mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

Selig, wie die Sonne.~失われた時を求めて~

『1月1日に正月を祝うのは日本だけ?』
http://news.biglobe.ne.jp/trend/0101/aab_150101_2342983398.html
キリスト教徒が多い西洋の国ではクリスマスが1年で最も大事な祝日で
長目のクリスマス休暇取る人も大勢いるものの
1月1日が新年の祝日、2日からはごく普通の日常が始まる
年の変わり目である「正月」を祝うのは、主にアジアの習慣ながら
中国や韓国は現代でも旧暦に沿って正月を祝うから
新しい西洋の暦に合わせて正月を祝う日本が、むしろ珍しい




という次第で、本日、スポナビ様初出勤したmathichenさんであります
出だしを省いただけで、当記事と一字一句同じ内容ざます
開設から2ヶ月と1日目に、17本目記事を、午前10時17分投稿するなんて
今後一番近い旧正月を、2022年2月1日に、56歳と一緒に迎えるアタクシに相応しいオメデタイ話ですわな




普段ほとんどTV観ないが、年末年始も紅白歌合戦や初笑いの類を観ないため、正月気分ほとんど無い
今年のウィーンフィルニューイヤーコンサートも観なかった
指揮者、誰よ?ズービン・メータ??インド人もビックリ~するほどの登板回数じゃ???
楽友協会ホールに列席したウィーン市民、今日は恐らく、大アクビしながら仕事始めであろう
地球の其処彼処に神出鬼没する金満ニッポン人も、ウィーン風カツレツを居眠りしながら食すであろう




毎日が正月と夏休みのGWであるmathichenさんを除き、世俗ニッポンの皆様は大体、4日までが正月休みね
クラシック好き、厳密にはワーグナー酔狂族へのお年玉として、以下は如何?





Wieland's second MEISTERSINGER was widely disliked and ran for only two years (1963-64). The long scene in Sachs's workshop (III.1) was filmed by Bavarian TV but never screened. Quality is poor: this copy begins with a sonic lurch, has fall-outs and, in the consistent cine-whirr, betrays (presumably) its 'unofficial' origin. But it is worth persevering with. This is a remarkable document of what, on this evidence, was a great production. The acting performances (a real ensemble) are very strong and the direction is to wonder at. I have subtitled the film in order to make it fully accessible to English-speakers (though camera-work makes it impossible - or pointless - to subtitle the quintet).The titles are obviously indebted to published translations, but I have tried to suit the tone to the production throughout. No doubt this risks inaccuracy at points. And the usual, unavoidable problems (Wahn, Polterabend, Johannistag etc. etc.) remain insoluble. But the titles are an attempt to do some justice to a great 'lost' production of this masterpiece. Here, if you want to access them, are timings for particular scenes: Hans Sachs (Josef Greindl) & David (Erwin Wohlfahrt), 7' 00"; Sachs Wahn-monologue, 15' 00"; Sachs & Walter von Stolzing (Wolfgang Windgassen), 22' 35"; Sachs & Beckmesser (Carlos Alexander), 42' 50"; Sachs & Eva (Anja Silja), 58' 45"; Quintet (including Ruth Hesse as Magdalene), 69' 50". The conductor is Thomas Schippers.




バイロイト音楽祭の♪ニュルンベルクのマイスタージンガー
1963年と翌1964年の2年間だけ上演された、ヴィーラント・ワーグナー第二次演出
迷妄のモノローグと歌曲洗礼場面は以前、当記事にTBした記事にそれぞれ貼ったけど
ハンス・ザックス靴工房に於ける第三幕前半部分まで見つけたわ♪✩
何で前半だけ?後半の歌合戦も撮っておけ!ながらも
ヴィーラント演出映像の希少価値大きさを考えれば、バイエルン放送協会には感謝あるのみ
1970年ベルリン・ドイツ・オペラ日本公演の♪ローエングリン現存するか怪しいNHKと対照的にね




ヴィーラントが演出した『パルジファル』は大きな円盤のみが舞台上に置かれ、それ以外の装置は舞台上にまったく置かれていなかった(この様を見た指揮のクナッパーツブッシュが『舞台の準備がまったく出来ていない』と怒り出した逸話がある)。場面の転換は舞台照明のみで行なわれ、演出が積極的にオペラ解釈の領域に踏み込むというヴィーラントの演出は賛否両論を巻き起こしたものの(カラヤンはヴィーラントとの対立でバイロイトから離れ死に至るまで復帰しなかった)、『新バイロイト様式』の影響を受ける演出家が増えるとともに、オペラのト書き通りの場面を作り、音楽をなぞるだけの演技をすれば良しとする自然主義的上演はすたれていく事になる。

1956年の『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第2幕の場合、ト書きではニュルンベルクの街並みを再現するはずが、舞台上には石畳を暗示する演壇とザックスとボーグナーの家を表す椅子、菩提樹を表す球塊という具合に簡素化された舞台に当時の評論家は『ニュルンベルクなき「マイスタージンガー」』と評したという。

Wikipedia:『ヴィーラント・ワーグナー』より引用 )





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1956年のヴィーラント第一次演出、Die Meistersinger ohne Nürnberg(ニュルンベルク無きマイスタージンガー
こちらこそ映像観たい(記録として一部無かった?)、しかしドラえもんの助け借りないと不可能だから諦める




第二次演出は写真類や第三幕の映像から、まァ伝統的な舞台と言える
白熊ヴォルグガング・ヴィントガッセンの代わりに、指揮の男前トーマス・シッパーズが騎士を歌えじゃなくて
まだ十分若いのに、「彼(ヴァルター)は必ず栄え、私(ザックス)は衰える」
本当、「これほど真に迫った、華奢で、繊細な、非常に若々しいエファちゃん、観た事ねえや」
当時51歳のヨーゼフ・グラインドルと23歳のアニヤ・シリヤも、等身大のザックスとエファを描き出す
ダーフィト役が、1968年に36歳で早世したエルヴィン・ヴォールハルトであるのも嬉しい
ゲアハルト・シュトルツェの次の世代を継ぐ性格俳優になれたはずとあって、希少価値高い遺産だ




ご馳走尽くしで正月ボケのワーグナー酔狂族よ
【声、唯一つの武器だけが?否、男前と、天は二物を与えた】
mathichenさんは強引に、永遠のアイドルを、白熊ヴィントガッセンに置き換えて観るを見習い
どーせ酔っ払ってるんだし、迎え酒代わりに鑑賞どお?全幕観るよりゃ楽勝でしょ!