mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

未完の大器:「途切れた旋律」

神童ヴォルフガング・アマデウスモーツァルトは天才のまま、18世紀末頃の欧州の男性平均寿命35歳で逝った

浪花のモーツァルトはボケもしないで生涯現役の天才のまま、93歳の長命を全うした

謎の多い最期を迎えたアマデウスの男性平均寿命と生涯現役の点を考えても

有名な話です。

もし、キダタローが1750年代に居たら「浪速のモーツァルト」と呼ばれただろう。

同時にモーツァルトが今居たら「ウィーンのキダタローと呼ばれただろう」と、セットで使います。

と信じたいが、どおよ(・・?w

 

 

 

 

古今東西、作曲家に留まらない優れた音楽家の全員が「功成り名遂げて身退くは天の道なり」といかない

mathichen.hatenablog.com

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様々な背景により

天才なのに無名のまま引退を迎える者、道半ばにしてスター街道から脱落したり引退したりする者など、数知れず

ま、運も実力のうち、つまり政治力・美醜といった音楽以外の要素も左右する弱肉強食の世界だから

雇用側の需要や、雇われるの出演・録音・録画の機会といった意味での「空いてる席」には限りがあり

主要歌劇場からお座敷掛からない無名の逸材いるかも知れないことは不思議じゃないんだけど

 

 

 

 

道半ばにして引退する者の中で、病を得て泣く泣く…の場合

スーパーモデルばり美女というだけで脚光浴びる凡才を見るだけで

金属バット、硫酸、火炎放射器を持ち出してボコボコに潰したくなるのも隠さぬ本音である

 

 

 

 

Ángeles Gulín (18.02.1939 – 10.10.2002) In Memoriam Tribute - YouTube

Ángeles Gulín - Wikipedia, la enciclopedia libre

スペイン出身のアンヘレス・グリン

マリア・カラスと同じドラマティコ・ダジリタ

ドラマティコの声でありながら、アジリタの卓越した技巧を駆使してコロラトゥーラの速く細かい音符を歌うことが出来る声

レパートリーもカラスと被る役が多いが、本質的にはメゾで野太い声のカラスと異なり

生粋のソプラノで、人間離れした超高音や装飾唱法を駆使するモーツァルト魔笛』夜の女王を舞台で歌ったりした

Angeles Gulin - In questa reggia - Turandot - 1972 - YouTube

One of the Turandot's who does not scream! Brava!

叫ばないトゥーランドットの一人!凄いわ

前半のPrincipessa Lou-Ling、姫君じゃなくてプッチーニが冷血と言えるくらい、意識して歌わないとコケる確実な難しい転調するのに

録り直し出来るスタジオ録音でなく、実演で外さないとか

ワーグナーR・シュトラウスの超ドラマティック系がよく歌う超難役を余裕綽々での意味よ

10数年後にMETで高音外すプラシド・ドミンゴにも余裕あるのがウケるw

グリンの気の毒な点として、まず

She was rediscovered through the appearance of several recordings of her live performances

彼女は、ライブパフォーマンスのいくつかの録音の登場を通じて再発見された。

英語版Wikipediaの中にある👆

実演を聴いたジジババの数は欧米に多く、高評価されるも、正規録音する機会に恵まれなかった

ガラパゴスな🗾では恐らく、海外留学持つ金持ちか、稀少価値持つ海賊盤に大枚はたくような蒐集家くらいにしか知られない

更に運悪い点として、1987年、まだ50歳前にして病を得て引退した点が挙げられる

Ángeles Gulín: Canción del amor dolido (El Amor Brujo - Manuel de Falla) 1987 - YouTube

声は出てるのに、惜しい!

あ”、録音が全く無いわけじゃないものの大手レーベルで正規録音する機会に恵まれないといえば

Ángeles Blancas. Salomé. Richard Strauss - YouTube

娘もだ

 

 

 

 

閑話休題として、「オペレッタ歌手両親から、何で、この娘が(・・?」を挙げとくと

支配者が居てこその王女から、一国の女王への脱皮 - 歌の翼に

https://www.youtube.com/results?search_query=martina+serafin

Tristan et Isolde - Isolde (Martina Serafin) - YouTube

娘は時折オペレッタに戻るが、普段は、両親が絶対歌えないワーグナー他の超ドれマティックな役柄を主戦場としている

な、妙に笑かすと思わんか?w

 

 

 

 

病を得て引退した歌手に戻ると

 

 

 

 

 

Interrupted Melody Original 1955 Trailer - YouTube

わが愛は終りなし : 作品情報 - 映画.com

en.wikipedia.org

映画のモデルとなったオーストラリア出身のマージョリー・ローレンスが挙げられる

 

 

 

 

映画は一応ローレンスの回想録に基づくも

ローレンス自身の関与無く作られ、ローレンスも出来上がった映画をあまり認めなかった模様

脚色あり過ぎて、実在のトラップ一家に好ましく思われなかった『サウンド・オブ・ミュージック』みたいな感じ(・・?

ハリウッドって今も昔も要らんコトばっかは置いといてw

ローレンスが車椅子に乗ってる理由:「大人でも罹患することあるポリオ(脊髄性小児麻痺)」

 

 

 

 

寝た切り状態とならなかったので、1年半に亘る闘病生活後

Marjorie Lawrence Sings for the Boys World War II - YouTube

Marjorie Lawrence Sings (1947) - YouTube

身体不自由なりに歌手活動を再開した

オペラも椅子に座ったまま歌える演出の舞台やコンサート形式に出演した

舞台活動を離れた後には長きに亘って教鞭を執っていた

歌手活動が可能だった理由は思うに

「1932年、25歳で正式のオペラ歌手デビューしたが、1941年、歌手として絶頂期を迎えた34歳で罹患した」

病魔が声には支障きたさず、絶頂期の高水準を維持出来た点に尽きるでしょね

だからこそ、惜しい!

 

 

 

 

ローレンスが不運と思う点:「生まれる時代が15年ばかり早過ぎた」

歌手としての絶頂期が、第二次世界大戦中にでなく、戦後数年後くらいに訪れる計算ならば

オペラの持ち役を、イゾルデなら『トリスタンとイゾルデ』全曲のスタジオ録音が出来たはずよ

個人的には、『ワルキューレ』全曲を録音して欲しかった

MARJORIE LAWRENCE - HO-JO-TO-HO LIVE - YouTube

第二幕冒頭、ブリュンヒルデの雄叫び部分だけど

THIS IS  GENUINE OPERATIC SINGING WITHOUT THE WOBBLE AS HEARD FROM ALL THE SOPRANOS AND  MEZZOS TODAY DUE TO THE COVERING OF THE TONE AND YELLING.

これは、今日すべてのソプラノとメゾから聞こえるような、音のカバーと叫び声によるぐらつきの無い、本物のオペラ歌唱だ

ぶっちゃけ

22 Dramatic Sopranos attempt the "Hojotoho!" trills and high notes - YouTube

「あの人は(・・?」、落選した歌手だけで22名以上の件置いといて

コメント欄全員の己の主義主張激しいが

アタシゃ「この中なら、ローレンスは22名中上位5位内に入るワイ」と主張して、記事を〆るワイw

 

 

 

 

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