mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

忘れられた遥かな時の彼方から語りかける歌声

気分転換に大賢者Wikipedia様とYouTubeの散策したら








Senta Studer…この名を見た瞬間笑えるアナタ、もお堅気に戻れんワーグナー酔狂だよ~ん








声だけじゃ愛想いくない。御姿もペタリ








日本語話す大賢者様、調査メンドクサイのか愛想いくないため、英語版からの引用ペタリ




Personal life

Studer is married to Greek tenor Michalis Doukakis and has lived in Germany for most of her life. From previous marriages, Studer has two daughters, Elsa and Senta, named after characters from Richard Wagner operas. The elder, Senta Studer, is a pop music singer. Her first solo album, Happy, was released in January 2014.

WikipediaCheryl Studerより引用 )




ワーグナー酔狂を親に持つと、娘も大変やな

そない言うたら、ジークリンデ・ワーグナーっちゅう歌手もおったわ





ジークリンデ・ワーグナー、多分ワーグナー酔狂の、作曲家とは赤の他人ワーグナー家に生まれた
娘が将来ドラマティック・ソプラノとして一世を風靡する夢見て命名した?
だが、娘の声域は生憎と、メゾ・ソプラノ歌えるアルトであった
親は口惜しく、娘は恥ずかしかったと思われる




ある意味、DQNネームの例だねと一笑いしといて




チェリル・ステューダー( * シェリルと表記される多いが、Cherylならチェリル。アメリカ人の証言)
1985年、ヴォルフガング・ワーグナー新演出によるバイロイト音楽祭タンホイザーで一躍有名になった
開幕間近になって、エリーザベト役のガブリエラ・ベニャチコヴァーが降板
急遽オーディション行われ、ステューダーが合格した
モーツァルト魔笛のパミーナ、スメタナ売られた花嫁のマジェンカなどを歌ったら
「(劇的な)ワーグナー作品のオーディションなんですけどね~」と、審査員から言われたそうな
歌手の資質見るんだから、何歌おうが別にいいんじゃない?
かれこれ半世紀前、日本人初のバイロイト合唱団員となった、花田夏江女史によりますと
「歌の先生( * 自身バイロイト出演歴持つソプラノ歌手、アンネリース・クッパー)に勧められ
まだドイツ語もよくわからないのに試験受けに行き
バイロイト合唱指揮者ヴィルヘルム・ピッツの前で、パミーナだか、(♪ボエームの)ミミだかを歌った所
『お前、ツェー(三点C)出せるか?』と言われ、何とか踏ん張り、『使い物になるのが出ました~』
アハハハ~と笑われ、それで試験終わりなので、ダメだなと思ってたら、何ヶ月後かに合格通知届いた」
エリーザベトには叙情的要素求められる。ステューダーの選曲悪くなかったんじゃね




1955年生まれ。今年、還暦迎える。最近どいなしてるねんと思うてたら








四半世紀近く前
Cheryl Studer - I Vespri siciliani - Verdi (Milano 1989)
「ステューダー、肉の塊やな」(mathichenさん)
「おねーちゃん、ちゃうちゃう、脂肪の塊が正解」(弟分の坊主)
2015年現在、赤身マッチョな米国牛、肉じゃなく脂食うに等しい霜降り和牛、この際どっちでもエエわ
肺病みで余命短い高級娼婦に見えないのだけは確かである(置屋ボスの間違いやろ)




「During the late 1990s, Studer had a period of vocal problems
that led to the Bavarian State Opera canceling her contracts in 1998」
英語話す大賢者様に書かれてるね
これについて、mathichenさん地獄の記憶力で解説すると




声楽トラブルの予兆は、長女ゼンタ産んだ頃から現れていた
ゼンタの誕生日知らんが、誕生年は1992年頃、それは確かと言える
Il viaggio a Reims 1992 Abbado ENCORE
クラウディオ・アッバード指揮ベルリン・フィル定期に於ける、ロッシーニランスへの旅
宿屋女将を演じるステューダー、当時妊娠中だったの(基本が妊婦体型のせいで誰も気づかんかったけど)
女性歌手は妊娠と出産を経ると良くも悪くも声に影響及ぼす
12歳頃に歌の訓練始めたステューダーは、幅広いジャンルを勉強し
ワーグナーR・シュトラウスの劇的な役柄に固定されるのを避けていた
実際、1980年代とステューダー若年の頃に、バイエルン国立歌劇場サロメ用意してるを知るや逃げた
その辺りは賢いが
1990年頃、ネヴィル・マリナー指揮♪魔笛のフィリップス録音では、ハイ・ソプラノが歌う夜の女王
ありゃ無茶過ぎ~、海外評では酷評が圧倒的多数を始め
1994年、コヴェントガーデン王立歌劇場上演のヴェルディアイーダが、「アナタには向かん」
NHK-BS2生中継観てたmathichenさんがTV画面にツッコンダほど
声は綺麗だし、ヴェルディでも高級娼婦やオテロの嫁のようなリリコ、重過ぎない役柄だと合うが
芯が通らず、体型同様膨張気味なので、劇的な役歌えてもドラマティコとは言い切れないのよね
だもんで、1993年終わり頃、つまり声の変化読めない育児休暇明け頃
ウィーン国立歌劇場でのヴェルディトロヴァトーレ出演時
第四幕、レオノーラのカヴァティーナ♪恋は薔薇色の翼に乗って、ここで思いっ切り高音外したのもわかる話
客席からの大ブーイングに、腰に手を当て睨み返すとは、根性まで肝っ玉母さん体型なのやら




1998年のバイエルン国立歌劇場ウェーバー♪魔弾の射手騒動を見れば、根性ド~ンと座ってる?
アガーテの弧を描くような高音域が苦しく、声楽的問題を理由に、初日前の解雇に陥った
一説によりますと、「演出家が、清純なアガーテを百貫デブが演じるを許せずの肩叩き」
アタシゃ、後者を解雇理由に取る理由:「代役に立ったのが、ペトラ・マリア・シュニッツァー
太っても可愛かったルチア・ポップの元亭主ペーター・ザイフェルトと釣り合い始めた?は置いといて
アガーテ当時、弱冠30代前半、大柄ながらもスリムで、歌も、NHK-FMで聴いたけど、役柄ドンピシャリだった
百貫43歳、声不安定が勝てるわけあらへんがな
この年と翌1999年にバイロイトで歌ったゼンタも、決して悪くないものの不安定だったしね
ダーラントの邸宅が一回転するらしいディーター・ドルン演出だけでも眩暈しそうだっちゅうのに
何百年と幽霊船で彷徨うオランダ人、7年ぶりの上陸する果たすも、船酔いにフラフラかも~
1998年に実演聴いた日本ワーグナー協会員なんか、「ステューダー登場したら、客席皆ワロタ」
体型が笑わせる、そりゃそれで大した実力と言える
が、御本人は当然、抵抗し、アガーテ解雇通告受けた際には、訴訟も辞さない怒りようを見せた
何年か後、体型同様丸くなったのか、劇場と和解したのでメデタシメデタシね




2013年の映像で聴く限り、声は全盛期とかけ離れてない
多少の経年劣化は致し方無い。フラフラ感が昔よりむしろ少なくなってるのは修練怠らずエライ




Studer has begun a transition into mezzo-soprano/contralto territory. In December 2011 Studer appeared as Gertrud, her role debut, in performances of Engelbert Humperdinck's Hänsel und Gretel at the Hamburg State Opera.

In her 39th year before the public, May 2014 saw her debut as Adelaide in Richard Strauss' Arabella at the Hamburg State Opera. In October 2014, Studer will once again preside over the 38th International Maria Callas Grand Prix for Opera to be held in Athens, Greece. In February 2015 Studer will debut as Madame de Croissy in Francis Poulenc's Dialogues des Carmelites at the Stadttheater Klagenfurt in Austria. Concert appearances in Denmark and Hong Kong follow in 2015.

Future plans include a collaboration with German composer Stefan Heucke on a new opera composition set to premiere during 2016/17. Studer is preparing the role of Kundry in Wagner's Parsifal, her 14th Wagner role to date, as well as Countess Madeleine in Richard Strauss' Capriccio, and Herodias in Richard Strauss' Salome.




50代半ばより、婆ソプラノの定番である、メゾ・ソプラノやアルトへの転向のおかげ様でしょ
貧乏暇無しにクタビレ、子供叱った結果として貴重なミルク壺割っちゃう、ヘンゼルとグレーテルのおっ母さん
道楽亭主のせいで夜逃げ危機に瀕し、悲観のあまり怪しげな占い師に頼る、アラベラのおっ母さん
体型の他、スットボケタ雰囲気を若い頃より湛えてるので,向いてる
体型抜きに、まだまだ、「娘にゃ負けんわ」の貫禄を娘と世間に見せつけなはれ