秋の彼岸入りした途端、寒暖差激しく、軽くバタンQ
昭和の秋なら当たり前くらいの気候と述懐しといて
「秋」の付くネタをば
秋は秋でも、飽きアキして呆れるばかりの某宮家ちゃうからどちら様も安心しなはれw
秋のソナタ - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks映画
https://www.youtube.com/results?search_query=autumn+sonata+bergman
監督と女優どちらもBergman
Ingrid Bergmanのスウェーデン語発音は、「インリド・ベリマン」に近い
つまり監督の「ベルイマン」は正しくないw
Bergが「ベリ」の例として他に挙げれば👇
映画へ戻ると
バーグマンにとって『秋のソナタ』が、最後の映画となった
最後の出演作としては、イスラエルの女性首相ゴルダ・メイアを主人公としたTVドラマシリーズ『ゴルダと呼ばれた女』
『秋のソナタ』から4年後の1982年、亡くなる4ヶ月前に完成している
8年間に及ぶ癌との闘病生活を続けながらも女優を止めることは無かったので
Ingrid Bergman Wins Supporting Actress: 1975 Oscars - YouTube
『オリエント急行殺人事件』でアカデミー助演女優賞受賞当時、既に(・・?
A Matter of Time (film) - Wikipedia
https://www.youtube.com/results?search_query=a+matter+of+time+1976
次作に当たる『クローディアと貴婦人』の後、本国スウェーデンで「遺作」となったわけだ
(尚、スウェーデン映画であるが、ベルイマン監督が税金問題から逃れていたため、撮影地はノルウェー)
ベルイマン作品としては並の出来かも知れないけど
ピアニストの母シャルロッテと娘エヴァの確執と葛藤を描く点で、バーグマンに重い思いがじゃないの
1980年に出版されたバーグマン自叙伝『マイ・ストーリー』
この自叙伝には、子供時代、女優としてのキャリア初期、ハリウッド時代に続いて
ロベルト・ロッセリーニ監督とのスキャンダルとそれにまつわる出来事が綴られている
ロバート・キャパと不倫関係にあったことが知られるようになったのは、この自叙伝を通じてだが
バーグマンが自叙伝を書くきっかけとなったのは、もしバーグマンがこのまま自身のことを何も語らないままであれば
噂やインタビューを通じてしかバーグマンのことが知られなくなることを危惧した子供達の勧めによるものだった
バーグマンの子供達と言うと一男三女
順に
長女ピア・リンドストローム
女優・モデルになったイザベラとイタリア文学者になったイゾッタ・イングリッドは双子姉妹ね
ところで、子供達のうち、長女ピアとバーグマンの母娘関係が複雑だったよう
バーグマンは1939年、その3年前のスウェーデン映画『間奏曲』のハリウッド版リメイクである『別離』出演のため渡米時
英語をロクに話すことが出来ないこと他により
米国で出演する映画は『別離』が最初で最後で、すぐにスウェーデンに戻るものと思い込んでいたもあって
娘ピアは医師である父ペッテル・リンドストロームと共にスウェーデンに残っており、母の帰国を待っていた
それはマァいい
デンマークに妻と母の帰りを待つ夫と息子がいるのに
渡米したまま、シルベスター・スタローンと結婚したブリジット・ニールセンを思えばw
バーグマンは『別離』の後スウェーデンで最後の映画『六月の夜』に出演し、そこから先はハリウッド中心の出演が続いた
夫と娘も渡米した上でね
1950年の『ストロンボリ』がきっかけとなり、バーグマンとロッセリーニの不倫が始まったが
バーグマンがロッセリーニを追ってイタリアに渡ったもんで、ピアは両親が娘の養育権を巡る争いに巻き込まれた
フェミが生意気極まる現代と異なり、ぶっちゃけ汚嫁バーグマンに勝ち目は無い
バーグマンは、イタリアに渡ってからもピアのことをただただ心配し、手紙交換を行うものの
娘を夏休みの間だけでもイタリアに来させようと裁判をした際
14歳だったピアが発した言葉というのが
「ママは好きだけど愛していません
心から愛せるほど顔を合わせる機会が無かったのです
愛しているのはパパです」
好きと言って貰えるだけ、娘に罵倒されて絶縁される巨大掲示板の汚嫁どもよりマシながらも、バーグマンは絶望したという
しかしピアが大人になってオトナの事情を理解してから和解し、良き理解者となったおかげ様で
決して完璧とならない母の英語を娘が揶揄ったり、ピアの異父弟妹達とも交流しスウェーデンでの休暇を楽しんだりに至った
バーグマンの病床にも、ピアの姿があった
1978 Sonata de Outono Ingmar Bergman Autumn Sonata - YouTube
酒を飲んだエヴァは、酔いにまかせて娘時代の鬱積をぶちまけ始めた
暇な時だけ過剰に干渉する母に苦しみつつ、嫌われまいとビクビクして暮らしたと、初めて本音で話し、母を責めるエヴァ
自分も苦しんだと激しく反論するシャルロッテ
激高したエヴァは、母の恋人が犯した昔の秘密の過ちまで暴露してしまう
二階から必死に母を呼ぶ次女、進行性の麻痺の病気で寝た切りのレナの声にも気付かぬまま
傷ついたシャルロッテは翌日、早々に牧師館を後にした
数日後、すっかり落ち着いた様子のエヴァが、母宛に赦しを乞う手紙を書く
…シャルロッテを演じるバーグマン自身に感慨深い幕切れとなったと思うわよ