mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

ワーグナー観劇には長丁場など何かと観念が求められる

人間、誰しも老いるものの、ボケるのだけは嫌だわね
ボケは自分が正常と考えており、お花畑で暮らせるのはある意味、幸福と言えよう
ボケを取り巻く環境が、鬼ごっこしたり素寒貧になったりの悪夢じゃん




認知症絡みで亡くなったと聞いて、ついつい…

73歳BBAが、もうすぐ17歳♪と歌い踊る
思わず想像してしもたがな

なお、演じたチャーミアン・カーは撮影当時、21歳であった
「このまま芸能界に入ります♪結婚しません☆」
と言った2年後に結婚し、後年、「そんなコト言ったかしら~」とボケかまし

BETTE DAVIS SINGS "I've Written A Letter To Daddy" from "Whatever Happened To Baby Jane?"
オスカー女優なのに仕事無かった、いま思えば若かった54歳が迫真の演技を見せた
見事なボケっぷりと比較したせい




どっちかと言えば、リーズルの弟フリードリッヒを演じたニコラス・ハモンドの現在を想像するのが怖い
今年66歳と比較的若いけど、この年代も最近アブナイもんで
Spider-Man (1977)
壁をスルスルやろうとして…




トラップ大佐とドレミおばさんは両方80歳を過ぎて、頭ピンシャン元気を見てわかるように
ジジババでも超のつく高齢世代、戦前生まれの戦中育ちや100歳超えが意外と、簡単にゃ逝かない
粗食慣れしており、ヘルシーを志向しなくたって清浄な身体を持つため
ボケてもそれなりに、首から下はマクド育ち世代なんかと対照的に頑丈に出来ていたりする
弱っちい組は既に淘汰されてるという声を考えると、そりゃ少子高齢化進むはずだわ




サウンド・オブ・ミュージック’が公開されたのは1965年、半世紀前という太古の話
この時代に15~25歳くらいまでの青春期送った1940年代生まれは2016年現在、上が76歳、下が67歳
当時の出演者や観客に認知症世代が登場したって自然であるはず
人間早けりゃ40歳過ぎから訃報ポツポツなので、70歳くらいでの昇天に驚かなくなった
ものの、男前の訃報を聞くと、やっぱ悲しい。・゚・(ノД`)・゚・。





ワーグナー♪神々の黄昏第二幕第一場
ハーゲンの前にアルベリヒが現れる
アルベリヒはハーゲンに指環の奪還を誓うよう求めるが、ハーゲンは心配無用だと答える
この場面、アルベリヒは実際にギービヒ家を訪れず、ハーゲンの夢と解釈出来るような?
夢、現実のどちらにせよ、父と息子の間に長年積もり積もった不信と憎悪は伝わって来る
ハーゲンが、異父兄姉グンターとグートルーネに頼られるも、豪族ギービヒ家とは血縁持たないを考えてみよ
豪族の後家さんが金銀財宝に釣られる格好で、人間ではないニーベルング族と関係を持った
そのような関係から誕生してみ、早老病的な面も抱えてりゃ、息子は親を憎むに決まってるでしょ
父は父で息子の感情を察知するから、「裏切るなよ」と念を押さずにいられないわけだ




しかしマァ何ですね~
眼鏡取ると、韓国男子特有のカワイイお目々が現れるフィリップ・カンも可愛いけど
ギュンター・フォン・カンネンも、顔は厳つい割に目はカワイイね


気の強いイタリアねーちゃんに振り回されるアルジェの総督ムスタファが似合い過ぎる




Günter von Kannen
* 22.03.1940 in Rheydt
† 29.07.2016 in Karlsruhe
http://www.bayreuther-festspiele.de/fsdb_en/personen/166/index.htm
まだ、76歳じゃん(後期高齢者には違いないけど)




1997年、♪パルジファル(ベリリン・シュターツカペレ)
2002年、♪ラインの黄金ベルリン国立歌劇場
どちらでサイン貰ったか思い出せず調べたら


イメージ 1

1997年の方だった
NHKホール楽屋口でのサイン会、椅子に座ったままながら、アタシゃ「何食ったら、こんだけデカクなれるんだ」
森で熊に出会った心境に陥り、死んだフリしかけたものの、「でも、男前だね」と感動したのも事実よ




亡くなって寂しいわ~




ハリー・クプファー演出♪ニーベルグの指環DVDは、バイロイト版とベルリン版のどちらも持ってる
久々に観よかしらん
YouTubeバイロイト版、いわゆる『チェルノブイリ・リング』がいいかしらね
ラインの黄金では、最初の音が鳴る前に、黙劇が見られる
煙が立ち込める穴凹を見つめる人々
「あれは思うに、パトリス・シェロー演出指環幕切れから、新たに物語が繰り返される」という解釈がある
シェロー演出から続くは置いといて、舞台上に、アルベリヒが寝てるのが気になる
♪神々の黄昏幕切れも興味深い
アルベリヒは普通、指輪奪還したラインの乙女たちを追ってライン河に消えるけど
クプファー舞台では、最後まで残るんだよ
最初の黙劇と合わせると、「指環全体、アルベリヒの夢ですかい」?
クプファーが何しろ、♪さまよえるオランダ人を、全編ゼンタの妄想劇にした実績持つからね




指環は、四部作のどれか単独でも、当所記事並みに長い
全部観る自信が怪しい
取り敢えず、♪ジークフリート第二幕、ミ-メとの兄弟喧嘩が面白いので、観ていい?
…アタシがジークフリート聴いたら間違いなく地震起きるジンクス健在のため、世俗の皆様に確認しといて
Wieland Wagner probt den Ring 1965 - Das Rheingold
太古のグスタフ・ナイトリンガー以降、カンネンが、アルベリヒ歌手として最高級だもの
世俗の皆様、何が起きてもカンネンしてよ