mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

人の世も、Wacht auf ! Es nahet gen den Tag. Fanget an ! の繰り返し

記事題名のドイツ語:「起きやがれ!朝は近いんや!!始めんかい!!!」
ハイ、夜型には朝に当たる昼前に起き上がりました♪
昨夜、月曜日恒例のスーパー10%割引デーに行って、特大メンチカツ、冷製トマトパスタを買い
食後に、買い置きのHERSHEY'Sチョコアイスバーで涼を取り
今日の目覚めはまずまず良好のため、更新を始めます




ネタ無いので、クラシックYouTubeペタリ





「普段は女声用の歌をあまり歌わないシュライアー(オルベルツとエンゲル共演の2種類)と
F=ディースカウ&サヴァリシュが驚くほど巧みな語りで楽しませてくれる
これこそ名人芸だろう」
カール・エンゲルのピアノ伴奏によるペーター・シュライアー盤を持って来た理由
【名歌手たちが時間軸を超えての歌合戦】(2015年9月23日)

錫細工師:ぺーター・シュライアー
誠に失礼とは思うが、シュライアーの顔見ると、「菜食主義で栄養不足のヒステリー婆」に見えるの
ツォルンがむかっ腹立つみたいな意味持つ言葉
第二幕終わり近くの市民総出のド突き合いでは、キ~キ~喚く
んで、シュライアー婆さんを選びました

魔女役ピッタリと思うが?
フンパーディンク歌劇♪ヘンゼルとグレーテルでは、お菓子の家の魔女を歌ったぞ
オトマール・スイトナー指揮シュターツカペレ・ドレスデンによる1969年EDEL(Berlin Classics)盤
"Hansel und Gretel" - act 3 scene 3 - 3
この魔女の役は、メゾ・ソプラノの役柄になっているが、男声が歌い演じる舞台や録音もあり
その方が魔女のグロテスクさが強調されて面白かったりする
世界的に有名な、王子様役で鳴らしたような往年のテナーが歌うって、そんだけ熟練いうホメ言葉ね




指揮者のスイトナーといえば、♪ニュルンベルクのマイスタージンガー映像を見つけた


1~4の曲順オカシイのは無視して、Preislied映像の解説を拝借すると
Dirigent : Otmar Suitner
Eva : Magdalena Falewicz (Sop)
Walther von Stolzing : Reiner Goldberg (Ten)
Hans Sachs : Theo Adam (Bar)
Staatskapelle Berlin / 5 April 1987,
recorded on a consumer model VCR (Sharp Corp)

敬愛する指揮者オトマール・スイトナー氏が、2010年1月逝去されましたが、
氏の残された貴重な演奏記録が、権利者の倉庫で埋もれているので、追悼と紹介を兼ねています。
NHK放送(教育テレビとFM)の録画ですが、ドイツ語字幕です。
放送画面を変えていますが、ご容赦頂きたい。
いずれ、全3幕が正式公開/発売されると期待し続けています。
ファンの方の熱意と一部出演者から好評のメッセージに応えて追加紹介します。
権利者が誰か知らんけど
日本放送協会よ、公演から30年目の2017年に向けて、説得してくれ

ウチから受信料取るのは無理だが(苦情言うなら、免除認めた堺市役所本庁まで)
まずBSで公開、次にDVD発売するべし(Blu-rayのみ発売は不可)





1987年春、わずか2年半後にベルリンの壁崩壊するとは夢にも思わなんだ
ドイツ人自身そ-だったでしょ
東ドイツ側の歌劇場にとって、「ウチの国無くなるのって、お上から貰えるカネが…困りますがな~」
1992年のダニエル・バレンボイム登場まで、つまり、ユダヤ勢力を味方につけるまで不安だったかしらん
1990年ベルリン国立歌劇場日本公演、何かショボイ印象しか残ってないのよね
トリスタンとイゾルデ、白熊(ハイッキ・シウコラ)と魔女(エヴァ・マリア・ブントシュー)が怖かったしね
同年夏のイタリアW杯、臨終したはずの西ドイツ代表がマラドーナ苛めて優勝といい、世界は混乱してたワケだ




それから四半世紀が経った
昨夜、何ヶ月か分ダラダラ読解した英国Opera誌のうち、2月号を見てコケた
昨秋10月初旬、国立歌劇場上演されたマイスタージンガーに於いて
毛皮屋クンツ・フォーゲルゲザング:グレアム・クラーク(1941年生まれ)
錫細工師バルタザール・ツォルン:ジークフリート・イェルザレム(1940年生まれ)
香料屋ウルリヒ・アイスリンガー:ライナー・ゴールドベルク(1939年生まれ)
靴下屋ハンス・シュヴァルツ:フランツ・マツーラ(1924年生まれ)
…全員、後期高齢者

ニュルンベルクの親方組合は、デイサーヴィス兼ねるってか!?





ゴールドベルクは、上述の日本公演映像で騎士ヴァルターを歌った
クラーク、イェルザレムの両名
Quintet : Selig, wie die Sonne - Die Meistersinger von Nürnberg
バイロイト音楽祭の、1984年収録されたヴォルフガング・ワーグナー第二次演出にいるわね
前者が徒弟ダーヴィト、後者がヴァルターを歌った
マツーラに関しては、「まだ生きとったか…」
Wolfgang Wagner's Ring production 1974
42年前の時点で既に、人生半世紀を生きた爺さんよ(自分がこんなトシヨリと認めたくない50歳である)




批評を担当したイタリア人が英語で、‘A glance at the cast list felt like time-travelling’
本当、ドラえもんのタイムマシーンに乗って、東西ドイツ旅行した気分味わえよう




「彼(ヴァルター)は必ず栄え、私(ザックス)は衰える」
演出家ゲッツ・フリードリヒの解釈本に載っていた言葉
ザックスもエヴァに説教しながら、その後の五重唱ではま~だ、未練タラタラ並べている
オトコって本当、往生際悪い生き物
嫌がらせとしか、ワーグナー自身の何か踏ん切り悪さが露呈されているとしか取れない言葉だけど
靴屋が18歳くらいの小娘の婿さん候補としてニュルンベルク市民からも絶賛推奨級を思うと
爺さん言うほど老け込んでいない、40代後半~50歳過ぎくらいの、現役オトコと見る
悪アガキもむべなるかな




現代が、60歳と70歳が高齢者の合コンでオンナ取り合いする生臭い時代のようとはいえ
ま~年金受給開始年齢の65歳辺りに、肩の力抜けるのが一般的じゃないかと
「現役続けるとしても、老化、年金制度継続&預貯金の心配しながらもガツガツしないで
長ーい人生経験値活かした、若造にゃ逆立ちしたって及ばない熟練の手すさびに興じる
新しい息吹は大事だが、それを活かす伝統を遺すべく、手本を見せるジジババ歌手が頑張る」
それもまた、プロフェッショナルの仕事の一つでしょ