mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

唯一無二の存在

2014.5.7
バツケCEO:「クラブ史上初めての快挙」

ハンス・ヨアヒム・バツケCEOがベルリンでのDFBポカール決勝、ブンデスリーガ、そして来シーズンに向けたクラブの計画などについてインタビューに答え、「これまでトップレベルの選手がクラブを離れてもいつも必ずその穴を埋めてきた」と話した。
 
ボルシア・ドルトムントは3日に2013-14シーズン最後のホームゲームを終えました。シーズンを振り返ってもらえますか?
ポジティブにとらえているよ!これまで経験したことのないような故障者問題には遭遇したが、2013年夏に立てた目標はすべてクリアした。
 
それは正確に言うと違うと思うのですが…
どういう意味だね?

チャンピオンズリーグでは期待以上の結果を出しました。
(笑って)そうだね。我々の目標はグループステージ出場だった。最も厳しいグループに入ったことを考えると、それもかなり大胆な目標だったが、最終的にはまたしてもベスト8に残ることができた。最後はレアル・マドリーに敗れたわけだが、それも信じられないような不運によるものだった。見事なパフォーマンスを見せたからね。来シーズンは組み合わせ抽選会でポット2に入ることができる。これも我々が魅力的で激しい、そして心に訴えるサッカーを見せているからだ。

シーズンが始まる前に、BVBが次に目指すべきステップは継続性だとおっしゃっていましたが、この点は達成できましたか?
いい方向に向かっているね。ドルトムントはこの4年間、ブンデスリーガで2回優勝し、あとの2回を2位で終えた。これは100年以上におよぶクラブ史上初めてのことだ。2012年には国内2冠を達成し、2013年はチャンピオンズリーグで決勝まで勝ち進んだ。そして今シーズンもまだ大きな目標が控えている。3シーズンで3度の決勝進出。これは素晴らしい快挙であり、チーム、コーチ陣、そのほかのクラブ関係者の頑張りを証明するものであるだけでなく、ヨーロッパ中に好印象を残したファンのおかげでもある。今シーズンの成功に貢献したすべての人にお礼を言いたい。

すでにお話がありましたが、まだベルリンでのDFBポカール決勝が控えています。これはシーズンのハイライトになりますね。
そのとおりだ。5月17日のことを考えると鳥肌が立つよ。7万人、もしかすると8万人のBVBのファンがベルリンを再びブラック&イエローに変えてくれるかもしれない。相手は今おそらく世界で最も強いバイエルン・ミュンヘンだから、本命はうちじゃない。だが2012年の決勝では我々が5-2で勝っているし、数週間前のアウェー戦でも3-0と快勝したから、彼らを倒せる力があることは向こうもわかっているはずだ。今や100万人に上るファンのためにもトロフィーをドルトムントに持って帰りたい。そう思っていることだけは間違いないよ!

あなたは生粋のサッカー人間であり、誰よりもこのスポーツを愛し、生活の一部になっていると言われています。正直、5月17日はどの選手とその役割を代わってみたいですか?
選手はそれぞれ違った持ち味があり、チームを機能させるための役割も異なっているから比べることはできないよ。どの選手のことも高く評価しているんだ。今シーズン彼らが成し遂げたことを考えるとますます選べない。でもあえて言うなら、5月17日はマルコ・ロイスになって出場したいね。
 
それはなぜですか?
マルコは骨の髄までドルトムンダーだからさ。このクラブと共に生きているし、家族全員がここに住んでいる。そういうバックグラウンドと彼ほどのサッカーの技術を持って決勝に出場するのは格別のことだろう。ものすごく感極まる瞬間だと思うよ。

この数週間、ロイスとユルゲン・クロップ監督がクラブを離れるという噂が出ましたが、心配になりましたか?
いいや、全く。その逆だよ。選手たちのパフォーマンスを考えれば、欧州のほかのトップクラブから注目されるのは当然のことだ。でもマルコの気持ちはわかっている。彼はここが気に入っているし、この素晴らしいクラブで何ができるかもわかっている。そうでなければコンスタントにあのようなパフォーマンスを見せられるはずがない。マルコはBVBでもっと成功を収めることになると確信している。ユルゲン・クロップ監督やマッツ・フンメルスがこの数週間、繰り返しBVBに忠誠を誓ってくれたことにも満足しているよ。これはサッカーでの野望実現に向けて正しい方向に進んでいることを示している。

それでもあなたは経済的合理性を最重要に考えてきました。だからもう負債は…
サッカーでの成功に影響を与えるものはない。それは確かだね。自分たちがどこからスタートしてきたかわかっている。だがドルトムントはあらゆる面で成長し続けなければならない。例えばスポンサーに関しては、新たな頂点に達成した。これまでは1億3000万から2億5000万ユーロをチームに注ぎ込んだチームしか世界のトップ8に入ることはできなかったが、BVBは再び7000万ユーロでこの仲間入りをしたのだ。しかしこの成長により収入が増えたため、これからはもっとチームにお金を使えるようになった。もう我々を心配する必要はない。我々は健全かつ高い野望を今後も抱いていく。年を追うごとにチャンスは広がっていくだろう。

つまりサッカー界ではお金がすべてではないと?
もちろん欧州で成功を収めるのは簡単ではないが、望みがないわけでもない。例えばパリは、大金があれば成功も可能であることを示した。あのクラブでは毎年、何十億というお金が使われている。ドルトムントにはそういう道は開かれていないが、我々は自分たちのやり方でいく。もう少しだけチームを補強し、今シーズンのように故障者に悩まされなければ、どこにも隠れる必要はないと思う。

BVBのサッカー哲学はチームプレーを土台にすることになるのでしょうか?それとも個人の能力ですか?スター選手は生まれるでしょうか?
数年前ならチームワークのことだけを語っていただろうが、今はどちらも重要だとわかる。このバランスが本当の意味でのチームプレーなのだ。欧州のトップレベルでは、1人で見せ場をつくれるような、勝負を決められるような選手がいたほうがレアル・マドリーのようなチームには対抗できるかもしれない。うちにもそういう選手はいる。イルカイ・ギュンドアンは長期離脱から復帰したらまるで新加入選手のようになると思うが、ベストのコンディションを取り戻して真の実力を見せてくれることを願っている。彼はチームを今以上に強くしてくれるはずだ。クラブとの契約を延長したことも嬉しく思っている。

ロベルト・レバンドフスキはBVBを離れます。彼の抜けた穴はどうやって埋めるつもりですか?
100パーセント埋めるのは難しいだろう。彼と同じ能力を持った選手は世界に2人か3人しかいないし、うちはそういった選手たちを獲得することはできないからね。だが解決策を見つけなければならない。これまではトップレベルの選手がクラブを離れても、いつも必ずその穴を埋めてきた。今回もそれができると確信しているよ。だが今一度強調したいのは、マスコミには批判されたが、ロベルトをこのクラブにとどめておいたのは正しい決断だったということだ。彼はBVBのためにプロとしてハイレベルな戦いを見せてくれた。公式戦で40ゴール以上に絡み、今シーズンのクラブの目標達成に欠かせない役割を果たした。だからもちろん、最後にトロフィーを手にしてクラブを去ってほしいと思っている。
 
ベルリンでの決勝の前にリーグ最終節のヘルタBSC戦が残っています。リーグでの目標はもう達成し、シーズンのハイライトが控えるこの状況で、この試合には何を期待しますか?
レバークーゼンと敵地で2-2と引き分けたあと、監督が状況を適格に説明していたが、この試合にはチャンピオンズリーグの出場権や残留がかかっているわけではない。それでもブンデスリーガの試合だから勝つ意味は大きい。勝てば勝ち点を71に伸ばすことができるが、これはブンデスリーガに勝つと勝ち点3が獲得できるシステムが導入されて以来、19回中8回は優勝できている勝ち点だ。バイエルンは今シーズンのリーグ王者にふさわしいけれど、我々も5月17日にベルリンで行われるDFBポカール決勝には出場するのだから、カップを持ち帰ることができれば、シーズンを素晴らしい形で締めくくれるだろう。

( 出典先:ボルシア・ドルトムント公式サイト日本語版 )
 
リヴァプール見ても、最近、mathichenさんが必勝祈願すると勝てない
 
DFBポカール決勝に関しては黙っとく
 
記事題名の意味:「世界で唯一、ファンにファンが付くフットボールクラブ」
 
ドルトムントのmathichenさんにも!?
 
会長、自慢しとけ~