mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

人としての道理を伝授する教官:「共感力」

<介護家族>追い込まれる男たち 「仕事と同じ」過信し
毎日新聞 2月14日(日)13時32分配信

 介護殺人事件の約7割は男性が加害者だった。介護でつらい思いをするのは男女とも同じだが、介護現場では男性特有の悩みや苦労もあるとされる。認知症の妻に暴力をふるっていた兵庫県の80代男性が振り返る。「仕事と同じ感覚で、介護も完璧にこなせると勘違いしていた」【「介護家族」取材班】

 2007年にアルツハイマー認知症と診断されてトイレにも行けなくなった妻を、男性は一人で介護していた。ある日、便で汚れた妻を入浴させようとしたが、暴れるように拒んだ。妻をひっぱたき、無理やりに浴室へ連れていった。他にも介護がうまくいかないと、妻に手をあげた。妻が認知症になるまでは暴力などふるったことはなかったという。

 男性は建設会社で定年まで約40年働き、現場監督として数十人の部下をまとめていた。欠陥のない仕事をし、従業員の安全も確保するため、決められた手順を厳守してきた。妻の介護でも1日の計画や手順を細かく決めた。しかし、介護は思い通りではなかった。

 朝起きると、妻がおむつから便を垂れ流し、部屋中の畳が汚れていた。深夜には突然起きて奇声を発した。降ってわいたような出来事に、男性は頭が真っ白になり、落ち込んだ。次第に妻にいらだつことが多くなり、いつの間にか手をあげた。

 男性は誰にも相談しなかったが、疲れ切った姿を見かねたケアマネジャーに強く勧められ、妻を施設に入れた。経済的に余裕があったこともあり、施設が見つかるのにそう時間はかからなかった。

 男性は悔やんでいる。「全てを一人で抱え、自分を追い込んでいた。妻に申し訳ない」

 約13年前に脳内出血で倒れた妻を自宅で介護している大阪府大東市の鷲尾良孝さん(68)も慣れない介護生活でストレスをため、追い詰められたという。

 約30年勤めた食器販売会社をやめ、スーパーの買い物かごを洗う会社でパートの仕事をしながら一人で妻を介護することにした。

 しかし、仕事を終えて帰宅してからの食事の準備、便で汚れた妻のシーツの洗濯などに追われた。夜中に何度もトイレ介助をして寝不足になり、職場で居眠りすることもあった。自分の時間がほとんどない暮らしに疲れ切り、次第に妻への口調はきつくなった。「死んでもいい」と考えることもあった。

 約6年前、ケアマネジャーの勧めで、男性介護者が集う民間の「陽だまりサロン」(大東市)に参加した。鷲尾さんは、他の男性も慣れない介護や家事に苦労していることを知る。つらさを他人に理解してもらい、気持ちがすっとしたという。今は旅行などで気分転換し、うまく妻と向き合えているという。

 陽だまりサロンの代表になった鷲尾さんは言う。「男性の多くは悩みを誰かに相談するのが苦手だ。一人で介護をする男性には日常を離れて仲間と愚痴を言い合う場が必要だ」

 ◇増える交流の場

 男性介護者が交流する場は少しずつだが、増えているとされる。

 先駆けとされるのが1994年に発足した東京都の「荒川区男性介護者の会」(通称・オヤジの会)だ。経験者を含めて在宅介護を担う男性が月1回、集い、悩みを相談し合っている。

 介護家族の支援団体や行政が男性介護者に限定した交流会を催す例もある。大阪市住吉区社会福祉協議会は2011年1月から、月1回の集いの場「ほっこりサロン」を開いており、毎回約15人が参加している。

 兵庫県三田市でも社会福祉協議会が11年に「男性介護者交流サロン」を主催し、料理教室などを開いた。参加者がこの活動を引き継いでおり、現在も男性介護者の会「ぼちぼち野郎」として月1回集まっている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160214-00000020-mai-soci




女より男の方が、打たれ弱く、精神的に追い込まれやすい
2008年12月4日の朝、嫁の首を絞め、ケースワーカーの配慮により嫁が再入院した
その夜、手首を切った(自分で110番して軽症に済んだ)
3日後、ちょっとした事でスイッチ入り、トンズラ劇(結局、トボトボ帰って来た)
机の上に置かれていた遺書を、近所のジジが見て、「この文章は、急に思い立っては書けん」
遺書用意した所で、いずれも本気でない、死ぬ死ぬ詐欺的だったものの
嫁が自分で何でも仕切る習性抜けず、世話して貰いながら上から目線でエラソーも要因だったが
ウチの鬼婆が短期間、ジジィによる在宅介護受けた際、派手にやらかしてくれたのも
バカ殿様でも出来るルーティンワークと思い込んでいたからよ




「丸投げされた介護人の思いはどこに捨てるの?」
これは、ジジババを身内に丸投げされた娘介護人の言葉であるが

介護人感情自体は、在宅、施設、通勤、皆同じようなものでしょう
ただ四六時中顔突き合わせる在宅介護人には、相手の顔見ないで済む余裕や逃げ場が無い
一般世間の介護への理解度というか共感力の欠如も介護形態問わず同じながら
家族全体の生活が左右される在宅となると、経験持たなければ実感難しいので
施設や通勤の介護人にも必ずしも理解されると限らず、一番条件悪いでしょうね
mathichen様

中途同居を決心した時から、
毎日顔を合わせることから、生まれるマイナス要素は、
わかっていました。
その時は、長兄夫婦、次兄夫婦が宇宙人だとは、
これっぽっちも思っていなかったわけです…
最初は、爺さん爺さんの暮らしを伝えるために
めっちゃ努力したけど、無駄な時間でしたわ。

介護家庭の大多数である在宅介護には、本当、『共感力』が必要なんですよ
ニュース記事にある
「男性の多くは悩みを誰かに相談するのが苦手だ
一人で介護をする男性には日常を離れて仲間と愚痴を言い合う場が必要だ」
介護人同士の傾聴ボランティア、これ、在宅介護人に不可欠と思う
物事の捉え方に個人差あれど、在宅介護という共通点が、無理解や無慈悲を回避出来るでしょうからね




あるグループホーム職員さんによれば、ジジババに対しては演じる事が重要であるそうな

ウチの婆さんが特養女王様とすれば、相談員No.1が従僕に近い執事ですわ
60絡みのハゲ散らかした親父なのに、ホスト的要素は確かに見られますよ

有料老人ホームにいる爺さんの方は、施設No.2に懐いてます
このNo.2、見た目50過ぎの親父、性格はイイ意味での世話焼きオバちゃん
ホステス的な面が大きいんでしょうかね
爺さんの性格上、居宅時代のケアマネも、男より女が上手く行きましたわ
ホームは実質的に、70歳にしてヘルパーの鉄人婆さんが仕切ってるんですけど
こちらは、オバちゃんにしてヤクザで、ウチの爺さん首根っこ押さえてます

爺さん婆さん個々に合わせる部分あるでしょうけど、演じるのは大事でしょうね
> mathichenさん

根が悪人って人はすくないから
比較的利用者さんも、
スタッフが演じてる部分も含めて
楽しんでくれることが
多いと思いますね。

僕らは家族そのものには
なれないけど、
人生の最後に出会った
年の離れた友人のように
なれるんじゃないかなぁと。

「ババに対しては、ホスト的な態度で接する」
現在施設暮らしする年代のババいうのは、太古の大和撫子である
一般的に見て、坊主頭とかの昔風の日本男児が好きなはずと思われる
実際は、氷川きよし、羽生くん、嵐といった、ちょっとカワイイ感じの男子、それがババの乙女心くすぐるとの事
(ちなみに、アタシの場合、風間俊介が好きだったりする…意外かしらん!?)
気に入らないと卓袱台引っくり返されたり、下手すりゃブン殴られたりの世代であるため
オラオラ系は、自分の亭主でコリゴリなんですと
ただあまりにもナヨナヨし過ぎている腐草食男子、これは全くダメ、男なら頼り甲斐は必要!
従って、苦労かけた嫁を置いて草葉の陰で悠々自適の亭主を完全否定もダメ!
巨人の星の一徹親父ですら、毎日仕事に出かけ、貧乏なりに家族に飯食わせる甲斐性持っていたでしょ
カネ稼ぐは平等で面倒は全部嫁の現代オトコどもには無理難題ながら、大抵のババに有効というので
介護人資質持つ事が大前提だが、そこの茶髪プー太郎、介護施設に応募してみ~




上の段も結局、共感力が鍵を示しているのおわかり?
人間は神さん仏さんじゃないから、人一人ひとりの出来る事に限界はある
それでもね、共感力持っていれば、困っている人たちから信頼して貰えるのよ
介護人というのは、高い知性と深い教養持たねば務まらないも意味する
介護職員を低学歴で使えないクズ向きの職業と見做す者が俗世間に多く見られるが
高学歴高収入でも身内を無給で無休の介護人に使って平気な方がクズであり、人間として劣るわけ
17×34×51=29478のように、決まり切った解答で育ったお受験脳に
認知症も17人いれば17通りの対処が可能と到底思えんっての




「なんか『介護押し付けられちゃったら損』みたいな考え方が蔓延してますよ。
私の周りの人も多いです。
ママ友とかも、旦那さんの親の面倒なんかとんでもない!って感じ。
人として、悲しいです。」
これは、若い主婦の言葉であるが、ママ友は、自分たちより上の世代の背中を見て育ったのかね?
介護に直面する中高年層に、「仕事あるから」と逃げる奴が蔓延してるからな
自分の仕事や生活あるのは、押し付けられた者にもあるのに、見苦しいに尽きる
誰か一人が在宅介護引き受け、他は時々顔出す事が全面的に悪いわけじゃないけど
他が外面良男良子で、近所に「苦労してますわ~」と話してたりすれば、半殺しにしたくなる
苦労してますと自己申告する奴の大半、ちょいとシンドイ程度だもの
本当に苦労してる者は黙って苦労してるわ、というより、何を言っても理解されない苦労してるわ




これから介護デビューされる方々、マジ大変なの、本当におわかり?




19歳介護人がジジババ殺した話、あれ、ジジババによる虐待という可能性考えられる
「両親いなかったのか?ジジババしか家族いないとしても、孫に負担かけ過ぎていたのでは?」
19歳といえば、家庭の事情などにより高卒で働いても、自分のために使う時間とカネはある
給料のほとんどを家に入れ、尚且つ、ジジババ介護していた
「おいジジババ、孫に、何らかの行政支援を頼みに行くよう言わなかったのか?」
中高年でさえ福祉何も知らず大慌てする事多いのに、19歳なら何も知らんで当たり前だ
けど、晩婚化進む現代を見るにつけ、子供や孫が若年介護者となるのが普通の近未来を考えると
何であれ、共感力欠如した者には、共感力欠如した末路が待ち受けているので御愁傷様




国の在宅介護絶賛推奨自体、共感力欠如してる証明だからね

こんばんは

同居と別居には一長一短、家庭事情も加わり、どっちが良い悪い言えないですけど
同居は、いまの時代には不利でしょう

介護サーヴィスが、ジジババに同居者いれば、介護者いると見做され手薄になりますよね
「実子というだけで、逃げ場持つ嫁や婿以上に負担与えられる自体、不公平」
「同居者が独身一人っ子で、外で働く必要あるのに、介護に迫られ離職や制限が生まれる」
「家庭や年代によっては、育児現役にして介護にも迫られるケースある」
にも関わらず
第七百三十条:直系血族及び同居の親族は、互いに扶け合わなければならないに表れてるように
旧態依然とした家社会が介護理念に置かれるからでしょう
扶養義務には、扶養者への支援という権利付加が忘れられてるんです

介護が必要になった時には、直系家族の話し合いは不可欠といっても
あれこれ理由並べ立てて押し付け合いや一人に丸投げが多いですから
扶養義務はいろいろ厄介な話と思いますよ

民法第七百三十条:直系血族及び同居の親族は、互いに扶け合わなければならない」
先日書いた、日本国の外道ぶり知れるの意味、わかった?
扶養義務には、扶養者への支援という権利付加が忘れられている
しかも、「家族いない者、家族を頼りに出来ない者の存在も忘れられている」
国は本気かどうか知らんが一応、簡易宿泊所みたいな生活空間提供すると言うてるらしい
国民をホームレス扱いかよとツッコミ入れたくなる




それはさておき
「『介護押し付けられちゃったら損』と言うママ友は、旦那や実家のジジババ介護は免れるかもしれない
しかし、自分たちが介護される番が回って来た時、子供が助けてくれず野垂れ死ぬが濃厚
蛙の子は蛙、共感力無い親の子は共感力無いバケモノに育つであろうから」
若い衆は無論、それ育てる(育てた)世代も肝に銘じとけよ