mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

To be, or not to be...Let it be.

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真夏にセーターとな?
物片付けてたら出て来たのよ
二昔ほど前、鬼婆仲間が編んでくれた




鬼婆仲間というのは、お坊っちゃま養護学校時代の、ごく近い母ちゃんどもを指す
何人いたか忘れたけど、2人、離婚母子家庭がいた




そのうちの1人がセーターを編んだ
旦那が糞で、プリんちゃん孕ませ、スッタモンダの挙げ句に離婚した
調停のたび、息子をウチの鬼婆が預かり、大抵は家裁の前に車を停め母ちゃんの帰りを待っていた
一度、汚宅に連れて来た事ある
ジミー大西を大柄にしたのが、可愛い顔してモクモクと素麺食べた
このジミー君、パニック持ちのため、一旦スイッチ切り替わるともお大変
・騒音被害を考慮すると、隣人は左右どちらか1軒に済ませたい
・スイッチ切り替わったジミー君が部屋飛び出す時、2階以上は飛び降りなど命に関わる
母ちゃんが離婚後の住まいに、団地1階角部屋しか探せなかった理由よ
母子とも、現在どうなってるのやら
慰謝料は何とかもぎ取ったものの少額だった糞親父に養育費なんて期待出来まい
ジミー君預けられる場所無いので、自宅で可能な洋裁や編み物で生計立てる事にした
生計ともかく、ジミー君存命中に母ちゃん非常事態を想像すると、真夏なのにセーター必要なほどゾゾゾ…




セーター母ちゃんと対照的なのが、もう1人の離婚母ちゃん
息子連れで離婚し、再婚して産まれた次男が障害児で、また離婚した
長男それなりに大きく、次男もパニック無縁タイプで取り扱い楽チン
こちらの母ちゃんは、洋裁+養護学校スクールバス添乗員で生計立てる事に
次男の卒業後も、「バスに乗せといたらエエがな」、学校の厚意に甘え、母子揃って出勤続けた
ある日、いつものように、騒々しい一団の乗降を終え、次男指定席を見ると…昇天していた
発作か何かで急遽具合悪くなり、あっという間に虹の橋を渡った模様
検死も異状無く、学校なんて校長以下全員揃って「親孝行な息子やのぉ」と実に前向きな結末を迎えられた
誰からも気づいて貰えないまま逝ったのは、親にとって心苦しい
しかしながら、「子供より一日でも、親が長生きする」、障害児持つ親の願いは叶った
病院施設でグズグズ延命治療されなくて、ホント助かったね

という事よ
ウチの鬼婆より年長母ちゃんだけど、元気にノビノビ余生送ってる次第





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障害者は無論、ジジババだって、↑のような部屋内で無期限になんて嫌ざんしょ






具合悪くなって3週間でのスピード解決とは、ジジィ褒めて遣わす




【割れ鍋に綴じ蓋】

アタシゃ、施設長に、「医療や介護って、虐待と紙一重で、ある意味、家族等の自己満足だよね」と聞いてみた
施設長は上述した通り現場経験値高いため、「晶子さんの仰る通りです」
「延命措置を選択するのは無論、ご家族さんの意思ですから、それを否定しません
でも、被介護者の生かされてる状態を多く見て来て、ご本人さんが少しでも楽に…を考えます
ボクが爺さん状態にあったら、はよ死なせてくれと思いますわ」

ぶっちゃけ、被介護者が可哀想云々を言うのは、現場を知らない外野の類という
自分は何もしないくせに、施設は姥捨て山だと言い張り、在宅介護無理なのに施設入所反対する輩の同類ね
要するに、家族等は、情に流されない判断を求められるという事よ

と書いたね
色変えて下線引いた太字部分、施設長の言葉に、アタシが補足するとだね
延命治療するか否かの判断難しい点として、「誰が判断行うか?」
子供が親あるいは祖父母を、もしくは、親や祖父母が子供を
つまり縦の関係ならば、外野の異論を押し切って、延命拒否しやすい
兄弟姉妹と横の関係同士でも、縦の関係者無ければ、兄に妹どうするかの決定権で外野を押し切れる
配偶者同士も、相手に身内無いような場合、横の関係に於ける決定権が当てはまる

ウチのように、保護者いるものの、姉に弟どうするかの決定権が困る

ツケ払うのは姉でも、保護者が嫌だとゴネれば、そちらの意思が優先されるためである




「入院したら100%胃痩を施されるので、絶対回避したい」
現在は点滴状態であるが、点滴と胃痩、これらは、全くの別物なのよ
点滴はあくまで、水分補給的役割、言わば一時しのぎ
胃痩は、絶食状態の栄養補給を、死ぬまで続ける
尊厳死を重視する福祉先進地域である北欧辺りでは、胃痩を虐待と見做し、実施してるのは日本くらいらしい
アタシ自身、お坊っちゃまの胃痩について、一日一回「それで良かったのか?」と考え込む
和歌山病院スタッフも、「食べる楽しみ無くなるのが辛いよね」と認めていた
生きてるのでなく、生かされてるという状態が、果たして幸せか?
ジジィ現状、ボケてないだけに、負担大きい点滴その他でメッチャ地獄を味わってる模様
いま以上に精神状態厳しくなる胃痩を無期限になんて絶対オススメ出来ない




50歳過ぎて「真の大人である必要は無い」と言うような奴を一網打尽にしたい
完全無欠を望まないけど、上の世代が無責任だと、その背中を見て育つ下の世代の精神年齢下がる
上下とも突如として人生がお花畑から無間地獄に変わる時が、アタシゃ楽しみね
そこまで楽しく過ごしたツケ払うんだから、非常事態時に悲劇の主人公ぶったりしないよう頭鍛えといてね




2007年8月も暑過ぎた
太陽ギラギラ照りつける中、発達障害児ショートステイ預けに来ていた母ちゃん、現在どうしてるんだろ
盆休みの介護施設ショートステイ予約争奪戦は熾烈だった
保育園落ちた日本シネどころじゃないよ
保育園は絶対必要な家庭を厳選すれば、少しは空きを作れよう
保育園落ちて子供の障害まで判明した、ジジババに応援頼もうにも、アラ嫌だ徘徊気味だわ
そんな家庭も参戦するのが、介護施設だからね