mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

道を踏み外したが、「あんさん、好きなようにしなはれ!」

相変わらずYahoo!本館更新意欲減退中だけど
50歳の割にサイコー級記憶力が五里霧中になる前に、思い出したが吉日の備忘録をば
アマノジャクの証明も兼ねる




【冬枯れの後には新たなる春の声が鳴り響く】(2015年12月12日)

シェリル・ミルンズって、レコ芸の爺さん評論家から褒められた試しあったっけ?
真面目な話
共演したルチアーノ・パヴァロッティモンセラート・カバリエ褒め倒して、天敵を貶めるてな陰険なイジメ方とか
爺さんの天敵扱い歌手の専属レーベルでは、うっかり天敵の新録音出せなかったってよ
40何年か前の、ミルンズと父娘演じた天敵の録音評、それも爺さんの悪態ダブル効果に決まってる
(上の行で、爺さんから見て悪魔め鬼めが誰か、トシヨリにはすぐわかるに決まってる)

評論家なんて、日本のレコード会社から送られて来る無料盤ばっかりで、自腹切らん輩が大半だしな
(自腹切る評論家何人か知ってるけど、皆、地味で、多少のヨイショはしながらも太鼓持ちは恥とする)
某部門の評論家ともども、老害甚だしい、トットと引退しやがれ、マトモな耳持つ者なら誰も困らんわ
爺さんが音楽に於けるNemico della patriaじゃ
( * Nemico della patriaとは、「国の敵」「国を裏切るもの」というような意味)
てか、オペラ部門、新作少ないから開店休業、実質的な引退ザマミロ

ある人物が嫌いなら嫌いで、そりゃ好きにしたらいい
全く箸にも棒にもかからないヘッポコが、何十年も第一線で活躍出来るか?
(ニッポンの評論家各位には、何かズルして怪しいのおるけど)
祭囃子マスメディアがどんなに笛太鼓鳴らしたとて、効果は精々、モデルばり美貌が経年劣化迎えるまでよ
欠点の中に一つでも取り柄見られるならば、そこは褒めておやりなさい
私情炸裂させて許されるのは、居酒屋やブログの素人評論家とか、悪態で収入得るわけじゃない連中ですよ
評論により身過ぎ世過ぎの収入、そして社会的地位を得るプロなら、哀愁ならぬ老醜の自覚をお願い致します





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ジョーン・サザーランド(Joan Sutherland, 1926年11月7日 - 2010年10月10日)
詳細は大賢者Wikipedia様を参照しとくなはれ
1952年に♪魔笛の第一の侍女役でROH(英国ロイヤル・オペラ)でのデビューを飾り
1990年にROHで行なわれたニューイヤーズ・オペラ、♪こうもりにゲスト出演し、引退の挨拶を行った




レコ芸の爺さん評論家から褒められた試しあったっけ?
こうもりで共演したというよりお供に引き連れたメゾ・ソプラノ歌手マリリン・ホーンもだ
ある歌手を褒めるために、サザーランドやホーンを引き合いに出して貶める格好が多かったんだもの


1975年のMET、世俗に忘れられてるニューヨーク・メトロポリタン歌劇場初来日公演の、♪椿姫第一幕より
爺さん評論家が聴いたか知らんが、聴いてたら酷評したに今夜の飯代を賭けてもいい




魔笛のパミーナ、♪魔弾の射手のアガーテ、♪ニュルンベルクのマイスタージンガーのエーファなど
1950年代には、ドイツ系のドラマティックな役柄をこなしていた
彼女の歌手としての運命を変えたのは、4歳年下の夫リチャード・ボニング
同じオ-ストラリア人で、やはり同じ王立音楽大学出身の指揮者であるが
1950年代当時の指揮者の主流とは独自に、ベルカント・オペラの研究やその再現に意欲を燃やし
サザーランドが単なるドラマティック・ソプラノではない事を見抜き
ベルカント・ソプラノとしての素質を持っているので転向するように説得し、サザーランドも応じた
最初に世間の注目を受けたのは1959年、ROHで上演されたドニゼッティの♪ランメルモールのルチア
高音域から低音域まで力強く、かつムラの無い美声で困難な装飾歌唱を軽々と歌い切る
それ故に、サザーランド同郷の先人になぞらえて「ネリー・メルバの再来」と謳われた
絶頂期に於けるサザーランドは3点ホ(E)音に至る音域を有し
かつ高音域から低音域までムラ無くフォルムを崩す事の無い強靭な声を駆使し
ボニングやホーンとトリオを組んで、埋もれたベルカント・オペラの復活上演を立て続けに成功させていった
イタリアではLa Stupenda「とてつもない声を持つ女」)と賞賛され
サザーランドによって「キング・オブ・ハイC」ことルチアーノ・パヴァロッティが見出される事になる




爺さん評論家がサザーランドについて唯一マトモな事言ったを備忘録すると、「声の纏足」
中国四千年の歴史に基づく纏足あるね
サザーランドは上の画像を見てわかるように、アゴの張った大柄なオバちゃん
ワーグナーヴェルディのドラマティックな役柄が楽勝の声質であり
マリア・カラスが野太い大声のまま装飾歌唱をこなしたとは異なり、サザーランドは大声抑えての歌唱であった
口元スボメ気味で歌う姿を見たらよくわかるよ
Dame Joan Sutherland. In questa reggia. Turandot. Giacomo Puccini.
イギリスの植民地主義を称えるなど、英国王室の熱烈な支持者で、王室からDameの称号も得たと説明して
録音用とは申せ、ワーグナー系も歌う超重たいトゥーランドット歌うに何の違和感が?
上顎と下顎を両手でグワッと広げて怒鳴り声上げさせたいと何度思ったやら
https://www.youtube.com/results?search_query=joan+sutherland+wagner
ワーグナー歌唱も部分的に録音を遺しているが
透明感持つ声質だからワーグナーの3E(エーファ、エリーザベト、エルザ)は無論、ゼンタやイゾルデも
ボニング殴ってでも本格的なワーグナー舞台を実現させる物好きおらんかったのかと残念至極でやんす




纏足ならぬ蛇足ながら





German countertenor Jochen Kowalski singing Prince Orlofsky's couplet Ich Lade Gern Mir Gäste Ein from Johann Strauss II's 1874 operetta Die Fledermaus. Video taken from the AIDS Benefit concert given at the Deutsche Oper, Berlin in November 1995 conduced by Lawrence Foster. In this operetta, the role of Orlofsky was originally intended as a trouser role for a female mezzo or contralto. Today, some of the top-notch countertenors are making it their own as well.

 


ドイツのカウンターテナー、ヨッヘン・コヴァルスキー
こうもりのオルロフスキー公爵が当たり役としていた
1994年ウィーン国立歌劇場日本公演、1999年ウィーン・フォルクスオーパー日本公演にも参加し
サザーランドのROH公演でも、英語上演だったけど歌った
見つからないROH映像には、「執事なんて階段の上り下りする仕事じゃないか」みたいな台詞があって
上階と下階を示す腕の動きが何故か反対なのが、いまだ気になる(四半世紀前に買ったLDもう持ってないのよ)




コヴァルスキー演じるオルロフスキー公爵以上に何が笑えるかというと
日本の音楽雑誌インタヴューで、「これでも昔は、ワーグナー歌手に憧れてたんですわ~」
…コヴァルスキーといい、サザーランドといい、何か世の中上手く行かないもんだと思うのアタシだけ?




記事題名は、La TraviataとChacun À Son Goûtを和訳すればわかる