mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

美しく輝く故郷の欠片を、灰色の新天地で拾う道も

前記事の姉妹編よ




大阪で生まれた女 - BORO

元歌は、18番まである曲ですね。
東京へ駆け落ちしたものの 夢が叶わず また大阪に戻ってくるというせつない物語。
1970年代の、、、。 今度、「19~21番目が追加された」と聞いたが・・・?

大阪で生まれた女 フルバージョン

東京で生まれた男素敵やないか




http://video.search.yahoo.co.jp/search?rkf=2&ei=UTF-8&dd=1&p=%E5%A4%A7%E9%98%AA%E3%81%A7%E7%94%9F%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%A5%B3
多くの歌手にカヴァーされてるよね
個人的には、女が歌うのは好きになれんわ
この曲の主人公の女性にモデルは無い
BOROが考える理想の女性像を基にイメージを膨らませた架空の存在である
さそり座の女は、化粧と中身はオバちゃんやけど一応はオッサンである美川憲一やからエエのよ
男歌を女が、女歌を男がの、歌謡曲や演歌と同じ情緒を感じるいうこっちゃ




なお、2003年9月10日には、♪大阪で生まれた男(阪神タイガース承認の同球団応援歌)が発売された
ダメ虎のくせに商魂たくましいのぉ
2003年は優勝したいうたかて、その前の年、甲子園でみみっちい真似したん忘れたんかい
気の利かんヤクルトのせいで、巨人が、サヨナラ負けしての優勝決めたわな
アホクサ思うたけど、それ以上に、♪六甲おろしをマッタリ歌って、宿敵の胴上げ遅らせるとは女々し過ぎる
同じ黄色でも、BVBが本拠地でバイエルン優勝を目の当たりにしたら暴れる、それが男いうもんや
てか、阪神の神は神戸の神、基本は阪神間の球団やろ、大阪限定ちゃうっちゅうねん~




1985年のバックスクリーン3連発を現場で目撃は遠い昔(岡田のは、ホンマにホームランか怪しい???)
悪態ついてスッキリした所で




旧堺東Margaritaの閑古鳥舞う夜は大抵、哲平ちゃんと暇潰しにYouTube散策したもんだ
♪大阪で生まれた女をかけた時
「おねーさん、この歌、1番と2番でガラリ変わるのが凄いよね
1番では、大阪の街よう捨てん、東京へはようついていかん
2番では、大阪の街を出よう、あなたについていこうと決めた
どーなってんの!?」



この曲はある男と女が高校時代を共に過ごし、夢を抱いて東京に出た男を女が追いかけてついていくが最後は別れてしまい、男はそれぞれの幸せをつかむという物語を叙情的に詠ったものです。歌詞から察すると全共闘世代の学生の暮らしが垣間見える。
実はこの曲は歌詞が18番まであり、まともに歌うと33分もかかるらしい。二人の男と女の物語は1番から16番までで、17番と18番はBOROの人生観を語っている。当時シングルレコードにされたものは4番と6番を中心に構成されている。

http://www.geocities.jp/scubadive21/sub/ohanasi/boro.htm )
若さの成せるワザやろ
BOROが考える理想の女性像が、元を辿れば、男に尽くすタイプやったいうか




若いカップルいうても、高校卒業してすぐ駆け落ちしたんやない
踊り疲れたディスコの帰り、これで青春も終わりかなとつぶやくねんから
夢を追おうと意気込む男というが、もう20何歳になってたはずや

(10番)
今日 西口のロータリーでのもめごと
警官が学生を追いかけてた
生きることに必死の二人は
馬鹿げたことだと思えた

西口は、池袋駅西口を指す
立教大近くの部屋に住んでいた時期もあった
生活に必死いうのは、学生街に部屋を借りざる得ないほど貧しかったわけよ




彼らの関係がどのくらい続いたかわからないものの
彼女の親からの「とにかく帰って来い」の手紙が届く事から
「エエ年していつまでフラフラ…行かず後家になってしもたら、孫の顔見られへんがな」
と親父がやきもきするほど、長期間続き、男女ともそう若いと言えない年齢に達していたと思う
んで

(13番)
なすすべもなく眠る人よ
あなたの夢は終わりじゃない
現実にくずれ去ることよりも
現実を生きてほしい
大阪で生まれた女が今日
東京を一人出て行く
大阪で生まれた女が今日
生まれた街へと帰って行く

根っこでは、男追っかけってた当時と変わらず、東京に未練は持ってたろう
女の方が現実的に出来てるものよ




結果

(14番)
やがて愛する子供が出来
あの青春を思い出す
やがて愛する子供が出来ても
あの日々は消えない
大阪はめまぐるしく変わって行く
時代を創る人達の手で
大阪を変えていく時代の中で
あなたのうわさを聞くことがある

(16番)
最後の手紙
夢をつかんだ人へおめでとう
大阪で生まれた女より
大阪で生まれた女より

(19番)
構想で騒がしい上六あたりを
娘の家族と歩いていた
この娘(こ)がまだ若い頃に
夢を語って歩いた道

(20番)
悲しみを乗り越えるのは笑うことやね
そやから うちらは よう笑うたね
あの人が逝かはってから私もだいぶ
無口になったね

(21番)
古い話を聞かせてカンニン
アンタらは私の誇りやからね
私の肩をたたいてくれる
小さなゲンコツも誇りやで
大阪で生まれた女やさかい
オバちゃんなっても昔のままや
大阪で生まれた女やさかい
自分は歳とらんと思い込んでる
はしゃぐアンタらと何も変わらへん
それが!大阪で生まれた女

幸福掴むも、見た目は現在、BOROBORO婆ってオチやんけ
彼の方は、東京に残り、ささやかながら成功を手に入れた
彼女と別れた事が、奮起を促したのかも
そう考えると、映画‘ニュー・シネマ・パラダイス’のトトとエレナみたいなもんやね
最初の劇場公開版では、エレナは若いままに終わるのに対し
ディレクターズカット版では、中年の姿で登場するを思い出せ
エレナがトトに、「別れて正解」という風に言う
トトが挫折感を抱いてなければ、奮起出来る何かを持ってなければ
シチリアの田舎少年が、大都会ローマで映画監督として成功果たせたか?




別れなくたって、ソコソコ落ち着いた別の未来があった可能性は考えられる
彼女が帰郷したのはあくまで一つの道に過ぎない
何が何でも大阪に拘り続けたわけやなく、大阪で生まれ東京に根付く女となったかも知れない
現実に、江戸っ子亭主と東京で仲良く暮らす浪花女房おるよ
BOROが、手鍋下げてもの古風なオナゴを理想とするならば
♪大阪で生まれた女を、「やっぱ地元が一番や」的な発想で聴くのはアカンと思うわ
何処の生まれでもね




(おまけ)



悔しいけど。やはりこいつは相当上手い。
味があるのではなく。それが濃い。
そして彼女が演歌に逃げないのも嫌いになれない理由のひとつだ。
女でやったら、内藤やす子やで
ちな、アタシゃ、演歌も割と好き



巨人師匠こんな上手かったんかいな!
五木ひろしより上手かったとは!