mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

幻が現実となる夢

暑さ寒さも彼岸までというなら、明日からは日中も涼しくなってくれ(ゲンナリ




我慢大会代わりに、♪ニュルンベルクのマイスタージンガーを聴いてみた
ニーベルングの指環以外の、ワーグナーの単独作品では、約4時間半と一番長い作品である

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1996年10月、ドイツのカーリヒ(CALIG)レーベルから忽然とリリースされたバイエルン放送制作のスタジオ録音盤、クーベリックの『マイスタージ ンガー』は、ドイツ・レコード賞を受賞するなど絶賛を博した名盤でしたが、レーベルの解散により、長らく入手困難な状態が続いていたいわくつきのアルバム でもありました。

今回、ARTSレーベルでは、バイエルン放送からライセンスを得て、オリジナル・マスターテープから24bit/96kHzテクノロジーにより新たにマスタリングを実施。名演をさらに良い音質で味わうことが可能になっています。

ARTSレーベルのARCHIVESシリーズ、ミドル・プライスでの登場。

ワーグナー:楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』全曲

ザックス:トマス・スチュワート
ヴァルター:シャーンドル・コーンヤ
エーファ(エヴァ):グンドゥラ・ヤノヴィッツ
マグダレーネ:ブリギッテ・ファスベンダー
ダーフィト:ゲアハルト・ウンガー
ポーグナー:フランツ・クラス
フォーゲルゲザング:ホルスト・ヴィルヘルム
ナハティガル:リヒャルト・コーゲル
ベックメッサー:トーマス・ヘムスレー
コートナー:キート・エンゲン
ツォルン:マンフレート・シュミット
アイスリンガー:フリードリッヒ・レンツ
モーザー:ペーター・バイレ
オルテル:アントン・ディアコフ
シュヴァルツ・カール・クリスティアン・コーン
フォルツ:ディーター・スレムベック
夜警:ライムント・グルムバッハ

少年合唱:テルツ少年合唱団(指揮:ゲアハルト・シュミット=ガーデン)
合唱:バイエルン放送合唱団(指揮:ハインツ・メンデ)
管弦楽バイエルン放送交響楽団

指揮:ラファエル・クーベリック

1967年10月1日~8日、ヘルクレスザールにおけるステレオ録音(セッション・レコーディング)

マスタリング:24bit/96kHzテクノロジー




HMVより拝借致しました




1996年盤を永久保存中ざます
これは実を言えば、世界初出ではなかった
1994年頃、イタリアのMYTOレーベルより発売されたCDを、渋谷のTOWER RECORDにて購入した
海賊版だったが音質は良好、スタジオ録音・歌手陣を見て、大元はDeutsche Grammophonと踏んだ
実際、某ザックス歌手の横槍入らなければ、DGから発売された模様
某ザックス歌手?前に書いたと思うが、多分、テオ・アダム
1967年だったら、3年後のカラヤン指揮EMI盤録音計画あったって不思議じゃない
帝王の邪魔しやがるんじゃね~とブッ潰しにかかったと、邪推して約20年経った(違ってたら赦したれ)




トーマス・ステュアート、顔と声両方暗いけど大好き
さまよえるオランダ人とか、神々の黄昏グンターとか、辛気クセ~役に合う声が意外にも
隣家の小娘諦め切れん女々しいおっさんをさほど感じさせない明るさを聴かせた




シャーンドル・コーンヤ、1967年に来日、NHKイタリア歌劇の♪ドン・カルロ題名役を歌った
イタリア物は、プッチーニの印象強いけどね
プッチーニ歌手に求められる芯の強い透明感持つ声が、ワーグナーでは、ヴァルター、ローエングリンに合う




グンドゥラ・ヤノヴィッツ、DGから正式発売されたクーベリック盤エルザといい、録音でさえ声量厳しくないかい?
カラヤンの♪ワルキューレで歌ったジークリンデを、「処女の女学生みたいでキモい」と評した者いる
ブリュンヒルデが、これまた役には軽量級であるレジーヌ・クレスパンで、彼女との均衡取るためにせよ
エーファも単調な歌い方になりがちなのは、容量不足の声気にしながらのせいに思えてならんわ




17人登場する歌集全員書く気力無し、以上3人にとどめる
その代わりと言っちゃ何ですが、17分後に登場する次記事に、独断と偏見に凝り固まる夢想花を咲かせます~