まだまだ暑く、幽霊もいましばらく活動続けるものの
一応は初秋であり、徐々に、旅愁、哀愁、離愁が似合う季節へと向かう
旅愁、哀愁、離愁、これら全部、洋画の邦題ね
旅情、慕情、欲情などといい、日本の洋画配給会社って何とかの一つ覚えみたいに芸が無い
1979年と、スターウォーズ、未知との遭遇が登場した時代になっても、無芸邦題の追加されたぜ
悲愁
ハリウッドの伝説の大スター“フェドーラ”をめぐって、彼女をカムバックさせようとするプロデューサーなどの映画人を描くと共に、1人の神話化されたスターの悲劇を描く。製作・監督は「フロント・ページ」のビリー・ワイルダー。『悪を呼ぶ少年』などのミステリー小説で知られるトマス・トライオンの『夢の冠』(早川書房刊)を基に、ビリー・ワイルダーとI・A・L・ダイアモンドが脚色。撮影はゲリー・フィッシャー、音楽はミクロス・ローザが各々担当。出演はウィリアム・ホールデン、マルト・ケラー、ヒルデガード・ネフ、ハンス・ヤーライ、ホセ・フェラー、フランセス・スターンヘイゲン、マイケル・ヨーク、ヘンリー・フォンダなど。
( http://movie.walkerplus.com/mv7495/ )
往年の大女優を巡るビリー・ワイルダー映画といえば
主演のオファー
本作の主演である、サイレント時代の大女優ノーマ・デズモンド役については、「世間から忘れられたという事実を受け入れられず、およそ実現不可能だと思われるカムバックを夢見るスター気取りの中年女優」という役柄が忌避されてか、主演の女優選びは非常に難航した。
ワイルダーは最初に引退していたグレタ・ガルボにオファーをしたが、彼女は復帰にさして興味を示さなかった。次にメイ・ウエストを指名するが、「サイレント映画時代の大女優の役をするには自分は若すぎる」と断った。続いてメアリー・ピックフォードとポーラ・ネグリにもオファーするも、二人ともストーリーラインや役柄を嫌がり辞退。最後に伝説的なサイレント映画時代の大女優グロリア・スワンソンを、ワイルダー自身が説得することで何とか撮影にこぎつけることができた。当初スワンソンはあまりに大物過ぎて、ワイルダーたちも彼女がオファーに応じるとは思っていなかったという。
DVDの特典映像「メイキング・オブ・サンセット通り」でのスタッフや関係者の話によると、メイ・ウエストは脚本の書き直しを要求し、ポーラ・ネグリはポーランド訛りがひどく、メアリー・ピックフォードには断られたと回想している。
( Wikipedia:サンセット大通りより引用 )
JFKの父親の愛人、入江たか子の化け猫が尻尾巻いて逃げそうなほど怖過ぎる
引き受けた事は尊敬に値するわよ
「映画が小さくなったのよ!」「今じゃスターは存在しないわ!」
ノーマの台詞に、スワンソン自身、そしてワイルダーの(当時の)現代映画界への嫌味が込められたと見る
悲愁にも、ホールデンだっけ?誰か忘れた、似た台詞が聞かれた
「現代は、ヒゲ面のカメラ小僧に乗っ取られた」てな台詞よ
ジョージ・ルーカス、スティーヴン・スピルバーグが台頭した1970年代だからね
フェド-ラの神秘性、グレタ・ガルボをモデルにした?
ガルボと似た顔立ちのマルト・ケラーをフェドーラ役に起用してるから、ガルボかねぇと思っちまうとして
ネタバレするので、悲愁のストーリー引用は省いたけど
ノーマがまァ老醜を晒したと対照的に、フェドーラはまさかの展開を見せる
ハリウッドのスター・システムは一人の人間を歪めさせる
映画スターは映画を語らず、スターである自分を語り、独裁者のように振舞わせるまでに至らしめる
ノーマというスターに心酔し、偉大なスター神話を作り続けた執事マックスはフェドーラの傍らには存在しない
人を寄せつけず島で要塞のような守りの中で秘密のベールに包まれて暮らしている
女優と母親としての両立に悩む女優のロザンナ・アークエットが
34人もの女優たちと一対一あるいはホームパーティーの場で大いに語り合ったドキュメンタリー
「デブラ・ウィンガーを探して」(2002)を思い出した
「ハリウッドでは30歳を過ぎたら肩たたきよ」
「男性は靴の裏みたいな顔も渋いといわれ中年になっても主役をはれる」
「ヨーロッパでは年齢を経るにつれ女優としての値打ちも高くなるけれど
ハリウッドでは中年女優は用なしには驚いたわ」
「ハリウッドでは中年女性の映画がないのよ」
ハリウッドで生きる彼女たちが味わっている厳しい現実を垣間見た作品だった
映画スターは映画を語らず、スターである自分を語り、独裁者のように振舞わせるまでに至らしめる
ノーマというスターに心酔し、偉大なスター神話を作り続けた執事マックスはフェドーラの傍らには存在しない
人を寄せつけず島で要塞のような守りの中で秘密のベールに包まれて暮らしている
女優と母親としての両立に悩む女優のロザンナ・アークエットが
34人もの女優たちと一対一あるいはホームパーティーの場で大いに語り合ったドキュメンタリー
「デブラ・ウィンガーを探して」(2002)を思い出した
「ハリウッドでは30歳を過ぎたら肩たたきよ」
「男性は靴の裏みたいな顔も渋いといわれ中年になっても主役をはれる」
「ヨーロッパでは年齢を経るにつれ女優としての値打ちも高くなるけれど
ハリウッドでは中年女優は用なしには驚いたわ」
「ハリウッドでは中年女性の映画がないのよ」
ハリウッドで生きる彼女たちが味わっている厳しい現実を垣間見た作品だった
とある外部ブログ記事よりご推察を
女優も歌姫も年齢を重ねる毎に魅力増す欧州映画、また、オペラに慣れ親しむと、ハリウッドつまんねーもね
ノーマは狂気に陥りながらも一世一代の名演技を披露叶った分、フェドーラより幸運ね
フェドーラついでに
ウチら陽気なかしまし娘♪、やない、ミレッラ・フレーニ、当時58歳
長年、何を演じてもラ・ボエームの貧乏お針子ミミ止まりの評価に留まった
それが50歳前より、ロシア語で歌ったり、芸域を広げ、ロシア皇女貫禄十分にまで至った
スーパーモデル級美女歌手の何人が到達出来るだろね?