mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

Erlösung dem Erlöser...Mitleid und Harmonie !(救済には、同情と調和)

午前5時にPCのフタを開き、3時間かけて画像編集する暇人約1名
その後、3時間かけて更新すると来るから、誰か肩コリ救済を!




バイロイト音楽祭2016
舞台神聖祭典劇「パルシファル」(0:03:30~4:20:00)

<出 演>
パルシファル:クラウス・フロリアン・フォークト
アンフォルタス:ライアン・マッキニー
クリングゾル:ゲルト・グロホウスキ
クンドリ:エレーナ・パンクラートヴァ ほか

<合 唱>バイロイト祝祭合唱団
管弦楽バイロイト祝祭管弦楽団
<指 揮>ハルトムート・ヘンヒェン

<演 出>ウヴェ・エリック・ラウフェンベルク

<字 幕>武石みどり

収録:2016年7月25日 バイロイト祝祭劇場(ドイツ)

http://www4.nhk.or.jp/premium/
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‘Bayreuther Festspiele: Parsifal unter Hartmut Haenchen’
https://www.youtube.com/watch?v=tZc7ZPOmmrY

全幕撮る元気無い
第三幕、聖金曜日の音楽辺りから最後までだけよ




今年のバイロイト音楽祭はセキュリティ面で厳しかったとの事
欧州で頻発する過激派組織「イスラム国」(IS)関連のテロの矛先が
作曲家、リヒャルト・ワーグナーの楽劇を上演するバイロイト音楽祭に向けられる恐れは極めて高いとの予想
「傘や飲み物等すべて持ち込み禁止、チケット以外に顔写真付きの身分証明書を携行」の厳戒体制が敷かれ
公演が行われる祝祭劇場へ向かう正面大通りは人も車も進入禁止となり、観客は大きく迂回した
急遽設けられた荷物預かり所からパーティーバッグ以外何も持たずに劇場まで200mほど歩いて入る羽目に
結局、傘はクロークに預ける事を許されたが、一部の人は華やかなドレスが雨に濡れる損害を被った
「過剰警備だ」と不満の声が広がったが、音楽祭総裁カタリーナ・ワーグナーは「警察の指示に従った」
連日、私服警官を含む多数の警官が投入され、セキュリティ対策費は総額2億円だとさ




そんな中、肝心要の音楽祭といえば
『ネルソンス降板劇の舞台裏は… バイロイト音楽祭2016リポート(上)』
http://mainichi.jp/classic/articles/20160906/org/00m/200/001000d
「ヘンヒェンさん、日本では確かに地味な存在ながら
アナタほどの大指揮者が、急な代役受けられるほど暇なんかい」

ティーレマンよ、音楽界に一体、何人の敵を持ってるのさ
昨年のバイロイトでは、キリル・ペトレンコと場外乱闘を演じたわな」

指揮者交代を聞いた第一印象として書いたよね
音楽監督を務めるティーレマンを筆頭に音楽祭幹部たちからいろいろと「助言」され
嫌気がさした若きネルソンスが怒りに任せて予告無しにバイロイトを去ってしまった、というのが真相らしい
…だとすりゃ、新時代どうのとブチ上げた所で、音楽祭体質は古臭くウゼ~ままってかい
カタリーナが、昭和脳を否定する女子大生社長程度に見えて来るぞ
「昭和に欠点多かったのは確かだが、一長一短で、平成が何事も進化してるなどと言い切れない
自分の育った平成基準だけで何もかも推し量る賢しらぶった因業小娘如きが生意気言うんじゃねーよ
『平成も必ず、次の元号人種から古臭いガラクタと見られる』、カネ稼ぐより学生の本分である勉強しとけ」
…トップの立場って大体、女の方が融通利かないもんだからね
温故知新という単語覚えて来いとツッコミ入れといて
ま、70歳過ぎたヘンヒェンが安定の指揮を示したから、カタリーナは感謝を捧げながら土下座しとけとも説教しとく
ヘンヒェンこそ、高い評価貰えなければ、「救済者に、救済を!」じゃん




んで、パルシファルの新演出はといえば
当初、演出に予定されていたドイツの現代アーティスト、ヨナタン・メーゼが2014年末に降板し
わずか1年余りの準備期間にもかかわらず、ウーヴェ・エリック・ラウフェンベルクが大役を引き受けた
一見、いま、世界中で勃興するテロリズムの背景となっているイスラム教とキリスト教の対立を描いたかのような刺激的な読み替えの設定で、宗教からの脱出を描く?
パルシファルがアンフォルタスから聖杯王を引き継がず、そして誰もいなくなった舞台だもんね
わかったような、わからんような(単にアタシの頭が追いつかないとは言うてくれるな)
‘Richard Wagner: Parsifal (Bayreuth Festival 2012) ’
https://www.youtube.com/watch?v=bTaQu7ivsRM
前のシュテファン ・ヘアハイム演出よりは抵抗無い




昨年の新演出、トリスタンとイゾルデ同様
歌手陣は頭抜けた存在いない代わり、出来の凸凹も見られず良かったんじゃないの
http://blogs.yahoo.co.jp/borussiamagdala/33805970.html
題名役を歌うフォークト、相変わらずアタシと相性悪い公家さんのノッペラ顔的な声ながら
聖なる愚か者には打ってつけなのやら、いつもほど気にならず、いいね!評価しとく
グルネマンツを歌うゲオルク・ツェッペンフェルトいうたら
昨年、Liebestod歌い終わったイゾルデの腕を引っ張り、舞台奥へ消えて行ったマルケ王を見てワロタ
バリトン役歌えるんじゃない?と思う声質とあって、個人的には違和感受ける
この役は前の演出で歌った、もっとドス利いた韓国の雄クヮンチュル・ユンが好きだ
クンドリを歌うエレーナ・パンクラートヴァに関しては、パスさせて~
この役はもお、美女ヴァルトラウト・マイアーおねえさんの呪縛から逃れられな~いの
百歩譲っても、一昨年の新国立劇場で聴いたエヴェリン・ヘルリツィウスが納得行くんだわ
ヘルリツィウスって童顔で小柄なので、サロメエレクトラといった、子供に近く、人間離れした役が似合う
ワーグナーなら、笑えるが泣けない、何百年も呪われたクンドリが一番適役と思うのよね




クンドリはラウフェンベルク演出では、とてつもない婆と化してるけど
弟子イスカリオテのユダ君の裏切りを受け、ゴルゴタの丘へ向かうイエス師匠を見て笑ったんでしょ
千年ほど生きてる計算よ
昔々、ワルツ堂堂島店映像担当と話した、「実年齢映す鏡あれば、即死出来るわな」を思い出した
口の上の黒子を見て、「アタシと同じ位置やん」に即死しかけたを追記しといて




来年2017年の新演出は
ニュルンベルクのマイスタージンガー
指 揮 : フィリップ・ジョルダン
演 出 : バリー・コスキー
出演歌手:
ハンス・ザックス: ミヒャエル・ヴォッレ
ヴァイト・ポーグナー: ギュンター・グロイスベック
クルツ・フォーゲルゲザング: タンゼル・アクゼイベック
コンラート・ナハティガル: アルミン・コラーチュク
ジンクトゥス・ベックメッサーヨハネス・マルタン・クレンツレ
フリッツ・コートナー: ダニエル・シュムッツハルト
バルタザール・ツォルン: パウル・カウフマン
ウールリッヒ・アイスリンガー: クリストファー・カプラン
アウグスティン・モーザー: ステファン・ハイバッハ
ヘルマン・オルテル: ライムント・ノルテ
ハンス・シュヴァルツ: 未定
ハンス・フォルツ: ティモ・リーホネン
エヴァ: アンネ・シュヴァーネヴィルムス
マグダレーネ: ヴィーブケ・レームクール
ヴァルター: クラウス・フローリアン・フォークト
ダーヴィト: ダニエル・ベーレ
夜番: 未定
という記事を読んだ(速報版なので変更あるかも)
シュヴァーネヴィルムスは、1990年代アルフレート・キルヒナー演出、ワルキューレと神々の黄昏以来となる
アタシの1個下とあって、50歳のオバちゃんによる18歳くらいの小娘エヴァちゃん面白や
メゾ出身で重心低い声質が、フォークトと釣り合うのか興味ある




なお、マイスタージンガーよりも、2018年のローエングリンがもっと興味深い


アンナ・ネトレプコが、エルザ姫を歌うんだよ♪☆
2018年にバイロイト登場するニュースは、2014年の英国Opera誌で知った
2010年初演の鼠園もどき演出に起用ではと言われたが
40歳前よりは50歳前が、声の成熟に差が出るので、47歳を迎える2018年で正解よ
露西亜美女すぐ太る弱点には目をを瞑って、円熟期だもの
ドレスデンで指揮したティーレマンと喧嘩して敵に回さなけりゃ、アンナちゃん安泰ね




問題は、白鳥の騎士だ

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外野が五月蝿いので、2014年、Facebookで公式にアナウンスしたロベルト・アラーニャ
ヴェルディの超重たいオテロ歌ってるし、2018年には55歳と大ヴェテランだし
でも、ワーグナー歌う顔か?足短いぞ??テルラムント伯爵歌手よかチビの可能性あるがな???
ワーグナーに注ぐ時間とエネルギーがあるのであれば
アラーニャにしか歌えないフランスオペラを一つでも多く歌って欲しいというのが正直な気持ちです」
ファンの声わかる気がする
ま、お好きにしたら~
小柄で短足スワンナイトに野次馬的興味あるし、同じ黒髪美女=元嫁と共演させろとも
アンジェラ・ゲオルギューは昔から、サロメに関心持ってるのよ
歌うかは別問題として、歌えるのであれば、意外と難役であるエルザも歌える力量持つを意味する
元夫婦が、婚礼の夜の場面でギャ~ギャ~やり合う、それを観てみたいの、アタシだけじゃないと信じたい




ローエングリン予定見ても、カタリーナ体制音楽祭も結局
METのような大劇場で歌うスター歌手起用なんて、ワーグナー狂以外を取り込みたい魂胆としか思えず
とどのつまり、商業主義に走るのかいの嫌味言いたくなる、そういうオチ…