mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

生まれる権利、生きる義務

世俗では、ガキンチョの夏休みが始まったんだっけ?
朝昼晩の飯食わせなアカンお母ちゃん、普段貧乏共稼ぎで留守多いを反省し、子供孝行しろよ
ま、今日から三連休取れるのであれば、休憩時間には、当所記事三部作を一日一作ずつ読むの、どお?




何日か前のアクセス解析
【「私のマンガ大賞」は、コレ:ベルサイユのばら~新しい運命の渦の中に】
【「私のマンガ大賞」は、コレ:ベルサイユのばら~栄光の座に酔いしれて】
で、何とな~く、アメブロ別荘にある池田理代子先生作品記事を、今日の本館まで持って来る事にした
精神年齢低くなった世俗のお母ちゃんどもにも、文字通りの小娘時代は存在した
BBA化したって、少女漫画楽しむ権利持つしな(母親の分際を忘れず果たすべき義務シッカリ守ればの話)




ところで(ココから先が、2014-11-19 18:17:00アメブロ記事、原文そのまま、いいね!15個押された)




漫画の読み始めってさ、男は少年物、女は少女物から?
mathichenさんの場合、小学2,3年生頃に、楳図かずおの‘漂流教室’を少年サンデーで読んだが最初
主人公の高松翔が同級生から盲腸手術受ける場面、いまだトラウマよ
先生が飲むにせよ、現代の小学校に置いてればPTA以外からも非難轟々浴びるウィスキー
それで消毒しただけのカッターナイフで…あ~怖。寝不足なのに今晩また寝られん~




少女物を初めて読んだのは、‘漂流教室’終了後、3年生から4年生にかけての頃
‘りぼん’‘なかよし’で読み始めたと思う
題名、作家、雑誌の全部忘れたけど、よく覚えてる作品を一つ挙げると
「高校3年生男女が、余った80円を来月の家計に繰り越すような貧乏同棲中
彼には親の決めた婚約者がいて、同じ学校にいるため、嫌がらせ受けていた
いろんな事情の絡む同棲であり、好いたハレタの関係には無い
駄菓子歌詞だ、18禁解ける年齢ともなれば、最終的には男女の関係に落ち、将来夫婦になるを誓う
高校の卒業式は無事に迎え、彼女が卒業生総代として答辞読むべく壇上に立つと
彼の婚約者が待ったをかけ、『その人に答辞資格読む資格無いわ』
自分の婚約者と同棲しているを明かした後、彼女が産婦人科の門をくぐる姿見たもバラシた
当然、講堂内は騒然となる
彼の誠実な弁明により一件落着し、祝福のうちにメデタシメデタシ」
…これ読んで感動した小学校中学年って、どんだけヒネクレてたの!?
同じ昭和49年の小学3年生ちびまる子ちゃんが踊るポンポコリン♪とはエライ差ね




コミック類で汚部屋に現存する作品としては、‘ベルサイユのばら’が最初
1975年秋から1976年春にかけて揃え、同年中に、‘おにいさまへ…’も買った
【金の儚さ、銀の優しさ】(2012-12-11 17:51:34)
【遺された者の守護天使:『去りし者の残り香』】(2012-12-27 18:51:00)
皆様の検索する手間省いとくペタリ
ベルサイユのばら’‘おにいさまへ…’、それと‘オルフェウスの窓’の共通点として
少女物には何故、大映テレビほど極端じゃないが、出世の秘密とか薄倖な境遇とか多いんだろうね
推定:「吉屋信子少女小説に紅涙絞った太古の少女たちのDNAが、後世の孫娘たちに遺伝続ける」




薄倖な少年少女が描かれる池田理代子作品は長編に限らず、初期短編にも強烈なのが存在する
2作品あり、どちらも、ベルばら以前の1971年に執筆された、小学6年生の少年少女が主人公である




女の子から先に書くと




‘ごめんなさい’
裕福な家庭の一人娘として育った萩原涼子
小学6年生の新学期初日、貧困家庭の山田やすえと同級になった事に戸惑いを覚える
栄養不足らしく痩身、不潔なボロ服纏う陰気なやすえは伝説的な存在として
低学年の弟ともども、クラスの男子から暴力的なイジメを受けていた
涼子は優等生のため、担任教師から信望厚く、やすえの面倒を見てやるよう頼まれる
やすえに生理的嫌悪感を抱きつつも、学級委員長の立場上、断れない
隣席に座った涼子なりに力添えしてやろうと気を配るが、やすえの方は心を閉ざし続ける
反応が見られたのは、給食の時間、涼子が母親から持たされるニガテな副菜を貰った時だった
給食といえば、やすえが休校した日の放課後、涼子がやすえの家までパンを届けると
アンモニア臭漂う貧乏長屋に病身の母親がいて、その日は、やすえが兄とクズ拾いに出ていた
幼い息子の鼻水を自らの口ですすってやる母親の姿を見て、涼子は動揺と感動を同時に覚える
クラスの男子だけでなく女子からも無視され孤立状態のやすえを、涼子は自宅に招待
風呂に入れてやり、おやつも食べさせ、自分のもう着ないワンピースを与えた
翌日いつものボロ服で登校したやすえを見て詰問すると
男子の学級委員長で、日頃やすえに気を配っている松谷秀樹が、「彼女は乞食じゃないんだよ」
自分の思いが空回りしている事はもちろん、前日やすえが秀樹と会っていたを知り
秀樹に想いを寄せる涼子は苛立ちを覚える
やすえには絵道具を買う余裕など無いが、鉛筆画でも感動させるほどの絵心が備わっているらしい
クズ拾いの車を引く子供たちを描いた絵が校内コンクールで評価され、涼子より上位の賞を獲得した
自尊心を傷つけられた格好となった涼子は怒り心頭から
職員室前に張り出されていたやすえの絵を、誰もいない放課後、「こんなもの…」と破り捨ててしまう
優等生が犯人だとは誰も疑わず、涼子は担任から、やすえに絵を描き直すよう説得を頼まれるが
破かれた絵を前に茫然自失となったほどのやすえは応じようとしない
その頃、学校の給食施設が1週間ばかり休止、各自弁当を持参する事になった
やすえを無視する形になっていた涼子ながら、昼食時間に黙って座ったままのやすえが気になる
弁当持参始まって数日目、クラス女子の一人が「お弁当が無い」と騒ぎ出す
窓の外を見ると、弁当を胸にやすえが必死に走り去る姿
集団リンチに遭わないよう、やすえの味方であるを叫びながら一人で追いかける涼子
だが、やすえは涙ながらに、「お腹空いて死にそうなんだよ!」
給食が唯一、まともに食事出来る機会であるほど貧困家庭にとって、弁当持参など考えられない
やすえは空腹に耐えていたものの、極限に達して弁当泥棒に及んだのだった
自分は、ピアノ他いろいろな物に恵まれている…
戦争も無い世の中で、何故、物も食べられない不公平が起きるのか…
涼子は自分が如何に恵まれているかも知らずの傲慢さを恥じ入った
母親に頼んで、やすえの分の弁当も作って貰う事にする
二人分の弁当を手に登校する涼子の前に現れたのは、真っ青な顔した秀樹
やすえの一家がガスで無理心中を遂げた…
民生委員である秀樹の父親が、生活保護受給を勧めていたのだが
やすえの母親は病身を考え、もはや何もかもに絶望していた…
やすえが絵を描き直していたも知り、すっかり打ちひしがれる涼子
葬儀の日、やすえの絵を破った犯人であるの告白を、涼子は合掌しながらやすえの霊に誓った




次は、男の子




‘生きててよかった!’
小学6年生の高見泰樹は、学級委員であり、生徒会長でもある
時々ケンカに率先して参加するが、弱い者イジメ許さない正義感からの行動であり
勉学優秀、スポーツ万能、明るく活発で、皆の人気者と、非のつけ所無い少年と言える
ある日の下校途中、若くて美人のママが、いつも以上に別嬪さんな姿で駆け寄って来た
「パパが帰って来たんだね!」
母子で喜び勇んで家に入ると、仕事が多忙のため滅多に帰宅しないパパが居間に座っていた
「お、しばらく見ない間にデカクなったな」と息子の成長に目を細めるパパと、ウキウキ顔のママ
久々に家族水入らずの団欒を堪能し、翌日泰樹とママは再び、仕事に戻るパパを見送った
実質的な母子家庭をそれなりに楽しく暮らしていた泰樹とママであるが
ママの交通事故死を機に、泰樹の生活は一変する
ママの葬儀にパパが姿見せないを、「いくら仕事が忙しいからって…」と泰樹が不満に思っていると
お祖父ちゃんが、「ワシはお前の面倒見てやれん。これからは、パパの家で暮らすんだよ」
「パパの家?ここが、パパの家じゃないの?」「ここも、パパの家ではあるが…」
パパの家が二つあるを不思議に思いながらも、泰樹は教えられた住所へ向かう
豪邸に驚き、表札が“高見”でなく“辻”を見て「あれ、パパの名字は高見じゃないの?」
パパに迎え入れられ、『家族』を紹介され、泰樹もようやく理解する
『家族』と暮らすこの豪邸が、パパの本宅で、ママはパパのお妾さんだったと…
妻子に負い目強いらしいパパは、紹介が済むと逃げるように場を去る 
パパの過去と現在の愚行に本妻・沢子と異母姉・早苗は怒り心頭とあって、泰樹に敵意を見せ
「妾の子(下賤の存在)」という事で、ママの写真焼き捨てる他の酷い仕打ちを与える
同年齢の異母妹・陽子は、事情知らされないため、泰樹を親戚の男の子だと信じ
ニコニコ愛想良く迎え、無邪気に懐いた
転校先でも、泰樹は明朗快活と学績優秀により、たちまちのうちに信望を得て人気者に
ママを彷彿させる美人教師・江口先生は泰樹の事情を承知しており、心強い理解者となった
校医の父を持つ同級少女・川部圭子は美人優等生とあって、最初は、泰樹に対抗心を燃やすが
打ち解けるにつれ惹かれ合うものを覚え、美男美女に相応しく、幼いながらも恋心が芽生える
学校では楽しい日々を送るも、家に戻れば、イジメが泰樹の帰りを待つ日々
暗い影はやがて、学校生活にまで影響を及ぼし始める
服の着替えが満足に無いのを知った江口先生が支援までは、泰樹も受け入れられたが
修学旅行費の立替となると、泰樹も甘えるわけに行かず断った
その結果、江口先生が旅行から帰り、泰樹への土産を家まで持参した際
善意からとはいえ泰樹の旅行不参加を残念がる江口先生の言葉が、沢子の逆鱗に触れてしまい
「恥をかかせて…お前なんか死んでしまえばいいのよ!」と、風呂に沈めるなど折檻の限りを…
殺される寸前を免除された泰樹が思った事は、「何もかもパパが悪いんだ!パパが憎い!」
パパは妻の愚行を見て見ぬ振りしている
沢子が背を向けて泣くのを見て、「おばさんだって、苦しんでるんだ…」を理解したのだ
だが沢子の怒りの持って行き場は、「下賤の存在」である泰樹なのだろう、憎悪と虐待は続く
ある日、PTA費を貰えない泰樹が、やむなくパパの会社へと赴いた
パパは世間体を取り繕っているようで、「私に息子なんていない」と追い返されるが
回り回って早苗の婚約者の耳に入り、辻家を秘密裡に調査したらしく
妾の子を弟に持つ早苗など嫁として相応しくないと破談を招いてしまう
絶望から母親に泣きすがる早苗が泰樹に気づくと、「あたしの幸福を邪魔して!」と憎悪をぶつけた
沢子も当然の如く娘の援軍に入り、泰樹への罵倒の限りを尽くす
たまりりかねた泰樹が二人に「八つ当たりです」を指摘すれば、陽子が制止するほどの虐待へと至る
雨中の外に出され、木に縛りつけられ放置された泰樹は、「死にたい。ママの側に行きたい!」
何とか束縛を解くと、フラフラ家を出て行く
が、途中で行き倒れ、川部医院、圭子の父の下へ搬送された
川部医師は泰樹を診察した結果、体の傷と栄養状態から虐待を知り、家に連絡する
しかし、沢子の「施設にでも入れてしまおうかと考えてますのよ」に激怒し
絶対返さない、自分が泰樹の面倒を見ると心に誓う
そこへ陽子が、医院まで飛んで来た
泰樹への好意抱く故に、圭子への嫉妬心もあってか、圭子に「泰樹君を返して!」と怒るが
圭子は「お妾さんの子だからって、酷過ぎる…高見君は今後うちの父が面倒見るわよ」と切り出し
陽子は初めて、泰樹と兄妹を知り、衝撃を受ける
泰樹自身は、沢子の言葉を聞き、「生きてて損しちゃった…」
絶望から、大量の劇薬を服用して、自殺を図る
しかし、川部医師の奮闘の結果、泰樹は一命を取り留めた
泰樹の「死んじゃった方が楽なのに!」を聞いて、川部医師は泰樹の頬を打つ
折檻には見られない愛情を感じる泰樹
江口先生も駆けつけ、「何故すがってくれないの!無力だというの?情けないわ…」
非情な態度を取っていたパパまでが、息子の無事な姿を見て泣き崩れた
自分を支えてくれる多くの人に感謝し、泰樹は「生きてみよう!」
川部医師のように「生きててよかった!」と人に言って貰えるような未来を描きながら




‘ごめんなさい’‘生きててよかった!’、現代にも通じる話である




高度成長の裏側では、クズ拾いで生計立てるほどの最底辺家庭が見捨てられたまま
そういった格差社会が、21世紀のいまだ存在するのかはわからないものの
デキ婚と離婚の高い沖縄で、高校進学しても学費払えず退学する母子家庭があるというし
全国的に欠食児童持つド貧乏家庭もあると聞くとな…
「結局…本当にその人の立場にならない限り…上滑りの同情になってしまうんだね…」
やすえ一家を救えなかった事を秀樹が悔やむ言葉が真理でしょがね
民生委員の父親の影響を受け正義感に燃える秀樹でさえ、子供故にもあるが、無力である
ならば、無意識であっても優越感を満たすために、やすえの面倒見ていた涼子は?
傲慢さが知らず知らずのうちに、やすえに伝わり、彼女の心を閉ざしていたと見る
「同情するならカネをくれ!」みたいな物質的な支援を、子供の涼子に期待はしないが
せめて秀樹のように、「貧しいけど、乞食じゃないんだよ」の自尊心守ってやるくらいは可能である
涼子は12歳にして無邪気な子供時代と決別し、大人への階段を上る事になるが
「元気があれば何でも出来る!」は持てる者の傲慢な言葉を知るに等しいわけだから
希望は常に絶望と紙一重の脆いものを知るわけだから
恐らく、どんな道を歩もうとも、生涯に渡り心の底から笑える日は訪れないと思う




ヤホー知恵袋、BIGROBEなんでも相談室、発言小町などから選び出した不倫ネタを基に
mathichenさんが悪態つく背景に、‘生きててよかった!’を読んだがある、皆様わかった?
出会いが無いと言う女の何人が、不倫は別と考え、口を拭ってるんだろうね
老若男女問わず不倫正当化する輩は1匹残らず、この世から抹殺しちまえっての
不倫は必ず、犠牲者が出る。大人同士でも厄介な話なのに、子供いる者なら、どんだけ被害出る?
親選べない子供を憎悪の渦に巻き込もうものなら、親以前に人間を名乗る資格無いよ
‘生きててよかった!’の泰樹に罪は全く無く、彼への虐待は言語道断である
ただ個人的には、嫡出子と庶子の権利をある程度差別化しなければ、婚姻制度崩壊の考えでもある
従って、パパの「正統な子」、異母姉・早苗に同情出来る面も認められる
婚約者が結局は家名の類に拘るカス野郎を結婚前に見抜けて良かったじゃんと思いつつも
父親の愚行が原因で侮辱されるなんて、怒るのは当然の話だもの
一つの家庭を崩壊させ、何人もの人生を狂わせるなんざ、まともな人間のやる事じゃない
パパは最後に反省し、泰樹も赦すと思う
泰樹が家を離れれば、奥方と長女は大人しくなるであろう
とはいうものの、パパの地獄は終わるどころか、漫画終了後に始まるね
そうでしょ?
一度失われた夫と父親への信頼回復は?
例え両親を憎んだって未成年故に独立出来ない次女との関係は?
元を辿れば自分の蒔いた種なんだから、奥方に離婚切り出す根性ある?
庶子持つで評判落とすにせよ、会社でそれなりに地位にあり、少なくとも離婚は不味いよね?
とにかく、不倫なんて、完全に一件落着メデタシメデタシなんて無いのよ
高額の慰謝料や養育費払おうが、他人の人生を無下に潰すには変わらない
法的に解決すれば、捨てられた者が不遇に陥ろうとも自己責任だ関係ないの意見をよく見るね
盗人たけだけしい、どんだけ育ち悪い連中よ、ま~賤民だから頭悪いんだけどと呆れ果てるわ
ま、バカに何言おうが馬耳東風
不倫は常習率高いとあって、明日は捨てられる我が身思えば、常に心休まらないがお仕置きよ




記事題名は、貧困の子と不倫の子に照らし合わせれば、意味わかるよね
何でも自由を盾に、白い小便タレ流しと大股開きは慎めよってのさ