mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

光明への指標:『明鏡止水』

歴史的大敗のフェイエノールト、2部降格も現実味

 アヤックスは2001年3月、本拠地アムステルダム・アレナで66分までにスパルタ相手に8-0とリードしていた。二けた失点の恥を避けようと、スパルタは攻撃的姿勢をあきらめゴール前を固めたが、とうとう86分に9-0となってしまった。
 その後の4分間がすごい戦いだった。「ティン(10)! ティン! ティン!」というすさまじい大歓声の元、アヤックスとスパルタは1点を巡って激しいバトルを繰り広げたのだ。9-0でもじゅうぶん恥ずかしい結果だが、それでもスパルタは意地を見せた。その記憶は今でも鮮明だ。
 
 スパルタがみせた意地が、24日のフェイエノールトにはなかった。PSVとフェイエノールトの対戦は、10-0でPSVが勝った。もちろん10点差の負けはフェイエノールトのクラブ史上初めてのこと。これまでの記録は6点差負けで、5回(0-6が4回、2-8が1回)ある。
 
 前半のPSVは調子があまりよくなく、特に立ち上がり20分間は互角だった。この時間帯、取材ノートには「フェイエノールトのビルドアップは不安定。しかし、守備はまずまず。ボールを奪うと、2列目からMFがスペースへ飛び出し、縦パスで走らせている」とある。だから、その後の崩れっぷりには本当に驚いている。前半のPSVはたった2点しか決めていない。
 
 ところが、PSVは47分(レイス)、49分(トイボネン)と電光石火の攻撃で一気に4-0とし、大量得点の期待にスタジアムから「ティン! ティン! ティン!」という最初のチャントが起こった。フェイエノールトは34分、DFレールダムを退場で欠いたが、後半のフェイエノールトは4-3-2のフォーメーションで攻撃的姿勢を崩さなかった。だから、1人少なくてもフェイエノールトがPSV陣内でボールを回す時間が長かった。しかし、攻撃が行き詰まりボールを失うと、フェイエノールトはPSVのカウンターを浴び続けることとなった。55分(5-0、レンス)、59分(6-0、レイス)、62分(7-0、ジュジャク)とすべてカウンターである。

 PSVの効率性の良さも光った。後半のPSVが放ったシュートは15本で、8ゴール。中でも最初の6ゴール(3-0から8-0まで)はわずか9本のシュートで決めたものだった。もちろん、それはPSVの能力の高さを示すものではあるが、フェイエノールトというチームからビッグクラブとしてのオーラが消え失せたことも意味していた。

 サッカーというスポーツは、たとえフリーでシュートを打っても、そんなにすべての攻撃がゴールに結びつくものではない。シュートを打つ選手には、試合の重要性であるとか、スタジアムの雰囲気であるとか、調子が悪かったりとか、調子がよすぎてハットトリックへの色気が出たりとか、説明がつかないこととか、いろんなプレッシャーがかかっている。しかし、後半のPSVはノープレッシャーでシュートを打ちまくった。もはやフェイエノールトという名前は、相手チームへのプレッシャーとならないのだ。
 87分にはレンスがあっさり10点目を記録。「フォルツァ、PSV。歌え、ララララララララー」とサポーターは快挙を祝った。

 実は、PSV戦の前から、フェイエノールトのサポーターの間では「2部降格」というキーワードのトピックが語られ始めていた。チームのポテンシャルの高さから、こちらとしては「心配性だなあ」と思っていたが、今やフェイエノールトにかかる心理的プレッシャーは大きく、2部落ちの恐怖とも戦わなければならない。
 次の対戦相手は17位のVVV。ホームゲームということもあり、普通に戦えば勝てる相手だが、「もし負けたら」という雑念はフェイエノールトから消えないだろう。フェイエノールトにとっては、PSV戦と中2日という非常に悪いタイミングでVVVと“残留”を懸けた戦いに臨むことになった。
 
-Toru Nakata from Holland-

( 出典先:スポーツナビ
 
 
タバコ一服にちょうどの数分間と思い観たら…ムセました
 
たとえばサンマリノアンドラといった、プロ選手おるんかい?おってもなぁ…の小国
ドイツの極悪非道ぶりを引き立てるというような零細代表
ではあるまいし
 
現オランダ代表監督が率いてUEFA杯優勝(BVBに勝ちおってからに)、10年も経ってない、一応は名門
2部落ちなんて憂き目は、その恐怖だけでも、当分浮かばれんダメージ受けそう
 
記事題名の言葉を、蘭学に強い御方、訳して超高速伝書鳩