mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

昼の奴隷と夜に捧げられた者を奏でる音楽

前記事に触れたMETライブビューイングの演目はって?





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2016-2017シーズン開幕での新演出♪トリスタンとイゾルデ
流石に全幕通して観る元気は無く、続きは今夜以降に予定
(20代の時にさえ、第二幕で必ず寝てた
主役二人が夜の密会であーだこーだ言い合うのを何度
「四の五の言わんと、男女のやるコトはよやってまえ~」
薄目開けながらツッコンダやら)




目当ては、指揮のサイモン・ラトルと、イゾルデ役のニーナ・シュテンメ

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2015/11/6(金) 午前 6:17

いまや52歳BBA、もとい、第一級のワーグナー歌手ニーナ・シュテンメ
彼女は本選進出するも、優勝者でもなければ、準優勝である歌曲賞も逃した
現在それなりに出世した歌手陣が意外と、予選落選を喫したという恐ろしかコンクールの証明
シュテンメは翌1994年、バイロイト音楽祭ラインの黄金に美の女神フライア役でデビューした
著名なコンクールには世界中のスカウト網が張り巡らされているというわけよ

…年を追う毎に、顔怖くなって行く気がじゃなく
2018年現在55歳、まだ第一線で歌ってるのは賞賛に値する




彼女のイゾルデは2000年代に、英国グラインドボーン音楽祭(NHK-BS)とバイロイト音楽祭(FM)で聴いた
バイロイトは2005年、大植英次指揮のクリストフ・マルターラー新演出での歌唱である
シュテンメの後を受けたのが
https://en.wikipedia.org/wiki/Ir%C3%A9ne_Theorin
アタシゃ全然知らないでいた、NHK-BS放送とDVD発売されてるに登場したイレーネ・テオリン
この2名に
メゾ・ソプラノの役柄も歌えるため
METのトリスタン前演出、これも映像化されてるジェームズ・レヴァイン指揮では、侍女ブランゲーネの
https://en.wikipedia.org/wiki/Katarina_Dalayman
カタリーナ・ダライマンを加えると、1963年生まれのスウェーデン・ソプラノ三羽烏出来上がり~




どちら様もスウェーデン人という点が、日本では損かいね
太古のビルギット・ニルソン信奉者がいまだ健在だからね
何ての、神々しいタイプがお好き?





2015/10/26(月) 午後 0:34 【昼の奴隷と夜に捧げられた者】

エヴェリン・ヘルリツィウス、彼女に異和感受ける人って、トシヨリですか?
ワーグナー・ソプラノいうたら、縦横ともに大柄、大声量の女丈夫を想起する世代よ
旧東ドイツ出身歌手に見られる、団子をノドに詰めたような発声はともかく、かなり小柄だもの
よくよく考えてみれば、イゾルデは年齢的には小娘であり
アップになると厳しいものの、童顔のイゾルデそう悪くないしね




個人的には、メゾのイゾルデ、ヴァルトラウト・マイアーおねえさんがサイコー
高音域はいくらでも伸ばせる系イゾルデより、低音系イゾルデを
要するに、ソプラノなら華やかでなく落ち着いた響きのイゾルデを好む
縦横ともに大柄、大声量の女丈夫、どちらでもないシュテンメも悪くない




シュテンメのイゾルデにはもう一つ
EMIスタジオ録音、アントニオ・パッパーノ指揮がある
プラシド・ドミンゴのトリスタンは暑苦しいが、女声陣はいい(ブランゲーネは、日本の藤村実穂子
ジジババ、初心者を問わず、食わず嫌いしないで聴いてみろんとおススメしとく