mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

新時代の神の子降臨

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「エジプトのメッシ」サラー、覚醒の理由
ゴール量産の大活躍にバロンドールの声も


田嶋コウスケ
2018年5月1日(火) 11:00

移籍1年目でゴール量産

 リバプールのFWモハメド・サラーの快進撃が止まらない。

 4月24日(現地時間、以下同)に行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝・第1戦のローマ戦で2ゴール&2アシストの大活躍。5-2の勝利に貢献し、ファイナル進出に弾みをつけた。

 英国内での躍進も目覚ましい。プレミアリーグでは得点ランク2位のハリー・ケインに4ゴール差をつけ、31ゴールで首位を快走中。22日には、イングランド・プロサッカー選手協会の選出によるプレミアリーグ年間最優秀選手賞を受賞した。マンチェスター・シティのリーグ優勝に大きく貢献したケビン・デ・ブライネを退け、移籍1年目で大きな名誉に輝いた。

 欧州全体に目を移しても、サラーの得点記録は特筆に値する。今季の公式戦通算ゴール数「43」(48試合出場)は、リオネル・メッシの43ゴール(51試合出場)に並んで欧州トップタイ。クリスティアーノ・ロナウドの42ゴール(40試合出場)を上回っている。もちろん、試合出場数や大会数が違うので一概には言えないが、特大のインパクトを残していることで、識者や英紙の間では早くも「サラーを今年のバロンドール(欧州最優秀選手賞)に」と推す声すら出始めている。

ジェラードやランパードらも称賛

 実際、称賛の声は各方面から聞こえる。

 リバプールOBでU-18チーム監督のスティーブン・ジェラードは、「現時点でモー(モハメドを短縮した愛称)が世界最高のプレーヤーであることに疑いの余地はない」と絶賛。また、ユルゲン・クロップ監督も「まさに絶好調。『世界最高峰』と呼ぶにはもう少し長い期間、ゴールを奪い続ける必要があるが、今の勢いは間違いなくワールドクラスだ」と目を細める。

 元イングランド代表でチェルシーOBのフランク・ランパード氏にいたっては、「C・ロナウドやメッシとの単純比較はできないが、ひとつ確かなのはモーが彼らと同じ領域に入っていること」と実力に太鼓判を押す。25歳のエジプト代表FWが、世界的名手への階段を駆け上がっているのは間違いないだろう。

 しかし、今季の活躍を予想できた英メディアは皆無に等しかった。振り返れば、リバプールが昨夏市場でローマに支払った移籍金はわずか3780万ポンド(約56億8000万円)。当時リバプールでは、サラーへの期待感よりもフィリペ・コウチーニョ(現バルセロナ)の退団騒動の方が世間の注目を集めていた。

 しかし現在、エジプト代表FWの市場価値は約5倍の1億8000万ポンド(約270億8000万円)強とも言われる。英紙『デーリー・テレグラフ』が「サラーが才能豊かな選手であることは分かっていたが、ここまで成長するとは予期できなかった」と記したように、175センチの小柄なアタッカーは世界最高峰のプレミアリーグで大化けしたのだ。

リバプールのプレースタイルに完璧にフィット

では、覚醒した理由は一体どこにあるのか──。

 一つ目の理由は、サラーの特性がリバプールのプレースタイルに完璧にフィットしたことにある。クロップ監督が標ぼうするのは「ゲーゲンプレス」、つまり、ポゼッションを失ったところからボールを素早く刈り取り、瞬時に攻撃へつなげるサッカースタイルだ。高い位置でボールを奪い、相手の陣形が整っていないうちに敵の守備網を崩すスタイルで、サラーのスピードと決定力がいっそう生かされているのだ。

 サラーが務めるのは4-3-3の右FW。例えば、ボールを奪ってショートカウンターを発動すれば、スピード抜群のサラーと左FWのサディオ・マネが相手DFラインの背後へ駆け抜ける。守備網にできたギャップに侵入してラストパスを呼び込み、一気にゴールチャンスにつなげている。

 また、センターFWの位置に入るロベルト・フィルミーノの存在も大きい。ブラジル代表FWはゴール前にとどまらず、「偽9番」としてピッチを幅広く動いてパスを受ける。あるときは、タッチライン際のワイドエリアへ、またあるときは降下して中盤に──。ボールを受ければ、パスセンスと広い視野を生かし、前線へ走るサラーやマネにラストパスを送るのだ。

 ここでポイントになるのが流動性である。フィルミーノがワイドエリアに流れたら、代わりにサラーがダイアゴナルランで中央部へ突入する。第19節のアーセナル戦(17年12月22日、3-3)での2点目、サイドに流れたフィルミーノがアーセナルセンターバックを釣り出すと、チャンスと見たサラーは快足を飛ばして中央部のスペースに突進。そのままネットを揺らした。

 こうした流動性の高いアタックの中でも、サラーの驚異的なスピードと巧みなフリーラン、高い決定力がゴールにつながっているのである。

 二つ目の理由は、サラー自身がフィニッシュワークに磨きをかけていること。

 ローマ在籍時代の2015-16シーズンは、セリエAで14ゴールをマーク。翌16-17シーズンは15ゴールを挙げた。迎えた今シーズン、プレミアリーグでここまで31ゴールまで得点数を伸ばしているのは、やはりサラーの成長があったからに他ならない。バリエーションやシュートの精度は、今やワールドクラスの域に突入している。

 ペナルティーエリア内に入ると、とにかくサラーは嫌らしい動きをする。GKやマーカーの間合いを外し、急所を突くように一撃を食らわす。あるいは、敵にコースをブロックされたら、逆方向へ鋭くターン。密集地帯でも小刻みにボールをタッチし、わずかな隙間からでもゴールを狙う──。

 いずれも動きは俊敏で、左足のシュート精度は極めて高い。GKやマーカーが体勢を崩した一瞬のスキを見逃さず、瞬時にシュートを打ってくるのだから、守備陣にとってこれほど厄介な相手はいないだろう。

計り知れないクロップ監督の貢献

 最後の理由は、クロップ監督の存在だ。「よりゴールに近い位置でプレーするように」と指示を出しているという指揮官は、サラーの覚醒を語る上で欠くことはできない。

 ローマとのCL準決勝・第1戦で、サラーはペナルティーエリア内の角から逆サイドのネットを揺らすという難易度の高いゴールを決めた。「今季ベストゴール」の呼び声も高い得点に、クロップ監督は「天才だからこそ、なせる技」と褒めちぎった。

 15年10月の就任以来、熱血教師のように温かいまなざしを向ける50歳のドイツ人指揮官は、リバプールの選手たちを飛躍的に成長させてきた。例えば、それまで準レギュラー扱いだったフィルミーノの特性を見抜き、「偽9番」として才能を大きく伸ばした。また、アーセナルから移籍してきたアレックス・オックスレイド=チェンバレンも、リバプール加入を機に復活。インサイドMFとして新境地を開き、ドリブル突破やミドルシュートで存在感を放つ。19歳の若き右サイドバックトレント・アレクサンダー=アーノルドも、大舞台で臆することなく持ち味を発揮している。

「モーは大きな自信を持って試合に臨んでいる」と、クロップ監督はサラーを褒める。しかし、選手に全幅の信頼を寄せる指揮官が精神面で支えているからこそ、まな弟子たちは前だけを見据え、成長を続けているのだろう。クロップの貢献もまた計り知れない。

 そのクロップ率いるリバプールは、5月2日にCL決勝進出を懸けてローマと準決勝・第2戦を戦う。在任3シーズン目にして、クロップはリバプールをCL決勝へ導けるか。そして、「エジプトのメッシ」、あるいは「リバプールのファラオ」とまで呼ばれるようになったサラーは、古巣相手に再びネットを揺らせるのか。

 無論、彼らが目指すのはクラブ史上6度目となる欧州制覇だ。サラーを中心に上昇気流に乗るリバプール一行は、欧州の頂点に立ってやろうという気概に満ちている。

https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201804300006-spnavi





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野郎同士でも身長差17cmもあると、大人と子供に見える(年齢差に至っては25歳だし)
てか、サラーの身長が175cmと聞くと






BVB隠れエース様と同じ数字なんだから
監督の方から「キャ~♪☆」と駆け寄って来て、「イイ子だ~高い高い~」やれよと言いたくなる
キモイけど、サラーなら顔可愛いし許す




17分後へと続く