mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

理想がもたらす悪夢

一日前倒しですがね…




東日本大震災
震災関連倒産1099件 2年で、阪神の4倍超

2013.3.10 12:01 

東京商工リサーチが8日発表した東日本大震災関連の倒産件数は、2011年3月から約2年で1099件に達した。阪神大震災の関連倒産(発生後2年で257件)に比べ約4・3倍のペースで推移している。負債総額は1兆3966億円。今月7日現在の数字を集計した。

取引先が被災した影響による「間接型倒産」は1019件に上った。一方、工場などが被災した「直接型倒産」は80件にとどまっているが、東京商工リサーチは理由について「被災して休廃業の状態になったまま、今後の方針が決まっていない企業が相当数ある」と話している。

地域別では関東地方が548件と最多。次いで東北が176件、中部が82件、九州が78件、北海道が73件と続いた。

業種別では、製造業が273件と最も多く、宿泊業や飲食店を含むサービス業が270件、卸売業が200件、建設業が160件だった。

( 出典先:MSN産経ニュース




昨日、【Yahoo!みんなの政治】を少し見ていたら
「復興」という名の悪夢(2013年1月18日金曜日)
阪神淡路大震災その後に関するブログ記事が紹介されていました





多くの観光客で賑わう街に
いま震災の傷跡を見ることはない。
しかし、人知れず、復興の“後遺症”に苦しむ人たちがいる。
「復興災害」という言葉さえ囁かれるほどだ。

官製プロジェクトによって
地場産業が壊滅したこの街に
「にぎわい」を取り戻せるとはとても思えない。
いま必要なことは、
失敗した計画にさらに資金を注ぎ込むことではなく、
「復興」の失敗を認め、
泥沼に陥った関係者の救済を図ることではないのか。
もうすっかり復興して、前の生活に戻っているとばかり…。

東日本大震災で被災した私も同じなのでしょうね。

市や県、国の考えることは変わらないでしょうから…。





本文とコメントより一部引用させてもらいました




「がんばろう!ニッポン!」、mathichenさんの大嫌いなスローガンです
どんな災害においても、当事者でなければ、対岸の火事に近いもの
当事者には重荷となってしまうかもしれない側面は否定出来ないのですよ
あまり軽々しく口にすべきでないと思います




復興や支援のプロジェクトが、当事者には負担となる
一つ例を挙げると、いまは少し改善されたものの、障害者自立支援法にも当てはまります
mathichenさんが福祉の現場で聞いた話を総合すると…




「お姉さん、立案に当たって障害者からの聞き取り調査の時点で、偏っていたのよ
聞き取り対象が、ごく軽度の人たちからだったの
見守り程度で十分、日常は、就業して普通に暮らせる。そういう障害者いるでしょ
彼らは自立心旺盛、『地域社会に溶け込んで暮らしたい』と願う
それらは間違っていないし、意志を尊重した支援するのは当然なんだけど
障害者も人の顔と同じで千差万別、一様に扱うこと出来ると思う?
軽度でも親の保護必要な、作業所通いしたり、時々ショートステイ利用したりの知的障害者抱える家では
おカネの負担重くなり、お先真っ暗、一家心中考えるケースあった
自立どころか、完治すら叶わない重度だと、お姉さんには説明不要よね
生まれながら、生涯に渡り、病院や施設での継続的な医療と保護が必要なのに
つまり、児童の法律と成人の法律が連携して行わなければならないのに
親たちが猛抗議しなかったら、成人の法律だけとなり、20歳以上でも必要な児童支援打ち切られていたのよ」




「お上や役所が申請主義の塊だから、救われない人が大勢いるんです
情報提供はザルザルのお粗末さが多く、必要な情報を知りようない人たちや
数字やデータで判断のため、緊急度高い人への支援の手が届かないケース多々
似た場面は、他でも、震災の一段落後にも見られると踏んでいます

風評被害などは言い換えれば、『信頼されず、全人格と存在を否定される』
こういうのは明日は我が身でも、経験持たないと実感わかないのが実情ですがね…
困窮者を全員救うのは難しくとも、相手を自分に置き換えてみる想像力が大事」




2年前の大震災時、Yahoo!Daysへのコメントに返信した一部より
いくら自分で自分の身を守るが大原則でも、個人ではどう頑張ろうが難しいこともある
苦労はしたが、人生破滅にまで至っていない人には、なかなか実感わかないと思いますけど
善意が人を苦しめることもある、これだけは頭に留めておいてほしいですね