mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

小さき見守りでも大きな光明

「世界には多く問題があることは分かっていますが、ハイチは最も急を要する状況にあります」(カカ)
「何よりも大切なことは、ハイチ援助のために出来るだけ多くの募金を募ること」(ジダン

その通りですな、白組の新旧スター選手さんたち

急を要するのは他にもあるだうけど、世界中に手が回るはずありません。最優先からですわ
サッカー選手に出来るのは、支援に必要なものを球蹴りで調達するです

一般に出来ることはいろいろ。といって、物資で出来なくても構いません
震災孤児があふれているハイチへ、その子たちを陰ながら応援の祈りでも

30の時、アニメ‘フランダースの犬’を観て原作を読みました

ネロが絵画コンクールに作品提出の際、お祖父さんと同じ『ダース』姓を名乗っているのを見てハタと
「ジェハン爺さんは、ネロの母方の祖父。じゃあ、ネロの父親は?」
ネロの母親はアルデンヌ地方で亡くなり、残されたネロはジェハン爺さんに引き取られたのですが
「奉公先でお手つきになった娘の子供を見る者は、他にいなかった。そういう背景?」

ベルギーはオランダとともに、宗教改革の舞台となった場所
それでもかの地にカトリックは存続、ルーベンスの2枚の絵を秘蔵する教会も旧教のもの
ナサニエル・ホーソーンの小説‘緋文字’に見られるピューリタン的厳格さは無くても、
婚外子への偏見はやはり存在したはずです

ネロのような子供、震災孤児のどちらに対しても、
ジェハン爺さんのお隣のヌレットおばさんやアロアのお母さんの持つ慈悲の心を向ける
これが一般の人々の確実に出来る慈善じゃないですかね