mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

心豊かな人生を送りたい諸君へ贈りたい『豊穣の森』について

中学時代からの付き合いであるチーちゃんと、久々に、道でバッタリ遭遇した
堺区高齢独居ママの様子を覗いた帰り、北区マンションへの道中にあるスーパーに立ち寄ったとの事
少し立ち話して、「イカン、旦那がお腹空かせてるわ」とアワテテ去った




共通の友だちである、連絡取れないままの末っ子長男嫁について、チーちゃんも
「夫婦の年齢差考えたら、もお十中八九、90歳超えしたジジババ介護に追われてるわ」
チーちゃん自身、遅生まれだから51歳、不安なお年頃を迎えた
独居ママは現状、至って元気だが、80歳前後なので油断大敵である
有事にはチーちゃんとお兄ちゃんで対応するとの話
それでもねぇ、お兄ちゃん主導で動いて貰わねば
チーちゃんが、一人息子と結婚した=旦那のジジババ介護人予定なんでね
子無し夫婦とあって、子供の売れ残りとか孫ちゃん支援とかの心配要らない分、在宅介護人もマシな部類?
このチーちゃんが、以前、「福祉について知らない事、いっぱいあるわ」と言った子よ
「知らない事いっぱい」、これ、「話を聞いてもわからない」に置き換えられる
アタシの話わからないなりに耳を傾け、「ウチがいざという時、知ってる事だけでいい、教えてや」
宇宙人でなく地球人、お願いの頭下げる謙虚さ持つ相手になら、教えますとも




チーちゃんとの付き合いは、中学3年からと、他の女子に比べて開始時期遅い
小学校はアタシの所がプール借りに行った隣の小学校卒業で、中学も同級にはならなかった
チーちゃんとアタシとは別の3年クラスにいた、共通の友だちが付き合いのキッカケとなった
お互い一番馴染み薄いのに、それなりに長い付き合い続くのは何か面白いもんだね




チーちゃんに何故か

五月野 舞子(さつきの まいこ)

2年A組の副委員長。美術部に所属。ナッキーの転入初日に祝と共に校内を案内し、飛島を紹介する。僚一に長らく片思いしていたが、中3の夏祭りの夜ようやく告白、めでたく両思いとなる。ふだんはおしとやかだが、マールに失恋し落ち込んでいた僚一を叱りつけるなど、しっかり者のところがある。薬科大学へ進学。将来は田村病院の院長夫人。2歳下の妹愛子がいる。愛称「舞ちゃん」。

Wikipedia生徒諸君!より引用 )

舞ちゃんが重なる
名前言えば誰でも知ってる製薬会社勤務だからか
中学時代には、3年クラスの女子委員長、男子委員長が主役ならば副委員長を務めたしな
舞ちゃんは聖美第四中学校から瑞穂高校へと進学したが、瑞穂高校って、偏差値高い都立校の設定だよね
チーちゃんの進学した府立高校も、ウチのジジイ保佐努める司法書士女史が息子進学諦めた偏差値を誇る
一人息子夫人も同じだ




舞ちゃんを嫁に貰う田村君といえば

田村 僚一(たむら りょういち)
2年A組の委員長。クラス一の秀才で田村病院のあととり。学業第一のまじめな性格で、ナッキー達の振舞いを当初は苦々しく思っていたが、体育祭で1位を取った者だけが貰える「緑色のネッカチーフ」の獲得を機に心を開き、メンバーとなる。医科大学在学中に舞子と婚約。愛称「委員長」。

ナッキーが転校初日、難しい数学の問題を即答
国語のテストでも、優等生である田村君を抜いてのクラス一番の成績
田村君はある日、教室をせわしく出るナッキーに、「家庭教師を何人雇ってるの?」と嫌味をぶつけた
ナッキーは、「田舎から来たわたしなんか、ガリ勉しなければ高成績収められないとでも?」
「当然だろ。この聖美第四中学校は東京でも進んでる学校だからね」との返答に対して、ナッキー
「地球は自分のために回ってるんじゃないよ。勉強はね、その気になれば、どこであろうと出来るものなんだよ」
田村病院の跡取りである重圧を抱える田村君の「君に僕の気持なんか…」にも、「わかりたくないね」と一蹴
ナッキーの場合、「大きなお屋敷で大人だけに囲まれるマールの遊び相手となるため、毎日急いで下校」
事情は違っても重圧や不満を抱えているのはナッキーだって同じ
東京は広い、しかしながら地球の一部分にしか過ぎない、井の中の蛙の泣き言など受けつけないは当然




聖美第四中学校は公立で、生徒たちの家庭は校区内のそう広くない範囲に限られる
性格形成期にある子供にとって、可能な限り生活地域の中での交流は必要不可欠となる
田村君は、運動会でナッキーのおかげにより健闘
ナッキーの背景を知ってからは、本来の優しい性格を見せた
北城家はホテル経営で裕福ながらも上から目線は持たず開放的
マールに想いを寄せ、リンクスという仔犬を贈りもした
マールの婚約を知り、彼女が16歳で夭折した時、心から哀しんだ
娘を喪って正気を保てなくなった母から「真理子」と呼ばれ、代役を務めるナッキーを見て
田村君だけでなく、生まれ育ちの異なる友人たち全員が案じた
その後もどんな災難の時でも、ナッキーを筆頭とする『悪たれ団』と取り巻く人たちの心の交流は続いて行く…




ちびまる子ちゃんの原作に、「花輪君、どうして私立行かないんだろ」といった言葉が登場する
花輪家のトイレが、まる子とお姉ちゃんの部屋分の広さを持つ
ヒデ爺の運転する外車で公立小学校送迎なんて、確かに似合わないよね
でも花輪君は、公立通いだから、グレずに済んでるんじゃない?
長期不在する花輪君ママが帰宅した折、まる子たち同級生が豪邸に招かれた
海外を拠点に夫婦で働くママって、眼鏡かけてツンツンした口調で話すオバハンの印象受けるが
「カズちゃんがお世話になってます」に、丸尾君が「ワタクシも、あのようなママにスエちゃんと呼ばれてみたい」
花輪君ママは、20歳で息子産んだ、29歳と若くニコニコ笑顔の美女であった
夜、花輪君にママが、「ステキなお友だちがいて良かった」
普段家にいなくてゴメンなさいと詫びるママに、花輪君は「ヒデ爺や友だちいるから大丈夫だよ」と答えた
ママに甘えて同じベッドで寝る場面に、本当はママのいる場所に一緒に行きたい内なる声が描かれるを見ても
花輪君は多分、友だちがいる、給食に好物のスブタ登場する学校生活を楽しみに登校するのだと思う
習い事あるから毎日と行かないけど、友だちと遊びたいと思えばすぐ遊べる公立校へね




都道府県内外の幅広い地域から集まる私立には、学校外に於ける日常の交流が限られる
合衆国のホームスクーリングには、学校に通わない弊害として、社交性養えるかが指摘された事がある
ホームスクーリング児童を持つ親は、同じ環境同士での交際すればいいと語ったけど
ホームスクーリングって、親が家庭で学校教育出来る水準を求められるので
親に、教師が務まる級高等教育と、親の片方が家庭に留まれる環境と経済力が必須となるを考えると
白人富裕層で固まるような偏った社交性しか養えないんじゃないの?
荒れまくる地元学校に子供通わせたくないとかわかるものの
荒れまくる学校に通うしか道無い子供たちが取り残され、学校の荒廃ますますに加担する気がしてならない
公立が治安悪いというか荒れているからの理由?
荒れていなくたって公立にしか行けない事情を持つ者には、持てる者の傲慢に映る
何でも自由を盾に身分不相応な真似する輩のせいで、取り残された公立を荒廃させているかもしれない
考えてもみない?
生まれ育ちは子供の責任にあらず、「私立は勝ち組、公立は負け組」は言語道断、そいつこそ人間負け組だ
私立行くなら、恵まれている環境を感謝して公立を見下さない謙虚さを持たねばなならない
謙虚さこそ、真の上流人種の特性であり、彼らに通じるパスポートなのだから
数年前、パスタ屋とラーメン屋でつくづく感じた
頭と尻両方軽いが見て取れる30代半ば夫婦が、楽しむべき食事の間中ずっと、子供とお受験話に熱中
地域性を熟知するアタシ、「お受験成功したって、サルの子はサルだよ」と噴飯もの
カネ払えば何でも叶うみたいに考えてるガキ親なんかに、マトモな子供育てられるはずねーじゃん
というか、コッテリ系ラーメン屋に来といて、何を上品ぶった声使ってるんだ、永遠のブリッコがよ
娘が受けようとしている私立、親の勧める私立、どっちも人間性の偏差値低い知らんくせに




連絡取れないままの末っ子長男嫁といつだったか、彼女の妹について
「ウチらの小学校、別に問題無いわな。妹は何で、幼稚園から私立に行かせるんだ?」
東海地方に嫁いだ姉と対照的に、妹は実家直近に住む
手狭だが幹線沿いのマンションで、夫婦ヒイヒイ共働きしながら、娘たちを私立通いさせている
娘たちの通う私立、上段最後の「人間性の偏差値低い」学校なんだけどね




チーちゃん小学校が左隣とすれば、右隣にある小学校
ここに、アタシ小学校から転校した医者先生が、息子も通わせている
「おねーさん、公立は確かに、私立と授業内容が差別化されてる面多いよ
でも、息子をワザワザ私立通わせる理由も本人の意向も無いんだよ」
長男を私立に行かせた社会福祉協議会ねーさんなんて
「何を血迷ったか私立行かせた結果、親子とも苦労してますわ
親にとって高い授業料が投資と思えば、それだけの価値持つ子供に限る
旦那に成績表見せたら、これマジあかんやろぉと呆れてたんで、息子にハッパかけてます」




私立だって、猫も杓子も通う時代には、選ばれし者ばかりじゃなくなり、公立化すると世の中思わんのかね
少子化の時代だったら、学校も生き残り大変だ、入学基準も緩くなるんでないかい
https://www.youtube.com/watch?v=EfokbX_vr2Y
「この事件が真実ならダメな母親」
「無理やり偏差値の高い学校を受験させて行かせたのかな?」
「勉強できることは素直に凄いし尊敬できるけど人間味や思考の柔軟さに欠けてる人が多いのは確かですよね」
私立学校にもピンキリあれど、お受験に熱心な日本人は『身分相応』を知っているのやら
私立は本来、真の上流階級及び国家のエリート育成のため選ばれし者の行く所
一般市民は、学費無償もしくは格安な学費で良質な教育を提供する公立で学ぶ
搾取などの不公平さは見られない階級社会が根づいている国では当たり前の話であり
それだけの才能に恵まれた者のみ、生まれ育ちを乗り越えて私立や高等教育を受けられる
ま~大不況に見舞われても総中流意識抜け切れない日本には無理な相談ながら
『分際』という言葉も知り、自分がどういう方面に向いているか見極めるのは大事よ




高校以前の早い時期から私立通いは結局
見た目の学歴は手に入れようが、真の財産である友人はゼロの可能性高い
それで、本当にいいんですかね?
幼い子供にお受験させるお受験育ちの親はマァ、自分が中身ペラペラを知る機会無く、異和感持たない?




チーちゃんの何が賢いって、「秀才なのに、ウチらの中学校へ進んだ」
別の友だちが、親戚から越境通学を勧められたほど、ガラ悪いの何の
3年B組金八先生最終シリーズに、金八が元教え子に、その子の子供は桜中学行くのかみたいな場面
ほれ、2007年には、学区の縛りが無くなってたでしょ
公立行かせる家庭でも、学校に、売り込まないと来てくれないリスク生まれてたからね
DQN家庭増えたアタシ中学校なんて、40年近く前に学区の縛り無ければ、その時点でDQN限定校だわ
40年近く前には
友だちが親戚から勧めた中学校、実はウチの鬼婆中学校なんだけど、ここが荒れまくったもんで笑える
腐ったミカンの方程式時代だもんで、校内暴力大流行の時代だったんだよね
アタシ中学校卒業式にも、警官が2名、校門前に配置された
結果
隣のクラス男子、チーちゃん級秀才が、アホ男子に「木蓮、貰いに行っても、もおくれん」
と駄洒落言って呆れさせるほど、ノドカな卒業式に終わった
アタシの学年が、恐らく学校史上唯一の、平和な学年だったのよ




アタシの担任が男子どもと、修学旅行バス車中で、お菓子賭けて花札に興じた
2人いた社会教師、どちらもスケベ親父であった
社会教師その壱は、父兄いる前で、赤ら顔、京都まで綺麗なおねーちゃん観に行こうと隣席教師を誘った
社会教師その弐は、東南アジアまで綺麗なおねーちゃん買いに行くツアー参加希望の旨を、授業中に述べた
(100円ライターを渡して税関チェック免れるそうよ)
独身数学教師には確か、ギター爪弾く姿で女子を一人ゲットしたとの噂が聞かれた
3年4組担任は、スポ根ドラマ系熱血で、真面目なくせして、U-23の嫁を貰い、学期中に1週間ハワイ新婚旅行へ
3年4組副担任は、クラスから総スカン、5組のアタシからも罵倒を食らい、アタシは暗黙の拍手喝采を受けた




いま思い出しただけで上段のような楽しい中学3年間を送れたワケよ
教師陣、一見メチャクチャだけどね、指導力は抜群だったおかげ様により
同和地区、南北朝鮮系、それ以外のフツー市民が共存出来た
全く無問題だったとは言わない
チーちゃんもアタシも、好き嫌い持っていても、まずは付き合ってみて、ダメな相手なら付き合わないまでの話
嫌韓厨とかみたいなタイプはね、自分は無縁だから好き勝手言えるのよ




人間は年を取れば取るほど、子供の頃からの友だち少なくなる
人間性が悪く変化して疎遠になるもいるけど、生活環境の変化にも影響受ける
ただね…

【蹉跌や挫折、そして贖罪の日】(2015年7月16日)

父娘揃って一目惚れした、『黄金』を意味する名前持つ、カンチャナさん
あるホテルのラウンジのウエイトレスで、22,3歳の飛びっ切りの美人
娘の方は思い切って頼み、『姉妹』になってもらった
このカンチャナさんも、ミーユンの成長に一役買ったといえる

カンチャナさんは一頃、目に見えて憔悴していて、寂しげな様子
とうとうミーユンがわけを尋ねると、恋人に振られたばかりだとのこと
相手はいい家の息子で、2年間付き合い、結婚の約束もしていたのに
ほんの10日ほど音沙汰ない間に、米国留学帰りの金持ち娘と結婚していた
「ひどい!信じられない」、ミーユンは怒り、父親も同感するが
「でもね、私が馬鹿だったの
この国ではね、お金持ちの世界と、私たちの世界は全く別なのよ
そんなことわかっていたのに、好きになった私の方が間違っていたの」
悲しそうに笑い、その後
「あなたは本当に幸せなのよ。ユン、自分ではまだわからないだろうけれど」
ミーユンは父親に、「彼女、可哀想だなァ」。それに対し、父親は娘に
「うん、英語の学校にはいろんな人がいるかもしれないけれど
東京でも、ここでも、リセの仲間は皆お金持ちの家の連中だろ
外交官や大きな会社の偉い人の子供たちがほとんどだ
でもね、それが当たり前の世界だと思ったら大間違いなんだよ
この世の中には、不幸なことがいくらでもある
悲しい人はいっぱいいるんだ」
ミーユンは家に帰った後も考え込み
翌日、貯金箱を壊し、大きな花束を買い『お姉さん』を慰めに行った

フレンチ・スクールの他、英語学校、両親の知り合いの家の子など
娘の新しい交流関係は築かれていったものの
「ほら、もうこんなにお友だちが出来たぜ」
娘が嬉々として見せるフレンドシップ・ブックを目にするにつけ
父親は『過去』を振り返り、暗澹たる思いにとらわれる
フレンドシップ・ブックとは、友だちからの寄せ書き帳であるが
外国系スクールに通う子供の場合、卒業式限定とは趣が違う
ごく一般の公立校卒業や、私立卒業でも、同じ国に住む友だちならば
必要とあればいつ何時でも話し合える友だちが相手だったら
何もその写真や親愛の情を示す言葉をノートに凍結する必要はあるまい

フレンドシップ・ブックには
人格形成期に一箇所に定着出来ず、各国を転々とする子供たち
生涯の親友持てないかも。一時期の友だちでさえ、不可避の別れが付き物
そんな不安定な子供たちの、何やら深い思いが込められているのだろう

「いまはいい友だちでも、長い間会わなければ、友情は色褪せていく
それは仕方ないことなんだよ
だけど、お前が本当の誠実さを持って付き合えば
このうちの何人かは、たとえ遠く離れて住んでいても
お前の中で一生涯、心の通う友だちとして生き続ける
そうした本当の友だちを持つことはこれからのお前にとって
とても大切な財産になるんだ」


近藤紘一氏が娘ミーユンを諭した言葉が、真実でしょ
外国系スクール、日本国内の公立校と私立校、どれにも当てはまるとはいえ

親の勤務により各国を転々とする宿命を背負った子供は、少なくない
だが、ミーユンの場合、母親の再婚と移住により、ベトナムでの交流を失い
加えて、事実上祖国を喪う( * サイゴン陥落=南ベトナム消滅)と
異常事態に見舞われたといえる
肝心の父親自身が、東京で頼れる人間社会は希薄なので
娘は、近所の遊び友だちも何も持てず、頼れるのは両親しかいないが
子供自身の築いた、通常の人間世界がないのも、これまた異常な話である

ミーユンにすれば、東京のリセで築いた交流関係が唯一、『自分の世界』
言葉も文化も何もかも知らない異国の地で、4年間、必死で築き上げてきた

人の価値観は多様で何でも人の自由を言いながら、肝心要の多様な文化と触れた経験が無い
たまたま、お互い里帰り中、昔馴染みの近所スーパー前で立ち話する機会も生まれない
親が近所に馴染み持たない人格形成期を送れば、子供が同じ状況でも異常と思えるか?
といった、長い目で見ると薄ら寒くなる可能性はな…




妻と娘シリーズ読み直すたび
転勤族だけでなく、離婚家庭にも当てはまる、親が子供に及ぼす影響力
悪影響及ぼしたら、親はどう子供に償うかについて
しばらく考え込みます

地元離れる事無く成長する場合に於いても、バスや電車に長時間乗って友だちの家に出かける感じだったら
地元なのに他所者みたいな環境で育つかもというのは、やっぱ、しばらく考え込むわ