mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

信条はそれぞれながら

Passionには『受難』の意味もあるのをお忘れなく
2000年前の磔刑から始まりその後何百年か続いた迫害と殉教を見れば
 
エンケも恐らく最後の瞬間まで葛藤したはず
養女を迎えてもなお拭えん絶望感に勝てんかったのでしょうな
 
ベントナーの国の哲学者やったかと、「死に至る病とは絶望のことである」は
「現実世界でどのような可能性や理想を追求しようと、
『死』によってもたらされる絶望を回避できないと考え、
そして神による救済の可能性のみが信じられるとした」だから、
意味は異なるにしても、絶望はそれだけ強力なもんということでしょ
一度取りつかれると、人生讃歌の生命力すら奪いかねない