mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

段階の世代(後篇)

中篇から続いた




昭和末期の新興住宅地であった地域に、何十年後、夫婦と息子が中古物件を買い、引っ越して来た
息子は小学低学年、父親もまだ働き盛りでわりと高収入、母親は専業主婦
近所付き合いが良かったものの
不幸にも、父親が労災死を遂げた事により、一家を取り巻く環境は一変した
妻が夫の会社を相手取って裁判起こし、多額の賠償金が入り
また、夫自身が加入していた生命保険も無事に下り
そのため、母親は幼い息子の精神面フォローするべく、「夫無し専業主婦」を選択し
結果
「あそこの奥さん、もうオトコを作って、家に」みたいなデマ流れる
遺族の生活保障する死亡保険金なのに、「親死んだカネで飯食いやがって」、息子が学校でイジメ受ける
イジメは間違いなく、親やジジババの陰口受け売りである
だもんで、母子が家を売却し、母実家の世話になる姿を見て
そこの生まれ育ちで、陰口に参加しなかった女性が
「家を購入する前に、地域の民度調べるのは大事だ」
実際は貧乏じゃないが、遊んで暮らしたい~のにネタミから陰口叩く共稼ぎ主婦とかもね
そうそう
地味な専業主婦を、低学歴と見下し、ちょっとした言葉を上から目線で手直ししてやったつもりが
相手の夫は中小企業ながら社長で、自分の夫には不可能な高収入を得ると知り
高学歴でも家も頭も貧乏なウマシカはいるを証明した共稼ぎ主婦なんかもいるわよ




「保育園落ちた!日本シネ!」に、お前がシネ的な反応少なくなかった
そもそも子供生むのが間違いであるドのつく底辺ならともかく
ソコソコの亭主稼ぎと夫婦それぞれの預貯金があれば、子供の就学まで、家庭専念出来る
いくら稼いだって保育料とか高く、自分で面倒見るのが安上がりだしな
家庭という社会に貢献しようの努力もしないで、福祉やジジババの手を借りる限り、何が女の自立だっての
米国行くと、産休育休取らないで働く母親いるけど、あれは、職場での生存競争脱落しないためよ
主婦の休業期間は確かに周囲に迷惑な反面、その主婦追い落としてキャリアUP狙い期間でもあるでしょ
妊産婦と赤子に異状無ければ、床上げまで長く里帰り出産も長期間などにも、ね
ま、赤子が思わぬ障害児とかだったら、母子家庭以外、仕事なんて続けられないでしょけどね
そうそうボッシーの類の場合、子供や親に何かあれば自分に全部降り掛かるのにがわからねば、ウマシカね
つーか、引く手あまたの才女だったら、職場がみすみす逃すまい




独身者は、25歳過ぎても若いから~と調子こいてると、育児と介護の同時進行だぜ、ウマシカね
自分で自分をワガママだから~と言い、遊び倒してる三十路いるけど、ウマシカの極み
モテるから~、いつでも結婚出来るから~、これはもう産業廃棄物決定と断言する
30歳過ぎてモテる=男が「やらせて~」と頼んだら、すぐ股開いてくれるから~


5月に書いたように

嫁の連れ子たち、継父より年上いるんじゃ?
年下も年齢近いはず
40前のイケメンに孫7人なんて、有り難い不労所得だねと笑いが止まらん

どっかの島国を見んしゃい
その年齢で、「まだまだ若いから遊びたい」「U-23の嫁でなきゃ嫌」「アイドルの○○が理想」
U-23拘りタイプ、嫁が24歳になったら離婚、それを繰り返せるほどオマエ甲斐性持ってるとでも?
張り倒したろかと本気で思うわ
例えばの話
40歳で一回り下の嫁貰う事はアリだ、A男とB太郎が揃ってそーなったとしよう
A男:交際期間は1年未満だが、その歳になって初めて訪れた良縁がサッサと進行してのもの
B太郎:交際期間7年、三十路が間近に迫って焦る彼女にせっつかれ、渋々年貢を納めさせられた
どっちが賢いというよか、どっちがガキ?
男が真剣に子供欲しいと願うんだったら、男は稼いでナンボの生き物を知らないB太郎よ
フツーの男が40歳から子供作ったら、年中無休24時間働いたかて、子供を大学まで行かせられるんかい
自分が腹痛め、オンブ紐や夜泣きに耐えながら、飯炊きと同時進行の育児に励みもしない
そのくせ、血の繋がりにのみ価値を置き、実子欲しがる
シンママとくっついた男が嫁の連れ子虐待は洋の東西問わないものの、血に拘る国がアタシゃ怖い

男は実子欲しいと思うんだったら、そして、「相手を篩に掛ける」婚活サイトや結婚相談所に頼るんだったら
若くてもヤリマンとか、キャリアUP熱中する=出産可能期間短くなるとか、育ちと頭悪い女なんざ相手にせんわ
ワガママだから~は、賞味期限近くして、蝶よ花よの一人娘だから
60歳前の親もどうせ、母親は育児放棄するほど外で働き、父親は「女も経済力を=ヒモ根性」で
子供を監督しない後ろめたさ持ってるならば、却って、物質面で甘やかされたりだろうし
とにかくウマシカ揃って朽ち果てて欲しいもんだ





バリトン歌手ジェラルド・フィンリーは、メゾ・ソプラノ歌手ルイーズ・ウィンターと結婚している
嫁は長年に亘る半引退状態から、近年少しずつ、自分に合った仕事を選び、復活している
必ず衰える身体が楽器、つまりキャリア中断は年齢上がる毎に怖いのに
「妻は息子の成長に寄り添うべく、仕事を断り続けている
僕もそうしたいんだけどね」
およそ20年前、亭主が英国OperaNow誌に語っていた
正直、「夫婦揃って仕事断り続けるのは無理だが、夫婦揃って働き方を変えれば、父ちゃん満喫出来るよ」




【鴛鴦歌合戦の秘訣:『夫唱婦随、婦唱夫随』】
https://blogs.yahoo.co.jp/borussiamagdala/32951132.html

デーヴィッド・レンドール(テナー)
ダイアナ・モンタギュー(メゾソプラノ。男役の彼女)
英国の有名な歌手夫婦で、兼業主婦&兼業主夫としても知られる
彼らはその都度仕事選べる恵まれた職種ながらも
身体が資本で明日知れぬ、一種の水商売であり、雇用保証や福利厚生の恩恵は無いを思うと
よほど慎重に計画練っての結婚だったに違いない

夫の方は、1970年代後半より国際的な活躍をしていたが
結婚して子供たちが生まれると、夫婦ともに旅行多い職業では家庭に悪影響及ぼしダメだと判断
妻にだけ負担や犠牲を強いるのは不公平、彼女のキャリアを尊重するため
自宅から通える範囲内での仕事を、お互いのスケジュール調整しながら選択する形で
1980年代前半より、夫婦揃って英国内だけに活動を絞った

1990年代からは、子供たちも十分成長していると判断、夫婦ともに海外での仕事受けるようになったものの
その間にも新しい子供生まれているので、「どないなってんねん?」と思っていたら
1996年か、英国の雑誌‘Opera Now’に妻が語った所によれば
例えば、妻に遠ーい南米から依頼が来たら
夫が手のかからない大きな子供たちと家に残り、妻は子守り同伴で小さな子供たちと地球の反対側へ
と、やはりその都度役割分担決めての仕事選択であった

役割分担で一番笑ったのは、1998年夏、これまた英国の雑誌‘Opera’に夫が語った内容
「ワタシは料理好きでね、最近パスタソース作りに凝ってるんです
この間グラインドボーン音楽祭出演前にも作りました
ボロネーゼ完成と夕食の下ごしらえ、上の子供たちに後を頼みました」
グラインドボーン音楽祭の演目、重ーいヴェルディの♪シモン・ボッカネグラ
NHK-BS2生中継観たけど、深刻な顔して歌う前には、割烹着姿でおさんどんかい~

割烹着姿かどーかはともかく、レンドールの立派な点はですね
歌手は身体が楽器であり、日々の管理が大変にもかかわらず
ロンドンでの仕事が深夜近くまで、電車で1時過ぎに帰宅しても、朝6時前には起床し、子供たちと朝食を取る
「日程や時間が不規則な仕事持ってると
子供たちの都合良い時間割通りにジックリ話を聞いてやれないでしょ
子供たちの通学前なら、ワタシが早起きしたら、妻との会話含め、ミニ家族団欒楽しめます」



お互い、我慢する事、諦める事、許される事、諦めない事を話し合う
オペラ歌手でなくたって、可能だよな
亭主は、オタンコナスでも、嫁が育てて一人前の夫と父親になるプラス面持つ
嫁は、女があまり出来ると、亭主に劣等感持たせるマイナス面持つ
子供預ける預けないを抜きにカネ稼ぐのは、それぞれの領分を弁えてからじゃ

主婦(しゅふ 英:Housewife あるいは Homemaker)は
一般に家事・育児を主にする既婚(もしくは内縁)の女性を言う
専業でも完璧には難しいのに、日中留守する兼業なんて主婦名乗る資格無いバイタだけどな
(最後の行が、170%本心)