mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

繊細なる鍵盤の英雄

台風の影響続いてますな
 

15年ほど前に知り合いのおっさんが言いました
「台風でも日常でもまぁ昔に比べたら停電減ったわな
ローソク懐中電灯のあの頃がむしろ懐かしいわ」
どの台風でも多かれ少なかれ被害受ける沖縄や九州から怒号タイフーン襲来するで~


台風で思い出したお話を
 
 
 
 
スタニスラフ・スタニスラヴォヴィチ・ブーニン
(ロシア語: Станислав Станиславович Бунин, Stanislav Stanislavovich Bunin)
1966年9月25日-)はロシアのピアニスト。祖父はゲンリフ・ネイガウス、父はスタニスラフ・ネイガウス
 
日本では最も有名な外国人ピアニストの一人。ピアノコンクールとして非常に権威の高い、ショパン国際ピアノコンクール(開催地:ワルシャワ)で第11回大会(1985年10月1日~21日)にわずか19歳で圧倒的な優勝をした。これをNHKが特集番組を放送したことを端に、当時「ブーニン・フィーバー」(または「ブーニン現象」)が巻き起こり、これによって日本のクラシックファンの裾野を広げた。専門家の間では演奏解釈はどちらかというと異端的と評され、ピアノ界で主流派とはみなされなかったが、これまでにない非常にメリハリのある演奏はクラシック音楽に疎遠な人々に歓迎された。「ブーニン・フィーバー」を期にブーニン自身は日本を非常に好意的に思うようになり、頻繁に来日演奏会を催している。妻は日本人であり、家も日本にある。
 
北海道南西沖地震の際には、ピアノを抱え奥尻島を訪問し、演奏会を行った。その時のピアノは奥尻町宮津小学校に寄贈され、同島では丁重に保管されている。

経歴
1966年、ソ連時代のモスクワ生まれ。父は当時の名ピアニストスタニスラフ・ネイガウス、祖父はモスクワ音楽院の名教授でギレリス、リヒテルの師でもあるゲンリフ・ネイガウスである。母もまたピアニストでモスクワ音楽院出身で同教師でもある。
 
4歳から母にピアノの手ほどきを受け、その後も英才教育を受ける。そして、17歳でロン=ティボー国際コンクール(開催地:パリ)で最年少優勝を果たす。翌1984年よりショパン研究家のセルゲイ・ドレンスキーに師事した。19歳でショパン国際ピアノコンクールに優勝したときは「協奏曲賞」と「ポロネーズ賞」も同時受賞している。特にこの時のワルツ作品34の3の高速演奏は有名で、普通曲目の間では拍手しないコンクールで、聴衆が感激のあまり拍手するほどであった。
 
1988年6月に西ドイツ(当時)に亡命した。ヨーロッパ各地での活動に駆け回る。89年に東芝EMIと契約し、その最初のリリースCD「バッハリサイタル」が90年の日本ゴールドディスク大賞を受賞した。最も得意分野のショパンのほか、ベートーヴェンピアノソナタシューマン、J. S. バッハ、モーツァルトとレパートリーを広げている。

Wikipedia:『スタニスラフ・ブーニン』より引用 )
 
 
1985年当時、「100年に1人の天才ですわ~」とホメ殺し言葉放った老害評論家もいましたけど
マジ大型台風並みの人気でしたわ


ところで、何人の方がすぐお気づきでしょう
父親や祖父と姓が違う事に
ロシアでは男女ともに父親の名前を語尾変化させた父称(ミドルネーム)が与えられますが
ブーニンは、『スタニスラヴォヴィチ』(女性なら『スタニスラヴォヴナ』)
父親のファーストネームが同じ『スタニスラフ』といっても、何か奇妙な感じ
記憶に間違いなければ
1988年6月という、ペレストロイカ他により行動の自由が多くなっていた時期に、西側亡命したのは
母子家庭で近所からイジメられたりなど何かと苦労した母親に楽な生活をさせたい
孝行息子であったため


そんな彼、1990年にはこんな逸話を残しています…
大阪シンフォニーホールでのリサイタル当日、大型台風が珍しく大阪にもお越しになられた
御堂筋やその辺を始め大阪市内の広い範囲で、足元ドップリ浸かるほどの水浸し
ブーニンや関係者はしばらく様子を見た後、中止を決めた
その直後、濡れネズミ姿の乙女たちが次々と現れた。その数、20人近く
…いと恐ろしき極東ギャルのイケメン好きよ…
とにかく雨にも風にも負けずの困難辛苦を労わないと、そう思ったブーニン
練習風景っぽいながらも30分ほど演奏を聴かせてあげたそうな
ダラケ優男風でも中身は人間的にシッカリしているのですよねなればこその心尽くし


どーでもな後日談を…
この話をわたしに聞かせた知り合いのおっさん(この記事2行目とは別人)
「エエ奴やな~。見直したわ~。簡単に出来そうでなかなか出来んこっちゃで~
顔はどう見ても、ソロバン持ったトニー谷いうか‘おそ松くん’のイヤミみたいやのに~
トニー谷も、イヤミも、各自グーグルでもヤフーでも画像検索してご確認を…
 


 
2010年10月30日のアメブロ記事を、何となく使い回しました
 
 
皆様の検索の手間省くため、トニー谷イヤミペタリ