mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

何処に流離うか?青春と恋の夢の中で無限に輝く空を!

ここ何日か大英帝国に拘ったせいか、前世紀には前世は大英帝国臣民と本気で信じていたせいか
英国音楽を持って来たペタリ





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1:The Vagabond (放浪者)
2:Let Beauty Awake (美しい人よ目覚めよ)
3:The Roadside Fire (道端の火)
4:Youth and Love (青春と恋)
5:In Dreams (夢の中で)
6:The Infinite Shining Heavens (無限に輝く空)
7:Whither Must I Wander (私はいずこにさすらうか)
8:Bright is the Ring of Words (言葉の響きは明るい)
9:I Have Trod the Upward and the Downward Slope (坂を上り、坂を下りた)

1901年から1904年にかけて作曲された本歌曲集は、ヴォーン・ウィリアムズが初めて本格的に手がけた歌曲となった。ロバート・ルイス・スティーヴンソンの同名の詩集に題材を得た本作は、『旅行者の歌曲集』として典型的なイギリスの一場面を見せてくれる。スティーヴンソンとヴォーン・ウィリアムズによって描かれる疲れながらも毅然とした旅行者の巡る世界は、シューベルトの『美しき水車小屋の娘』の娘のように純朴でもなければ、同じくシューベルトの『冬の旅』やマーラーの『さすらう若者の歌』の主人公のように破滅的な衝動を示すわけでもない。

曲集中の8曲目までの初演は、1904年にロンドンで行われた。曲集は完結した歌曲集とされていたが、出版社は全体をひとまとめにして受け取ることを拒絶した。そこで、曲集は2つの巻に分けられて2年の間を開けて出版されることになったが、「Whither Must I Wander」はいずれの巻にも含まれなかった。第9曲の「I Have Trod the Upward and the Downward Slope」は、ヴォーン・ウィリアムズの死後に妻のアーシュラが遺稿の中から発見し、出版されたものである。

録音にはブリン・ターフェルのもの(ドイツ・グラモフォン)などがある。

Wikipedia旅の歌より引用 )





アタシが最初に聴いたのは
【秋は旅情を誘う季節】(2009年10月27日)
『Vaughan Williams - The Vagabond - John Tomlinson』
『Vaughan Williams - Whither must I wander? - John Tomlinson』
『Vaughan Williams - Bright is the Ring - John Tomlinson』
1993年PROMSラストナイト生中継であった
トムリンソンさん、ヒゲ取ると可愛いけど、いまのアタシよか若い47歳にしては爺むさ過ぎ~と嘆いて




♪旅の歌、一時期ハマった
曲集にある全ての楽曲にはテノールの声域でも歌唱可能なようにキーを上げたものが作成されており
従って少なくとも2つの調性の版が存在するため、何種類のCD聴いたかもお記憶曖昧である
手元に残ってるのは、2種類
ヴォーン・ウィリアムズマーラー/ピツェッティ/デュパルク:声楽作品集(ヘンシェル)』
http://ml.naxos.jp/album/HMA1951875
ドイツ人バリトンDietrich Henschelのフランス・ハルモニア・ムンディ初出盤
それと、ターフェル盤よ




ターフェルは、1965年9月9日生まれ
1995年2月録音当時29歳であり、まだまだ小僧に近いわね
自分探しの旅とやらのフリーターがギリギリ許される青年の歌と見れば合うか
ウェールズ人ながら英語は日常語の一つ、しかもウェールズ語話者は耳がいいのが多い
ネイティヴにも意外なまでに難解な英語歌唱の良質な音として貴重ではある
シューベルトの♪冬の旅を辛気臭過ぎると感じる向きによろしいのでは




てか、英国音楽を軽視する向き、現代にもいるのか?
石頭系ドイツ音楽信仰者も昔ほどおらんと思うが、ごく自然に日本人に馴染んでいる英国音楽少なくない
地味だとバカにする奴いたら、アタシが殴るよッ(前世はやっぱ、大英帝国原理主義?)
http://www.gsmd.ac.uk/
「日本の皆様、ロンドンには格安な授業料で良質な音楽学校ありますよ。留学に如何ですか」
ターフェルがその昔、自分の出身校を宣伝していた
ギルドホール音楽演劇学校というだけあって、オペラ歌手志願といえど、大声出せたら万事OKじゃないが学べる
内気な日本人には、タイプは違うがやはり内気な英国人を見習い、演劇を重視して外向性養うのが大事である
ドイツやイタリアの学校行ったら、日本人と韓国人だらけ、何のための本場修行だろうという嘆きが聞かれるよ
イタリアなんてね、お高い学校より格安で良質な個人教授がお得の伝統、いまだ健在らしいしな
留学したいけど経済力不安な方々、英語と入学試験難しくとも、倫敦に旅立って歌ってみるの、どお?