【4月21日 AFP】欧州各国のサッカーリーグが今季終盤戦を迎える中、イタリア1部リーグ・セリエAで2位につけているナポリ（SSC Napoli）のオーナー兼副会長夫人が、クラブに所属する全選手の妻やガールフレンドたちを昼食会に招き、｢夫の機嫌を保つ方法」を指南した。
伊スポーツ紙、ガゼッタ・デロ・スポルト（Gazzetta dello Sport）によると、同クラブのアウレリオ・デ・ラウレンティス（Aurelio De Laurentiis）オーナー兼会長の夫人、ジャクリーン（Jacqueline De Laurentiis）さんは、主催した昼食会で、シーズンを好成績で締めるために妻たちに求められる｢夫に対する振る舞い方｣をレクチャー。
イタリア人ではない妻やガールフレンドにも配慮して、イタリア語以外も用意してラウレンティス夫人がわざわざ1人１人に配った心得のトップは｢夫と議論しないこと｣だった。
集まった女性たちに会長夫人は、｢偉大なプレーヤーとは、自分で偉大だと感じるところから始まります。パートナーとして大事なのは、そのように彼らにいつも感じさせることです｣と諭し、｢今シーズン残り5試合の行方は、あなた方にかかっています。家庭内で無用な緊張を起こさないでください｣と述べた。
ビクトリア朝式のような堅苦しい説教にならないよう、心得はナポリのドンナ・アンナ宮（Donn'Anna Palace）で豪華な昼食会をしながら伝授された。
残り5試合となったセリエAで、ナポリは現在、首位ACミラン（AC Milan）を6ポイント差で追っている。リーグ優勝の可能性は少ないが、上位3位以内でシーズンを終えれば来季のUEFAチャンピオンズリーグ（UEFA Champions League）のグループリーグ出場権が獲得できる。4位ラツィオ（SS Lazio）とは5ポイント差のため、ナポリが出場権を手にできる可能性は十分高い。(c)AFP（ 出典先：AFPBB News ）
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