mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

名歌手たちが時間軸を超えての歌合戦

17分前に登場した前記事から続いた




1990年代後半のOPERA NOW誌に、音楽界各氏によるDream Castが連載されていた
「♪フィガロの結婚を、オラならこの顔ぶれで観たい聴きたい」てな趣旨ね
フットボール好きがウィニングイレブンやるようなものってか
歌手に合う役柄か?出演者同士の釣り合い取れるか?それ以前に、存命者と死者が共演してますけど?
そんなもん知った事か、アタイの夢なんだから~と押し切る格好のお題であった




以下、mathichenさんの夢見る♪ニュルンベルクのマイスタージンガーをお送りします
二通りある、ただし一つ目だけよ
紙にメモった物が行方不明、二つ目はかなり記憶曖昧なもんで~




ハンス・ザックス(バス):靴屋の親方。男やもめ
カール・リッダーブッシュ

1968年のベーム指揮バイロイト盤、前記事でチラリ触れたカラヤン盤では、金細工師を歌った
1974年のヴァルヴィーゾ指揮バイロイト盤に、靴屋が記録される
そっちは見つからんため
『Karl Ridderbusch - Wagner: Verachtet mir die Meister nicht - Berlin PO/Karajan (1974) 』
見た目は、「何食って育ったら、こんな白熊になっちまうんだ」
声は、男の色気感じさせるゾクゾク物
1974年当時、40歳過ぎ
歌曲洗礼場面に於いて、「あ~、オレも歌合戦で求婚の歌を…」と往生際悪さ見せる役とあっちゃ
爺さん言うほど老け込んでいない、40代後半~50歳過ぎくらいの、現役オトコに極力近づかないとね
ジクストゥス・ベックメッサー(バス):市書記
ベルント・ヴァイクル

言わずと知れた名ザックス歌手
靴屋開業する前の1975年、ショルティ盤では、公務員を勤めていた

ベックメッサーについて私見を書くと
エエ歳こいて若い娘に求婚するんかいと、ニュルンベルク市民から嘲笑われる
それ言うんやったらザックスにも言うたれなのに、人望の無さが哀しい
自信満々の割に、エーファの拒否権取り消しを娘の父親にさせようという所に女々しさが表れる
肩持ってやると、「地位と財産は築いたが、おひとり様の老後寂しいよ、やっぱ嫁くらいは欲しいわ」
こちらもザックス同様に
爺さん言うほど老け込んでいない、40代後半~50歳過ぎくらいの、現役オトコに極力近づかないとね

1975年当時のヴァイクルは、33歳
威勢良過ぎませんかとはいうものの、色気は感じさせるわよ
顔は、リッダーブッシュと拮抗する男前の部類に入る
ヴァルター・フォン・シュトルツィング(テノール):フランケン地方出身の若い騎士
ジェス・トーマス

誰が異論唱えようと、何てったってアタシのアイドルに決まっとるわ。♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚・。♥。


何度観てもステキ♪
顔似てるセスクが歌うんだったら、アタシがエーファ歌いに行くと妄想しといて

上述の二人凹ますほどの説得力発揮するには、身長180数センチメートル級美男子に限る
【Selig, wie die Sonne.~失われた時を求めて~】(1月2日)
1963年のヴィーラント・ワーグナー演出YouTube貼ってあるよね
ここでは、白熊ヴォルフガング・ヴィントガッセンが歌ってるけど
何故、交替で歌ったトーマス起用しなかったのよ
1914年生まれヴィントガッセンじゃ、1940年生まれのアニヤ・シリヤと父娘に見えて困るがな
1927年生まれ美男子なら許容範囲だっちゅうのに、残念無念、来世も悩み続ける予定が決定
エーファ(ソプラノ):ファイト・ポーグナーの娘。歌合戦の『賞品』にされる
ルチア・ポップ

一説によれば、ヴィントガッセン&ビルギット・ニルソンによるヴァルター&エーファの企画浮上したらしい
ヴァルターは百歩譲るにしてもだ
縦はそれほど長くないものの横幅が広過ぎるBBAニルソンに、賞品価値と、嫁に欲しがる酔狂が?

だったら
「これほど真に迫った、華奢で、繊細な、非常に若々しい」23歳のアニヤ・シリヤを選ぶと思った?
1988年のバイエルン国立歌劇場日本公演に於いて、49歳の肥満体で歌ったポップちゃん選びました
1979年のばらの騎士ゾフィー1984年の魔笛パミーナ、あの頃の太さであれば、一番有難い
初役舞台、1982年のコヴェントガーデン写真見たが、肥満進行中ながらも10代の小娘が通る
とにかくポッチャリ過ぎようが、猫被らない天然の可愛さ持ってりゃ許せるのよ
ファイト・ポーグナー(バス):金細工師。エーファの父
ドナルド・マッキンタイア

また、ザックス歌手を連れて来たとな?
190センチメートル級なもんでね
ポップちゃんに負けない大柄連れて来ないと、父娘のパワーバランス崩れるがな
ポーグナーは富裕層で、町の名士を忘れちゃならない
組合の連中にニラミ効かせるだけの存在感が求められもする
よく見ると可愛いお目目、それでよく悪役やっとったな?
ガン見されると逃げ出すであろう威力持ってるんでしょ~
ダーフィト(テノール):ザックスの徒弟。マクダレーネに思いを寄せる
ルネ・コロ

カラヤンショルティ両方の騎士なれど
アタシの記憶に間違い無けりゃ、1969年のバイロイトで徒弟歌ってましたよ
引退した現在も執念深く、「ダーフィトの方が向いてた」と思うのダメ?
頼んな~い雰囲気と若い頃のヘナヘナ声が合うと思わん?
ドイツ人というのが強みでもある
騎士もドイツ人なら、あるいは、非ドイツ人同士なら、無問題であるが
非ドイツ人徒弟がドイツ人騎士にドイツ芸術云々を教えるストレス考えてみ~
マクダレーネ(ソプラノ):エーファの乳母
ギネス・ジョーンズ

1968年のベーム指揮バイロイト盤エーファ
悪くない、ただ持ち前の大声抑えるのが苦労だったみたいね
抑えても尚、歌曲洗礼の五重唱に於いて他を圧倒してたじゃん
若い彼氏のオシリ叩くのが似合う(家でも、30歳以上若い旦那のオシリ叩いてると邪推する)
美人なのにスットボケタ雰囲気がよろしいので、レーネ姐さんに絶賛推奨する
フリッツ・コートナー(バス):パン屋
ディートリヒ・フィッッシャー=ディースカウ

1950年代中葉のクリュイタンス指揮バイロイト盤で聴いたし、パン屋姿写真も見た
良く言えば、ドイツ語学習者に最高の教材。悪く言えば、規則厳守の鬼で石頭
ニュルンベルクの矢鱈メッタラ規則に煩いパン屋に最高の人材と太鼓判押すわ

1970年代には、ヨッフム盤ザックスを歌った
1990年代のサヴァリッシュベックメッサーの予定が消えた理由として、奥さんのユリア・ヴァラディが
「ディーターはきっと、負け犬役をやりたくなかったのでしょう」
ベックメッサーに求められる要素を考え合わせると、残念無念に思うの、アタシだけ?
クンツ・フォーゲルゲザング(テノール):毛皮屋
コンラート・ナハティガル(バス):板金屋
バルタザール・ツォルン(テノール):錫細工師
ウルリヒ・アイスリンガーテノール):香料屋
アウグスティン・モーザー(テノール):仕立屋
ヘルマン・オルテル(バス):石鹸屋
ハンス・シュヴァルツ(バス):靴下屋
ハンス・フォルツ(バス):銅細工師

その他大勢の親方連中の配役は、記憶怪しく、4人だけ挙げる

毛皮屋:ヴァルデマール・クメント
鳥がピ~チクパ~チク五月蝿く鳴くイメージの姓

板金屋:エーベルハルト・ヴェヒター
夜鳴き鳥、これも安眠妨害
毛皮屋と二個一的な役なので、クメントと二個一、『ウィーンの天然Bコンビ』が良かろ

錫細工師:ぺーター・シュライアー
誠に失礼とは思うが、シュライアーの顔見ると、「菜食主義で栄養不足のヒステリー婆」に見えるの
ツォルンがむかっ腹立つみたいな意味持つ言葉
第二幕終わり近くの市民総出のド突き合いでは、キ~キ~喚く
んで、シュライアー婆さんを選びました

靴下屋は確か、名は体を表すとばかり、サイモン・エステス選出でした
夜警(バス)
ゴットーロープ・フリック

神々の黄昏ハーゲンですわな
商売道具の角笛忘れたかて心配無用
『Gottlob Frick record Hagen』
「ホイホ~」、現代よりは狭いと思われるニュルンベルク市内に轟き渡らせ、ドロボー猫も逃げ出すはず




指揮者と演出家?
そこまで考えてなかったわ~
オケと合唱は、バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団がいいでしょ
指揮は、聴くと大体超眠くなるクリスティアンティーレマン以外でお願い
あ、合唱指揮は、ヴィルヘルム・ピッツでお願い
戦後初の音楽祭、1951年のカラヤン指揮盤を聴いてご覧なさい
ニュルンベルク市民への声の演技指導バッチリがわかりますよ
全体の演技指導は何なら、演出家願望持つブログ界北島マヤが担当しましょか!?




(オマケ追加)








「何時放送されたものだろうか?」
1988年か、遅くとも1989年でしょ




日本放送協会よ、何故、全曲映像を撮らなかったのさ
R・シュトラウス大先生の♪アラベラ日本初演撮るのにカネかかり過ぎたってか?
受信料取り立てに苦労してんのね~(__)ノ彡☆ばんばん