mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

太陽が暗闇もいっぱい知っている

太陽がギラギラ照りつける夏を迎えたわね
人の世の逢魔時の季節を迎えたとも言えるわね




映画評論家荻昌弘は、父親からの多額の謝礼を当てにしてやってきたトムとその彼を見下し軽蔑するフィリップ、普通の青年二人が金を挟んで出会うことになった、ただそれだけのことでのっぴきならない形で犯罪を生み出す構図でこの二人をピタッと設定したことがこの映画の成功であった、と評している。そしてルネ・クレマン監督が全編イタリアを舞台にして画面を明るくきらびやかにして熱く輝かせ、逆に人間の心の奥の深淵に潜む暗さを対比させ、「白昼の明るさの中での黒い恐怖」というモチーフが「太陽がいっぱい」を支配していると述べている。原作にあるアメリカでトムが父親の大富豪から依頼を受ける話が省略されているのはこのためである。

Wikipedia太陽がいっぱい[映画]より引用 )





完全犯罪とは
・犯行が露見しない
・被害者が見つからない
・加害者が判明しない
・証拠が見つからない
・トリック(犯行の手法)が見破られない
・法的に裁かれない(法の目をすり抜ける…など)
・加害者が捕まらない(時効まで逃げ切る、捜査範囲外への逃亡、天寿を全うする、責任能力無い状態…など)
犯罪者にとっては
・時効が成立する
・裁判で無罪判決が確定する
・全くの別人が犯人として有罪判決が確定する(冤罪)
しかし、刑罰を受ける恐れが無くなっても、犯人視される事で社会的な地位・名声・信用などを失う事があるため真の完全犯罪を狙うのであれば、半永久的なものでなければならない
一部の人間を殺害・隔離・共犯にさせるなどをして社会全体に露見しない場合
別の一部の人間に犯行が露見しても完全犯罪に含める場合もある




個人的には、「いわゆる未解決事件もまた、完全犯罪に含まれるんちゃうか」
意味怖、じわ怖、洒落怖が大好きなmathichenさん、未解決事件も大好きと来る悪趣味の塊
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%9C%AA%E8%A7%A3%E6%B1%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6&aq=-1&oq=&ei=UTF-8&fr=mozff&x=wrt
とりわけ、海外より陰湿さを感じる日本未解決事件を好む
未解決事件の多くに、どー言うか…「実は解決しているのに、公的な解決を迎えない点」が見て取れるからよ
冤罪の仮定に立つと、名張毒ぶどう酒事件、あれ、先日亡くなった被告以外には解決済みと思う
地域の事情などを考えてみれば、全く見当もつかない性質の事件じゃなく、お手打ち式の匂いプンプンする
また、これも一応は公的な解決済みのプチエンジェル事件
遺書も無く犯人が自ら命を断ち犯行の動機はわかっていない=大本営発表
Wikipedia、現在は存在するけど、過去何度削除されたっけ??
警察が大量の証拠入手するも、闇が深過ぎて(URLペタリもしたくない)、誰も手を出せない???




状況証拠や物的証拠が目の前にドンと置かれる故に、却って真実見えなくなる事もあると思うのよ
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%B8%89%E5%A4%A7%E7%A5%9E%E9%9A%A0%E3%81%97&aq=-1&oq=&ei=UTF-8&fr=mozff&x=wrt
神隠し、それはアタシゃ肯定派
神隠しというのは人の存在が消えるからこそ神隠しであるものの
時空の歪みに吸い込まれちゃう感じの実話知ってる←アタシゃ、ナニモノ!?
ただ、大半は、実は北朝鮮へ…といったような、人為的な内容が真相と見る
『日本三大神隠し』を代表とする失踪事件だって、さて?ハテ?
なお、神隠しか人為的かを問わず、人間が40秒でドロンと姿消えるなど朝飯前の話
見渡す限り田んぼだらけ、隠れる場所も何も無い田舎の一本道にいた女の子が
祖母ちゃんが人と挨拶と立ち話する間に、影も形も無くなった話あるが
車の往来ある場所だと、「お嬢ちゃん、ちょっと…」とオイデオイデ、間髪入れず車に押し込めるので
40秒なんて、台所でスーパーの弁当温めればわかるけど意外と長い時間だ、楽勝である




「洋子の話は信じるな」
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E5%B5%90%E7%9C%9F%E7%94%B1%E7%BE%8E%E3%81%95%E3%82%93%E5%A4%B1%E8%B8%AA%E4%BA%8B%E4%BB%B6%EF%BC%88%E6%B4%8B%E5%AD%90%E3%81%AE%E8%A9%B1%E3%81%AF%E4%BF%A1%E3%81%98%E3%82%8B%E3%81%AA%EF%BC%89&ei=UTF-8&fr=mozff
ハリセンボン春菊に激似が信じられん、でも話は信じられると仮定してもだ
人の世の闇夜が概ね、「白昼の明るさの中での黒い恐怖」を考え進むと
地獄への道は綺麗に舗装された一本道みたいな言葉もあるので
目に見えるもの、耳に聞こえるもの、手に取って感触持てるものが真理と言い切れまい




良心の呵責から仲間割れし、犯罪が露呈したり
完全犯罪が成立しようと、犯罪者が自滅するケースは見られよう
また、愛し合っていた二人から、殺人者と真実を知りながら沈黙した共犯者という結びつきへ
彼らのこれからの生活は地獄に変わったも考えられよう




後者、一蓮托生の余生を映画で例に挙げれば

イメージ 1
https://www.youtube.com/results?search_query=la+piscine+movie

‘太陽が知っている’(1969年)
主人公の作家が、恋人と休暇を過ごすためサント・ロぺにやって来た
そこへ、恋人の昔の男が来て、口論の果てに主人公に殺される
警察が乗り出すが、作家が殺したという証拠は何処にも無かった…




モーリス・ロネ、またドロン様に殺される役かい
ロミー・シュナイダーが別の映画で、「その男を殺して!」、かつて自分を捨てたドロン様を指し示した
…何ともややこしい人間関係を背景に描かれるこの映画

1963年に『黒いチューリップ』を撮影中のアラン・ドロンと出会い、恋に落ちる。 両者は子供時代の境遇が酷似しており、強く惹かれあったとされる。 ナタリーをアランに紹介したのは、アランの証言では「貴族階級出身の知人」だったが、実際はアランのボディーガードだったステファン・マルコヴィッチだったとされている。マルコヴィッチはナタリーの愛人で、アランとの結婚後も関係は続いた。

1968年10月、マルコヴィッチが殺害され、遺体が発見される。ドロン夫妻は重要参考人として召喚され(ナタリーはイタリアでの映画撮影中を理由に拒否)、特にアランは容疑者として何度も取調べを受けているが、結局真犯人不明のまま、事件は迷宮入りに。この「マルコヴィッチ事件」は大きなスキャンダルとなり、アランのマフィアとの癒着、ドロン夫妻とマルコヴィッチの「三角関係同居」、マルコヴィッチが上流階級相手に「社交場」を経営しており、その常連客がジョルジュ・ポンピドゥー大統領夫妻だったなどが連日報じられることとなった。

Wikipediaナタリー・ドロンより引用 )

マルコヴィッチ事件当時の作品なのよね




元夫婦も現在84歳と75歳と見事な後期高齢者となり、15年以内にはお呼びかかる
真実がどうあれ、墓場の下、闇に閉ざされた場所へと消えて行くんでしょね
どっちもカネ持ちだから、それなりに穏やか老後を、南仏海岸の明るい太陽の下といった環境で過ごした後にね