mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

Life is made up of little things.(人生は小さな物事から成り立つ)

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アイルランド・ダブリンの貧乏子だくさん家庭であるブラウン家
10番目の子供クリスティは生まれながらの脳性小児麻痺
機能訓練も何も無縁な彼、過小評価される日々
臨月の母親を救うため、かろうじて動く左足を持って扉を叩き、近所に知らせるものの、
「クリスティは、母さんの横でボサッとしてるだけ。やっぱダメだわ」と、誰も彼のおかげとは気づかない

兄弟姉妹の勉強を見ていたおかげで、字は読める。必死の思いでチョークを左足にはさんだ
母親はただならぬ展開を直感、相も変わらず気づかない宿六のトロさを制止
家族が固唾を飲んで見守る中、クリスティは床にMOTHER(お母ちゃん)
宿六もようやく自分が父親であるを実感したと見え、クリスティをかついで居酒屋へ駆け込み、
「よう、皆の衆。これに見えるはクリスティ・ブラウン。俺様の自慢の息子だぜ。へへへ、どうだい」

近所の子供たちも、クリスティをボール遊びの仲間に加えるように

画家・小説家であるクリスティ・ブラウンの半生を描く実話
天性の才能に恵まれていても、チョークに辿り着くまでにはどれだけ煩悶したやら
そして、表現手段を得て、内面を認められ、外の世界に触れる喜びが、どれだけの喜びであったか
これは、PC・携帯が生活と体の一部として育った世代には到底理解困難だと思います