mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

真の金字塔は謙虚にそびえ立つ

金字塔を打ち立てたシャビに相次ぐ称賛
掲載: 2011年1月3日(月), 8.48CET
FCバルセロナの一員として、2日にクラブ歴代最多出場記録に並んだシャビ・エルナンデス。3日朝のスポーツ新聞には、「バルセロナのDNAを象徴する選手」との見出しが紙面を飾った。

文: サイモン・ハート(ハエン)

昨年にはスペイン代表としてFIFAワールドカップを制覇し、FCバルセロナでも通算5度目のリーグ優勝を成し遂げたシャビ・エルナンデス。その一年が過ぎ、2011年を迎えてからわずか2日後、シャビはまた新たな金字塔を打ち立てた。

シャビは2日、ホームでレバンテUDを2-1で下した一戦に出場し、バルセロナにおける歴代最多出場記録に並んだ。これまでに出場した公式戦は549試合。1989年に元バルサのDFミゲリ氏が残した大記録に達した瞬間だった。

1月25日に31歳の誕生日を迎える司令塔は、試合前にピッチ上でミゲリ氏の祝福を受けた。さらに試合後には、チームメートがカンプ・ノウのセンターサークルに集結。カタラン語で『みんながシャビを愛している』と書かれたバナーを掲げ、バルサの背番号6の偉業を称えた。11歳からブラウグラナ(バルサの愛称)の一員としてプレーするシャビは、いつものように控えめな態度でこのように語った。「本当にうれしい。記録ではなく、このユニフォームを着続けてきたことに誇りを感じる」

バルセロナジョゼップ・グアルディオラ監督も試合後、シャビへ賛辞を送った。「私はここで300試合に出場し、その記録も相当なものだと思ったが、彼が残した数字は並外れている」。今後も記録が伸びていくことを確信するグアルディオラ監督は、シャビが2005年に十字靭帯損傷の大ケガを克服したと指摘。「靭帯が持ちこたえてくれれば、700試合も可能だと思う」と付け加えた。

皮肉なことに、現役時代のグアルディオラ監督からポジションを奪ったのがシャビだった。シャビがトップチームへデビューしたのは、RCDマジョルカと対戦した1998-99シーズンのスペイン・スーパーカップ。この試合では見事にゴールを記録したものの、グアルディオラの故障離脱というチャンスをものにし、バルセロナで定位置を確保したのは2年目のことだった。

そして2000年夏、将来の監督がイタリアへ新天地を求めると、シャビがバルセロナのパスサッカーのシンボルへと成長していくことになる。3日のスポーツ新聞にも、「シャビはバルセロナのDNAを象徴する選手になった」と記された。

UEFA EURO 2008本大会の最優秀選手に輝いたシャビは、チームメートのアンドレス・イニエスタリオネル・メッシとともにFIFAバロンドールの最終候補に残った(2010年はメッシが受賞)。その授賞式は10日に行われるため、シャビが1週間後にまた新たな勲章を手にする可能性もある。しかし謙虚なシャビは、「候補に挙がっただけで光栄だし、今年もこの賞がうちに留まることが重要なんだ」と語った。「誰が受賞したとしても、バルセロナの選手が選ばれることになるからね」

( 出典先:UEFA.com日本語版 )
 
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フットボール悪の枢軸と独断、夜毎に五寸クギですぞ