ラ・ロシュフコー箴言集の邦題をイジッタまでの当記事題名を説明しといて
Yahoo!旧本館記事の改稿である
台風の影響で強風を受け、な~んとなく浮かんだのが
まず、モモエちゃんの『赤い運命』
次に
https://www.youtube.com/results?search_query=la+vie+est+un+long+fleuve+tranquille+1988
と、子供が取り違えられている、正確には入れ替わっている大映ドラマとフランス映画
伊勢湾台風で行方不明となった吉野いづみ、父親の服役中に母親から捨て子された島崎直子
彼女達が育った白百合園という孤児院が火事になり
その混乱により若杉京子(いづみ)と青山圭子(直子)の身元を示す証拠品が入れ替わってしまう
いづみが直子に、直子がいづみに間違えられ、それぞれの父親に引き取られた結果
赤い運命 山口百恵と三國連太郎 拘置所面会シーン集その1 - YouTube
それでもワタシのお父さんですからと言って、父親の面倒から逃げず無実を信じる娘
人間不信の島崎を、直子(いづみ)のことだけは信じるまでに改心させられる効果絶大やったんちゃうん
「本来、おまいさんが、家事と家計を押し付けられ、定時制高校も退学させられそうになりながらも親父を扶養する運命やねんで」
いづみ(直子)が、根は悪くないものの軽薄な面を持ち、直子(いづみ)へのマウンティング女子に変貌するを思い出すべしw
身元証明品が入れ替わってしまい、検事の娘と殺人犯の娘が取り違えられる格好の『赤い運命』
男児と女児が入れ替わっているに気づかない『人生は長く静かな河』
後者は、小さな町はとはいえ富裕層とDQN層が同じ産院で出産するなど、フランスは上中下が交錯しない階級社会なのにといい
現実には起き得ない話だけど
取り違えは世界に実在する
素朴な疑問として
欧米の白人社会での取り違えならば、髪や瞳の色で即判明するケースは(・・?
取り違えから話ズレるけど
ミルチャは青い目の両親とは全く違う鳶色の目をしており、
実の父親はフェルディナンド1世ではなく、マリアの寵臣バルブ・アレクサンドル・シュティルベイ公爵だったとされる。
国王夫妻には6人の子供が誕生したが、長男長女以降の4人が国王の実子でないらしく
夭折した末子ミルチャは確実にだってよ
出生前DNA鑑定が存在しない時代の男って「アナタの子よ💋」を信じるしか無く
常にロシアンルーレット恐怖抱える哀しい存在だ罠w
托卵、取り違えとも、血液型を用いて判断する場合もかなり厄介だね
ABO血液型の親子関係のうち、A×B両親から生まれ得る子の型はO・A・B・AB、つまり否定される子の型が無い
本命彼氏と同じ血液型の旦那を選んで結婚してカッコウする汚嫁に撒き餌するなやは置いといて
かなり昔々、日本テレビ系『嗚呼!バラ色の珍生‼』に、実親を探す依頼者が登場した
小学校時代に実施された血液検査でA型と判明したという男性依頼者
両親は2人とも、O×O=O、産まれる子はOのみ、A・B・ABの子は否定される組み合わせのため
依頼者が絶対生まれ得ない子の結果、家庭内でのトラブルや夫婦関係の悪化に発展した模様
取り違えが産院という限られた条件の下に起きる出来事であり、もう1人の子探しは難しくないと思うが、見つからず
司会の島田紳助の「もう1人の家では、見た目の血液型が合っているので、取り違えなんて想像もしていないのでしょうね」
ABO式で矛盾が無くても他の血液型で親子関係が否定される例あるけど、一般的にはそこまで考えが至らず
見た目の血液型に何ら疑問を抱かないままは、取り違えアルアルかも知れない
赤ん坊取り違え及び取り違えられた相手の家も判明したケースは、本来の組み合わせに戻すを考えるね
取り違え判明後、元に戻して、子供達が実親に馴染みやすいのは、両家が遠距離に住むケースだ
実家から遠隔地に住む母親が里帰り出産したとか、父親が海外転勤したとかの背景を持つ、新幹線や飛行機の距離でしょね
子供交換後の両家が接触を絶たなくても、子供達が実親からトンズラ不可にの必要性だよ
親視点で見れば、実子と疑わず育てた子も正真正銘の実子も可愛く、どちらの子も手元になんて
真っ赤な他人同士である2組の家族が1軒の大きな家を買って同居する以外、無理な相談
従って
取り違えが産院で起きる性格上、大半は産院の近隣在住家庭で起きやすくなり
近隣家庭で子供交換すると、子供達の混乱収まらず、「おうちに帰りたいよう…」
実親に戻された子供達にとって面倒なケース、それは
映画『そして父になる』の参考となった実例じゃね
本で使われた美津子と真知子の仮名に従う
(ちなみに、「美津子」は育ての親の家で命名された名前のまま
「真知子」は、子供交換後、実父の希望が通って改名された名前で、育ての親が命名した名前は「初子」)
美津子と真知子の両親それぞれ、高くない学歴や経済力ではトントン、大差見られない
差が見られたのは、親の在り方
真知子両親は彼らなりに、母親など、夜型社会の沖縄にあって高校以降も門限7時と躾も厳しかったほど教育熱心
つまり美津子には小学校入学前から既にそれなりの基礎が備わっていた
一方、美津子の実家では、母親が機能しておらず、実親に戻される前の真知子はまるで山の中から這い出て来た野生児そのもの
箸は使えず、スプーンの無い時は手掴みで食べる
字は全く読み書き出来ず、当然自分の名前すら書けず、絵本ですら理解出来ない
真知子母は真知子に、入学までにせめて名前くらい書けるよう、ひらがなの読み書き、美津子に使った絵本で読み聞かせなど特訓した
ということは、子供交換後の美津子もまた、真知子と逆の意味で、親と家庭環境の格差に面食らうわけよ
美津子家と真知子家は子供交換後も娘達が元居た家に通うを認め、何年か後、美津子家所有の家屋に真知子家が住む展開に至るが
美津子は「親に教養が無いのって辛い」と嘆いた
両家の家庭環格差が大き過ぎる点が、娘達、とりわけ美津子に良い影響を与えなかったと言える
実母の教育が実り野生児から脱却した真知子が、成長するにつれ、育ての親と距離を置くようになるに対し
美津子は育ての親を頼りに出来ようと実親に縛られるでしょ
美津子は実親家庭で4人姉妹の長女で、血縁と地縁に縛られる社会に重要な男児がいない家だったのに
やがて実父が義姉、美津子実母の姉と実質夫婦関係を結び、家にとって末っ子長男が誕生し
美津子実母もやがて居場所を無くし、家を出た
そして
https://gunnereds17.blog.fc2.com/blog-entry-1520.html
>>bald manさん(其の弐)
美津子がね、育ての母に「血縁より一緒に過ごした時間が大事と思う」
裕福家の偽長男と弟たちの確執も、悪い意味でそうでは?
また、取り違えを解消した実親と過ごす時間にも言える
真知子が最初は抵抗しながらも、実親と完全に馴染み無事成長した背景には
「美津子家での自分は躾されず山猿みたいだった」が影響すると思う
それを考えると
美津子の実父が、外地に就職した娘から「そちらとは縁を切ったつもり」と言われた
親父なりに頑張り、娘を思う気持ちは理解出来るものの
美津子が真知子のようになれなかったのは、親の敗北としか思えないのね
いわゆる膿家地帯というか、血縁地縁に縛られる地域を差し引いても
伯母さんが必要で、そして伯母さん中心に上手く進んでるといっても
問題多い実母とはいえ、妻妾同居的な囲い込み状態の家って?
妹娘に姉ちゃん帰って来ない方が上手く行くと言わせる環境って?
第六章が【食卓のない家族】…元々の歪みが形変えて続いてるとも
2016/3/6(日) 午後 4:22 [mathichen]
赤ん坊取り違えって、当記事題名通りで、運命を狂わせる、切なく哀しい話と言えるよね