調になり、病気がちだったという。戦後オーストリアの食糧不足がより深刻となり、しかも妹が生まれたことによりザントロシェッツ家の食糧事情が一層悪くなった。この頃のミープは飢餓で枯れ木のようにやせ細っていたという。

諸外国でオーストリアの子供たちに対する救済活動が行われ、彼女もその一環で3か月の間オランダへ送られることになった。

オランダ移住

1920年12月に両親から送りだされてウィーン駅を出発、オランダのライデンに到着した。同地で暮らすオランダ人のニウウェンハイス夫妻に育てられることになった。この里親は5人の子持ちで決して裕福ではなかったが、ミープに懸命に栄養を付けさせてくれたという。彼らは「ヘルミーネ」という発音が苦手だったので代わりに「ミープ」というオランダ的な名前を与えた。

ミープのオランダ滞在ははじめ3カ月の滞在予定だったが、なかなか病状が回復しなかったので医師の診断で滞在が延長された。そうこうしている間にミープはすっかり里親の一家に溶け込み、家族同然になったという。1922年には里親の一家と共にアムステルダムのザウト地区(Amsterdam-Zuid)に移住した。

1925年に里親に連れられてウィーンに帰国し、実の親と対面した。ミープは依然として書類上オーストリア国籍だったが、彼女の心はすでにオランダ人であり、ウィーンに帰りたくはなかったという。実母も「ヘルミーネはやはりお二人と共にオランダへ帰った方がいいでしょう。もうオランダ人になりきってますから。今更ウィーンに帰っても悲しい思いをするだけだと思います」と里親に答えたという。こうしてミープは生涯オランダで暮らし続けることになった。


飢え死にしないで済むなら、小柄なくらいが燃費イイでしょ




ウィーンの実家と連絡断ちはせず、必要とあらば仕送りもするものの
自分の意志でオランダ人になったとあって、それでいて、複眼思考出来る公平さを持つのは最強だ
隠れ家の8人の命運握ってるようなもので、危険冒せないは承知してるのに
隠れ家への野菜の調達については、ミープ自身が持っていた青果店との縁故を用いた
彼もまたユダヤ人を匿っていた青果店店主ファン・フーフェンとよ
二人は戦友と言えるから、小柄な見た目に合わない強さを示すわね
ファン・フーフェンが逮捕された後には、老婆が地下で営業する店へ通い
婆さんの愚痴を聞いてあげ、信頼を得て、商品をちょいと多目に売って貰う頭の良さもね




隠れ家の8人が連行されたのは、1944年8月上旬
「もしも連行を免れていれば、それでも戦後まで生き延びられたか?」
と、アタシゃたまに考える
ドイツ軍は戦争末期、アムステルダム兵糧攻めにする格好となった
あらゆる物資が不足する中、ミープ夫婦含む10人分の食料調達なんて?
ま、ミープなら、任務遂行したと思うわよ
都市部では食うや食わずだが、農村部へ行けば、食料を分けて貰える
実際、牛乳を必要としたミープは、牛乳貰う行列に並んだ
罪悪感覚えながらも、病気の舅に要るのでみたいな理由を用意していた結果
相手さんが「それは大変ですね」、順番抜かしさせてくれたってんだから
10人分くらいどないか調達出来たとみる
如何にも胡散臭いオーラ持ち合わせないと言えるからね




…何が言いたいかって?
「食うや食わずの状況にあって、度が過ぎない範囲でなら、ウソも何でも方便」
「取り敢えず、今晩食える奴は、ごくごく最少限の備蓄に留めとけ」
っちゅうコトよ
(昨夜、「W杯は?」、NHKにイライラさせられながら地震報道眺めてたら
自分は仕事終わったら彼氏とデート行くであろう女子アナの注意呼びかけに
「オマエが言うな~」「サッサと嫁に行って、生涯家から出て来るなッ」、張り倒したかったわ)




記事題名?
そのような事を、アンネの日記を救ったミープが言ってたの