mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

一度幕が上がると天の輝きに照らされ、通り雨に終わらない、時の大河ドラマ

少年漫画の方はよくわかんないけど
少女漫画は、一度連載終了し、時を置いて、外伝、○○編が描かれる意味での作品を含め
「いつ、完結するねん~」の超篇物が少なからずだよね




連載開始30年級がフツーに見られる背景に、「少女漫画家の若年性が影響する」
1992年1月2日放送の、‘さくら家の人びと~ちびまる子ちゃん一家のその後の生態~’
http://cgi2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009040286_00000
さくらももこ富田靖子)がデビュー当時、それとも売り込み当時だっけ
出版社に行くと、制服姿の少女が社員と談笑しており
天才少女漫画家として将来を有望視される女子高生と説明を受ける場面がある
さくらももこは、短大在学中の1984年に19歳でデビュー
1986年、静岡から上京しての会社勤めとの二足のワラジを辞め、この年に‘ちびまる子ちゃん’連載開始
20歳前後でも若いというものを、JKがプロデビューしていても不思議じゃない少女漫画界なので
一つの作品に何十年費やすねんが楽勝なんでしょ




ベルサイユのばらオルフェウスの窓といった、舞台が太古のある時代に限定された等は別にすれば
物語が完結しないまま一度連載終了し、再度連載開始
コミック版が存在して、パラレルワールド的な作品
そういった要素を受け、途中で時間の流れがわからなくなる超篇物は?




アタシの場合

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連載の経緯

ガラスの仮面」は隔週誌『花とゆめ』(白泉社)に1975年(昭和50年)年発売の1976年1号から30年以上連載されている。長期連載となった本作だが、美内すずえは2巻程度で終わらせる構想であった。

1982年(昭和57年)頃(劇中劇「ふたりの王女」の前後)より、雑誌版から単行本にする際に大幅な改稿を行なうようになった。単行本の巻末にも雑誌掲載原稿を改稿した旨記載されているが、特に単行本38巻以降は、雑誌版原稿を使用せず、全面改稿されている。実際に、1989年(平 成元年)以降『花とゆめ』誌に掲載されたストーリーの大部分が単行本に収録されず(いわゆる未刊行部分)、単行本版・『花とゆめ』連載版・短期集中連載及 びプラチナ増刊版という、3種類のストーリーが展開されるようになった。例えば、第13章の題名は『花とゆめ』連載版では「命」であったが、単行本版では 「ふたりの阿古夜」となっている。

1995年(平成7年)から翌年まで二年の長期休載を経て、1997年(平成9年)の1997年20号、連載351回をもって『花とゆめ』における連載は事実上終了した。1998年(平成10年)に1989年11号までの内容で構成された41巻が、2004年(平成16年)12月16日に完全書き下ろしで42巻が発売された。

そして、2008年(平成20年)7月26日発売の月刊誌『別冊花とゆめ』9月号より、コミックス42巻の続きから連載が再開された。1970年代に始まった作品であるためいわゆる「黒電話」しか描かれることがなかったが、42巻で初めて携帯電話が登場した。普遍的な作品となることを目指しモチーフなどに同時代性を持たせないようにしていた美内には葛藤があったという。また、『別冊花とゆめ』再連載以降には、『花とゆめ』連載版の未刊行部分の内容が再構成されて登場している。

Wikipediaガラスの仮面より引用 )
「お願いだから、アタシの死ぬ前に終わらせて~」
太古の少女たち、現在自分の介護を心配しつつあるBBA族魂の叫び

「50巻ただいま描いています、お待ち下さい!」
昨年末の美内先生の言葉だけど、先生ご自身、65歳BBAをお忘れな~く





『作者も困惑?「ガラスの仮面」が終わらない7つの理由』
http://matome.naver.jp/odai/2140013358829805201
ま、完結するとして、幕切れは想像つくわよ
北島マヤ紅天女を演じる本舞台の幕開けで終わる」
生徒諸君!学生編幕切れの、母校赴任初日の朝礼で「生徒諸君!」、あんな感じ)
もしくは
紅天女の舞台が終わる場面に於いて、完」
個人的には、マヤが舞台に倒れて昇天するを望む
紅天女を生涯の目標に置いてるを考えてみ、明日のジョーみたいに真っ白に燃え尽きるんでないかい!?
マヤが紅天女を本舞台で演じなければ、世の中暴動起きるのは確かだ




ガラスの仮面、どの辺りで時間の流れがわからなくなるか?
月影先生から掲示された『紅天女の後継者として認められるための条件』を満たした辺り」
条件を掲示されるのは、姫川亜弓が正式な紅天女後継者として指名を受ける場面よ
高校卒業した頃だから、18歳であった
なお、マヤの誕生日は、美内先生と同じ2月20日
連載開始した1975年末当時、13歳、つまり、1962年の早生まれ
条件掲示時点は、1980年春頃となる
そこから2年の間に、マヤが条件を満たせば、亜弓とともに後継者候補に
という事は、ピッタリ2年後の計算で行けば、1982年春頃となる
ふたりの王女での演技が評価対象であり、ところで、ふたりの王女後の舞台は、忘れられた荒野
舞台はオーディションと稽古と上演の期間が長いため、忘れられた荒野だけでどのくらい時間経った?
ま~1982年末ギリギリか1983年の何処かを、完了のメドにしよう
そこからよ、本当に時間の流れわからなくなるのは
いよいよ、紅天女かかりっきりになるんだもの
コミック何巻分だっけ?
現在、2016年ですけど??
マヤはもお、カレンダー通りに進めば、54歳のBBAになっとるのに、20歳そこら???
普遍的な作品となる事を目指しモチーフなどに同時代性を持たせないようにしていた
それが、42巻で遂に、携帯電話が登場したとなると最早、超時空漫画ですがな




美内先生は多分、マーガレット・ミッチェルと同じと見る
明日は明日の風が吹く
風と共に去りぬって、スカーレット・オハラの最後の台詞を決めた上で、物語を書き進めた
池田理代子先生が、ユリウスの最期を決めた上でオル窓を描き進めたように
超篇物漫画家も、途中は試行錯誤しながら、自分の決めた結末に向かって行くのでは?




コレだけは、美内先生に向かって言いたい…




2009年2月20日、先生の誕生日祝いに書いた【ガラスの心を持つ少女】
「乙部のりえ、その後どーなったか、一丁描いて頂けませんかねぇ」
さよう、マヤを芸能界追放に陥れた報いを、亜弓から受けた彼女ですよ
大河ドラマ‘天の輝き’のその後の展開ともども、コレまた知らずしてなもんで
…ムリな相談なのです
でしょう
です!(断言)




それから7年余りが経ち、一つ、疑惑が湧いた
「先生は最初から、天の輝きの構想、結末まで練っていなかった」
必要な部分だけみっちり練り、後はシラネ
図星と思えてならない今日この頃
…まさかガラスの仮面自体、未完のつもりとまで疑えてならないのよね、困ったもんだわ~




そうだよマヤ
わたし達はガラスのようにもろくてこわれやすい仮面をかぶって演技しているんだ
どんなにみごとにその役になりきってすばらしい演技をしているつもりでも
どうにかすればすぐにこわれて素顔がのぞく
なんてあぶなっかしいんだろう…
このガラスの仮面をかぶりつづけられるかどうかで役者の才能がきまる…
そんな気がする…


―青木麗(白泉社文庫第5巻 p.270より)
美内先生も漫画家として
壊れやすいガラスの仮面を被り続けられるかどうか?
漫画家としての才能が決まる恐怖を抱き続けているのやら




何でもイイですよ
アタシの生きてる間に、ガラスの仮面完結してくれたらね
読み手も描き手も、明日知れぬ世、なるべく急いでくれるのが親切だけどね