mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

人形の谷間は闇が深く底無し沼…出口という頂上を探して

15:51記事から続いた





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デブラ・ウィンガーを探して (2002年 ドキュメンタリー映画

未到の新大陸 

 34人の女優にロザンナ・アークエットがインタビューしました。テーマは「デブラ・ウィンガーは人気絶頂のときになぜ引退したか」です。ロザンナは家庭と仕事を両立させようと、自分は犠牲をはらいながらなぜ女優を続けようとしているのか自問自答する。そこには仕事を愛しながら引退を考えている自分がいる。敬愛する女優たちにあって彼女らがどう生きてきたか話をききたいと思った、というわけ。登場する女優がキラ星のような陣容です。でもな。人の話きいてどうするのよ。一度や二度仕事を辞めたいと思うことなど女優の特権ではない。だれだって家庭と仕事の壁にぶつかることはある。それを「わたしの旅はどこまで続く」なんてキザなことを言って欲しくないね。それより彼女が意図してそこにたどりついたのか、あるいは取材したすぐれた女優たちの告白やサディッションがこの場所に導いたのか、どっちかわからないが延々と垂れ流すように続いたインタビューは、ロザンナに感傷を棄てさせるに足るこの言葉で締めくくられる。ラストシーンである。彼女が前にしているのは母親の墓だ。墓碑銘「M・アークエット 1939―1997」に向いて娘は独白する「4歳のとき母はわたしに<赤い靴">をみせた。素晴らしい母よ。でも自分自身は思う存分芸術的な才能を生かしたとはいえなかった。自分の創造性を5人の子供を産むことに捧げた。創造的な子供に育てた。そして支えた、一人の俳優を、父を。母の死因はガンだったが本当は自分の才能を生かせなかったことが母を殺したのだと思う」これで本作の骨子は言い尽くされたようなものです▼女優たちのコメントにはしかし、ハリウッドの修羅場をかいくぐった人物でなければいえないような示唆にみちキッパリした内容がある。インタビューした女優はほぼ40代以上だ。美しさが衰え始めた女優は賞味期限切れか。ある女優はこういう「ジーン・ハックマンアル・パチーノショーン・コネリー、彼らと同じ年齢になって仕事をやれている女優が何人いるかしら」。ジェーン・フォンダは「女優とは自分を切り売りして生きている。映画界に合わせたり与えられた役に合わせたり、付き合う男に合わせたり。自分に正直でいると恋や仕事まで失う羽目になる」まことにハリウッドとは映画の魔都か。でもそれを承知でこの世界に入ったのでしょ、みなさん。いまさら泣き言いうなよな、と開き直ったこういう人もいる。ウーピー・ゴールドバーグ(「天使にラブソングを」)だ。「30歳のときそろそろ引退をといわれたわ」と話すメラニー・グリフィス(「ワーキング・ガール」)のあとを受け「引退させたいのよ。そういうやつらこそ何? 長続きしない連中よ。まるで長生き合戦だけど女優のほうがやつらより長生きよ。わたしは自分の尻にストーカーされているの。ジョギングしようとエクササイズしようと、尻は大きく垂れてわたしについてまわっている。今さらジタバタしても遅いって尻は言うのよ。私は言ってやったわ、その通りだって」▼女性の脚本家や監督も待望されている。ハリウッドの男社会で、女優は「男から見た女」を演じるしかなかった。若くなければ価値がない、美貌でなければ女優ではない、男のいうことをきく使い勝手のいい女優でなければ役がもらえない。ヴァネッサ・レッドグレーヴはそういうハリウッドのセオリーに対し「女優の活躍する層が若くなっていく。わたしはわたしだし、この年だから自分にできることをするだけ。なんとか生活していくわ。でも若くてもわたしのような境遇の人もいて心配になる。メディアは移り気だし目先の流行にとびつくわ。だから自分を守ってほしいの。気をつけてね」。ホリー・ハンター(「ピアノ・レッスン」)とフランシス・マクドーマン(「ファーゴ」)はイェール大学時代のルームメイトだ。今でも仲がいい。「40代に入った女性は外野に追いやられる。ホリーと話していてわかったのよ、女優が整形手術をしてはいけない理由がね。わたしは今44歳だけど、あと10年もすれば54歳の女の映画が必要になるわ。そのとき54歳にみえない女がいたらそれこそたいへんよ」▼さてインタビューはいよいよデブラ・ウィンガーだ。彼女は「女は40を過ぎたら自分の声を聞いたほうがいい。わたしは21歳で成功し映画に違和感はなかった。しかし女優をやる自信がもうないの。毎日1時間鏡に向かうのもだめ」デブラは引退後子育てと主婦業に専念し、社会的にはさまざまな奉仕活動で充実した日々を送っている。老いた男を主人公にした映画は撮られてきても(「人生の特別席」「アバウト・シュミット」「最高の人生の見つけ方」など)、老いた女を正面からとらえた映画はハリウッドであったか。あったけれどそれらはみなヨーロッパ映画だ。「デュラス/愛の最終章」のジャンヌ・モローがいる、「マリーゴールド・ホテル」のジュディ・デンチがいる、「ゴスフォード・パーク」のヘレン・ミレンがいる。カトリーヌ・ドヌーブの娘キアラ・マストロヤンニも取材を受けていたが平凡だった。映画が好きですきで、女優の「魔」になった母親の腹の座り方とは似ても似つかない。ハリウッドの60代といえばメリル・ストリープスーザン・サランドンシガニー・ウィーバージェシカ・ラングダイアン・キートングレン・クローズ…彼女らが徐々に固く閉じられていたドアを開きつつある。女優とは男のための装飾ではなく、女が一生を費やしてクリエイトするに足る職業であることを、彼女らは体現しつつある▼監督のロザンナだけど、今の人にはこういったほうがわかりやすいかな。「Lの世界」でシェーンの恋人になったハリウッド一のセレブな主婦役シェリーです。浮気なシェーンが初めてこの人といっしょに暮らしていきたいと熱愛する。シェーンよりかなり年上の彼女はでも現実がみえている。たかが美容師見習といっしょになっていまの身分を棄てる気はない。そんな世故長けた女であると同時に、シェーンの純粋な愛情に心洗われずにはおれない、繊細で複雑なセクシュアリティを、とんがった演技で演じました。あれれ、ロザンヌがカンヌ国際映画祭に出席したときのカメラに、ジェニファー・ビールスとハグしているのが映っていたよ。この2年後ジェニファーは「L」のベット役で、デビュー作「フラッシュ・ダンス」以来の成功を収めます。ゲイと老い。これまでハリウッドがダーティーな、あるいはマイノリティであるために取り上げる価値がないとしてきた愛の分野が、女優たちの未踏の新大陸として現れつつあります。現にあの俊敏なミヒャエル・ハネケが、老々介護をいう社会問題の最先端をとりあげながら「これは社会問題ではない。愛の物語だ」と自ら銘打って「愛の新分野」を示したじゃないですか。あの哲学的な風貌に目を奪われて、彼がなんでも難しい映画にすると思いがちだけど、彼のジャーナリスティックな「つかみ」の鋭さは超一級です。

http://womanlife.co.jp/topics/k-6749




同作品から15年経ってるけど、ハリウッドに変化見られるかね
何十年掛けようと、男性原理社会を打破するのは不可能だと思うよ
デブラ・ウィンガーに関して言うと
ちょうど40歳の年に第一線を退いた
経年劣化目立つ美人女優じゃないものの、あのダミ声だしね、役柄の選択肢減るはずだもの
1990年、35歳の時に出演した‘シェルタリング・スカイ’辺りまでが、全盛期であろう




出演者の一人であるマーサ・プリンプトン
キース・キャラディーンの娘、燃えよ!カンフーのデーヴィッドの姪、故リヴァー・フェニックスの彼女
20年くらい前かね、同性から枕営業迫られたと話した
ちなみに、ハリウッドに於いて、オナゴ同士に寛容な理由:「オトコ同士を隠蔽するため」
男の被る不利益を排除に役立つなら、ズーレーを認めるんだとよ
だもんで、ジョディ・フォスターさん現在、同性婚して幸福
映画の都ズーレー人口は知らんが、歴史は古い
風と共に去りぬの黒人乳母、あの肥えたオバちゃんが、両刀使いタルラー・バンクヘッドと出来てたんだわ
余計なお世話ながら、デブラ・ウィンガーにも、バイ?逸話が聞かれた




マーサのケースは珍しいだろうが
「一人で交渉したりしている娘に、映画プロデューサーが迫ったそうです
まだ、16歳そこらにですよ
以来、ワタシが同伴する事にしています」
ダイアン・レーンの父親の言葉であるが、リトル・ロマンス年代でさえ、おっさんに狙われるのは結構数いる




2014-03-27 19:25:17 アメブロ別荘 【人形の谷間は闇が深く底無し沼】

間に合うとして、アナタ、『枕営業』を念頭に置いてますか?
100人芸能界志願ギャルがいたら100人全員がやると決まってないものの
どの業界においてもオトコどもって狼なのよを覚えとかないと痛い目見る
モデルから女優に転身したファラ・フォーセット
モデルの仕事上がりに、一人の誘いを断ったら、その仕事自体がお蔵入りした
マリリン・モンロー曰く
「身体を売ってスターになろうとしたって、そうそう出来るもんじゃないわ
それよりもっともっと必要ななことがあるのよ
確かに、足しになるけどね」
( * マリリンは初めて良い仕事を得られた時
「これでもう、ナニもしなくていいのね」と安心した顔になったそうな)
シャロン・ストーンに至っては、「ナニでのし上がれるのは中くらいまでよ」
つまり、文字通り身体張ったって、売れないもんは売れないって意味
売れない組の末路、もはや堅気感覚を失ってるんで、大抵は夜の世界へ消える
売れたら売れたで、『枕営業』やった女優リストなんかに載ったりする覚悟要る
成功と挫折いずれにせよ、人生賭ける覚悟持たなければ、最初からお止しなさい
知恵袋質問者の場合、挑戦するとしたって、夢見る夢子さんの母親を黙らせる戦闘が先決ね

大学を出てニューヨークにやってきたアン(バーバラ・パーキンス)は、芸能周旋社に秘書として入社した。初仕事は大スターのヘレン(スーザン・ヘイワード)の契約をとることだったが、ヘレンは有望な新人ニーリー(パティ・デューク)を自分のショウから、はずすことを条件に承諾した。舞台でくわれるのを恐れたためである。その後ニーリーは、宣伝やメルの世話でテレビやナイトクラブに出演し、実力にみあう人気を得ていった。ニーリーと親しいグラマー女優のジェニファー(シャロン・テイト)はナイトクラブの歌手トニーと結婚した。ニーリーとメルも結婚したが急に大スターになったニーリーは、日ごとわがままになり、2人は離婚。彼女はデザイナーのテッドと再婚した。一方、アンは社長の補佐役をしているライオン・バークと肉体関係を持つようになった。アンの母親が急死し帰省した彼女をバークが追ってきた。芸能界から足をあらい一緒に田舎で暮らしたいと言ったが、アンは拒否。彼は故国イギリスへ帰っていった。その後アンはコマーシャル・ガールとなって売り出し、スポンサーとの関係もできたが、バークを思い切ることはできなかった。バークが再び芸能界に帰ってきた。再会した2人は海辺の家で生活を始めた。その頃ニーリーは酒と薬で身体をこわし精神病院に入院。ジェファーは不治の病で入院した夫トニーの入院費を得るために、パリへ行ってピンク映画に出演。だが帰国後病気になり、グラマー女優の生命ともいうべきバストを切りとらねばならなくなった。彼女は自殺した。一方、退院し芸能界に復帰したニーリーのマネージメントはバークが担当した。その頃すでに再婚した夫とも別れていた彼女はバークと関係を結んだ。そして自分の作品に出演する有望新人を、くわれるかもしれないという心配から、どんどん馘にした。かつて自分がそうされたように……。そのうえ、またしても睡眠薬と酒で身体をこわし、自分は大スターだと叫びながら、路上で倒れた。バークを失ったアンは、ひとり故郷に帰っていた。そこへバークが再び帰ってきた。しかし彼女は故郷の空気を吸いながら、当分ひとりでここにいたい、この土地が、自分は1番好きなのだと答えるのだった。

( Movie Walker:『哀愁の花びら』より引用 )

1967年のサイテー米国映画にして、原作もサイテー級通俗小説ではある
ただね…
ジェニファーは玉の輿に乗ったはずだが、夫は精神的欠陥持ちでね、彼の入院費得るため
パリへ行ってピンク映画に出演、何とかおカネ得るも
帰国後病気になり、グラマー女優の生命ともいうべきバストを切り取らねばならなくなり
薬過剰摂取か飛び降りか、記憶曖昧だけど(薬のせいではな~い)、命を断ってしまう
シャロン・テートが哀愁漂わせてさ、もお泣けるのよ
シャロン・テートいうたら何しろ…


1960年代にテレビの小シリーズに出演し、その後、映画に進出した。映画『吸血鬼』で共演したのが縁で1968年に映画監督のロマン・ポランスキーと結婚したが、翌1969年、狂信的カルト指導者チャールズ・マンソンの信奉者達の一人、スーザン・アトキンスら5人組によって、一緒にいた他の4名とともにロサンゼルスの自宅で殺害された。殺害当時彼女は妊娠8ヶ月であった。彼女は殺害の際に、子供がいるから助けてと哀願したというが、アトキンスらはナイフで16箇所を刺して殺害した。ポランスキーは、生まれることなく死んだわが子にテートと自らの父の名を取ってポール・リチャードと名付け、テートとともに埋葬した。

事件の10年後、彼女の母親ドリス・テートは殺害犯がカルト的信奉を得、仮釈放の可能性が生じたことを嫌悪し、殺害犯の釈放反対運動に参加した。彼女の運動は公の注目となり、州法修正システムへの批判は1982年のカリフォルニア州刑法修正に結びついた。これらの修正で犯罪被害者とその家族が、判決および仮釈放審問において陳述を行うことが可能となった。彼女は新法の下、娘の殺害犯チャールズ・マンソンの仮釈放審問において陳述を行った最初の人物となった。

テート殺害の主犯スーザン・アトキンスは、1971年に死刑判決が下ったが、カリフォルニア州の死刑一時撤廃に伴い、マンソンらとともに終身刑減刑され、2009年9月24日に同州の刑務所で脳腫瘍のため獄中死した。

Wikipedia:『シャロン・テート』より引用 )

事件の詳細は閲覧者各自で検索してくれ
綺麗なおねえさん大好きなmathichenさん、花粉症でもないのにもお涙止まらんもんで~
一言書くと、「この事件により、腐れヒッピー嫌いになった」

どうにか正気を戻し

洋の東西問わず、欲望、スキャンダル、愛憎劇が渦巻く芸能界
一度罠に落っこちると二度と這い上がれない覚悟持つ者だけが挑みましょうね




ちゃいますか???