mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

第二の人生計画はボール蹴れる時期に、ゆっくり急げ

投稿者:mathichen 投稿日時:2014年11月24日 17:17 Football miscellaneous notes



三連休なんて無関係な、毎日が夏休みのmathichenさん
正確には、老人と障害者両方の絡む話により、頻繁に留守出来ないのが実状
迂闊に外へ出ると、宵越しのカネ持たねえとばかり飲み食いしそうもある
どうあれ基本、行楽とは無縁な人生約半世紀に加え
勤労感謝の日にバイトなんて(泣)」という声が聞かれると
「勤労させてくれる環境に感謝しろ」と説教入れたくなる性分でもあります




2014年最後の三連休は天候に恵まれ、スポーツ日和ですね
少年少女サッカーも然り
時期は別にしても、サッカーパパ(ママ)名乗るブログをよく見かけます
正直な感想、「この手の親って相当、苦労知らず育ちに思える」




「ウチの子見ても、確かに授業内容は差別化されてるで
円周率一つ取ってもやな
私立では、π = 3.14159 26535 89793 23846 26433 83279 50288 …
公立では、π = 3.14159止まり」
「私立と公立の差は、その学校の教育方針に沿う課外授業の有無や選択肢
プラスαの分野に於ける話であり、義務教育基本部分での差別は許されない
円周率の話はな、法の下の平等に抵触すると言えるぞ」
小学生の息子持つ医者が、2年ほど前に愚痴っていました
これを異常と思わないのであれば、日本の情操教育が低品質の証明です
子供を無理にお受験させる理由無く、子供も地元公立に合っている
一つの選択肢であり、経済的余裕無関係に公立選ぶ自由は保障される
そんな何かと裕福な親でさえ、格差社会に怒りを覚えているのですからね




となれば
例えば、子供に塾や私立を望んでも母子家庭で経済的余裕ゼロのように
親を自分で選べない子供の不平等な立場は言うまでもないとあって
「いまどき大学進学は常識であり、高卒や中卒は価値ありません
よほど経済力無いか、勉強嫌いなのでしょう
雑多な環境が通う公立なんて論外です」
これも2年ほど前、何ともエラソーな主婦を見かけましたが
子供の責任でもなければ親にもやむをえない事情だとすれば?
アナタは親が無病息災家庭育ちなればこそ、いまの環境に恵まれたまで
同じ経歴でも自力で得た者なら、選民意識に満ちた物言いは出ないものだ
半世紀以上前は越境簡単でなく、アタクシの頃、1970年代は原則出来なかった
現代では、学区外選択簡単だし、小学校から私立入学が容易に
私立選択も自由の一つである
しかし自分の成育環境が、世界で唯一無二の基準と思うなよ




とある少年サッカー指導員によれば
「家庭の経済的理由により、サッカーやりたいのに諦める子供たちがいる
サッカー協会の類がね、入口の段階で、高い登録料を徴収するからなのよ」
この例だけで、日本のシステムが異常なのがわかるじゃないですか
ある意味での特権階級が社会の表裏を知る意欲など、感じられますか?
子供を初等教育から私立に通わせる親、サッカーパパ(ママ)
いずれにせよ、社会全体を見渡す目を持っていますか?
「人間は基本、自分の成育環境基準でしか、自分の子供も教育出来ない
親が飽食育ちだと、子供も飽食が人間の常識とばかりに育つ
現代の格差社会が常識として代を継げば、世の中どれだけ悪くなる一方?
雑多な環境に置かれて初めて
環境は異なるが同じ人間である他者への慈悲の精神も育まれるものである」
これらを踏まえた上でこそ、自分の恵まれた環境を活かし切れるものです




サッカーは無論、スポーツ全体、また芸術もそうですけど
「人間の能力に民主主義は存在しないから、篩にかけられるのは当然至極
ただし性差や成育環境に捉われない人間の権利、平等の部分を保証が前提」
ところが、いまの日本の場合
「平等:その人の境遇に応じて、同じにする事
1Lのジュースを大人と子供で平等に分ける時
大人は700cc、子供は300ccとする
よく働いた人には、能力給を与える」
「公平:その人の境遇など無視して、同じにする事
1Lのジュースを公平に分ける時
大人も子供も500ccずつとなる
誰も彼も給料は同じ」
平等と公平・不平等と不公平の区別がつかず
尚且つ、不平等が公平みたいな感じの格差社会と言えます




サッカー強豪国、アルゼンチンだっけ、そこのサッカー協会でさえ
本部は小汚いビルの中で細々と営業らしいのに
都心の一等地に豪華なビルという、日本の富裕協会の場合
「それだけのカネあるなら、代表強化とサッカー環境不平等撲滅に使え
何とかチャレンジカップ、挑戦者である間は、弱小に過ぎない」




従って、少年サッカーのみならず、プロの世界に於いても
弱肉強食の宿命を抜きに、理不尽な側面が見られます




【栄枯盛衰の訪れは一瞬にして】(2009年10月29日Yahoo!本館)
「毎年、130名の選手が加入する一方では
130名の選手がシーズン終了時に去るとか
6割は下部リーグへの移籍などでサッカー生活を続け
4割はサッカーとは別の世界へだそうです
後者タイプは、何年か前に見たTVニュースの特集の記憶によれば
相当厳しい就活事情と予想されます
平均の引退年齢は、20代半ば
若いながらも、職業訓練を受けず、これといって資格持たなければ?」
一部のスター選手の影に隠れる、その他大勢的なJリーガー
TVニュースで見たのは、まだ現役選手ながらも「誰やねん」、地味な子で
スポーツショップ店員の職場体験に参加していました
それから10年近く経ち、もう結構なオッサンのはず
下部リーグや、東南アジア辺りの地味なリーグへ行けるのは、まだ幸運
引退後、当人と同じく地味でもいい、就活に成功し、結婚出来ているのやら




プロの道に進めば、マイナスな結果も自己責任のうち
最初から弱腰に教員資格を考える大学生タイプはプロ根性に難がある
とはいうものの
「ドイツは学校制度も影響して
サッカー選手の約9割が職業訓練や専門学校を終了しています
レーマン電気工事士、イェレミースは工業技術士の資格を取得
クローゼは、いつでも大工さんに転向可能
実際にはその職に就かなくても
いざという時を考えているのです」
プロに進む以前の段階に於いて
自分のキャリアが32、33歳で終わりを迎えるの想像難しかろうが
第二の人生支援を物心ともに、アマチュア段階から可能なシステムを
チーム及び協会が重視し実践するべきだと思います
「少ない時給であろうとも、生活の糧と、飢え死にしない環境を恵んで下さる
先行き不透明な未来であるが、希望を抱き続けられる
勤労の有難味を感謝する日には、神様にも改めて感謝致します」
ボール蹴れなくなった足でも、地に着いた生活送れるを感謝出来るだけのね