mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

赦して許される犯罪~ミラノの恋人~

1年前の記事を見たら、昨日ペタリした【配慮の礼】の後に

mathichen.hatenablog.com

んで、某K馬肥への嫌がらせに再掲

お父ちゃん工場の花火に点火したカルメラが、PTSDにしては元気で国民を思いっ切り罵倒した元姫ばりに狂暴やんw

 

 

 

 

ナポリ近郊の小さな村を舞台に描く『2ペンスの希望』

ナポリ両シチリア王国の片割れを思うと、ナポリ女とシチリア女の気質って似てるん(・・?

シチリア女がこれまた気性激しいよ

シシリアの恋人 : 作品情報 - 映画.com

https://www.youtube.com/results?search_query=la+moglie+piu+bella+1970

映画に関する余談として

ナポリ出身のオルネラ・ムーティが当時まだ15歳にして、20代前半?だが嫁持ちの共演者アレッシオ・オラーノと出来てしもてな

4年後に出来た娘が、女優ナイケ・リベリ

英語版Wikipediaには、オカンが娘のオトンの身元を知りま宣言と書かれてるけどなと放置してw

 

 

 

 

封建色の濃い土地柄だけに、男女関係の話が拗れやすいシチリア

男が嫁を寝取られようものなら

mathichen.hatenablog.com

Cavalleria Rusticana(田舎の騎士道)、「名誉」への異常なまでの執念に燃え、間男と決闘したりする

イタリア式離婚狂想曲 : 作品情報 - 映画.com

https://www.youtube.com/results?search_query=divorzio+all%27Italiana+1961

イタリアが1970年まで離婚禁止の国とはいえ、妻が不倫したら彼女を殺しても「名誉の殺人」として罪が軽くなる抜け道を利用する

誘惑されて棄てられて : 作品情報 - 映画.com

https://www.youtube.com/results?search_query=sedotta+e+abbandonata+1964

え”っと、この映画、マンマが娘達の生理日を把握しており、妹娘のオメデタを知る上に

姉娘の婚約者はテメエが妹娘に手を出しときながら「初物でなく傷物だからイラネ」だよね

シチリアで女にウッカリ手を出すと、男が女の一族郎党から十重二十重に囲まれると聞いたような(・・?

とにもかくにも、Azzurri(⚽イタリア代表)顔負けのDF陣が女の貞操を守るらしい

彼の地では恐らく

女が好き勝手に大股開きしまくりを許して歓迎するような青いフナ侍もとい腰抜けニッポン男児なんぞ

女々しいどころか、「金〇無しKATAWA」認定やろなw

 

 

 

 

ところで、『イタリア式離婚狂騒曲』『誘惑されて棄てられて』に共通する女優が

ja.wikipedia.org

19歳の時に未婚で産んだ娘が、女優のアマンダ・サンドレッリ

イタリア中部トスカーナ州出身なのに、ピエトロ・ジェルミ作品2本によりシチリア女の印象が強い

 

 

 

 

1970年以降にも

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ミラノの恋人 : 作品情報 - 映画.com

https://www.youtube.com/results?search_query=delitto+d%27amore+1974

 

 

 

 

父を喪ったシチリア生まれのカルメラがミラノへ出稼ぎに向かった

「うんとお金を貯めて、太陽に輝く故郷シチリアに帰って土地の人と結婚しよう」

それがカルメラの夢だったが…

 

 

 

 

イタリアの「北」の出身か、「南」の出身か

例えば北のミラノ出身者と南のシチリア出身者の結婚は家族が大反対する世界に育った

工場勤務以外は日曜日でさえ外出許されないカルメラは常日頃、兄パスクワーレから

シチリア女は、他所者男と絶対付き合ってはならない」

「もしそんな男が現れたら俺が殺してやる」

従って、同じ工場に働くヌッロ、他所者男との相思相愛なんて言語道断

だけど、カルメラのように、家族が頑なで無知と言えど簡単に棄てられない運命も此の世に少なくないものの

人は好いたハレタの感情を自在に操れないからこそ、不倫だの駆け落ちだの心中だのが起きる

それだけに、やっとのことで再会したカルメラを自分の家に花嫁として連れて行き

駆け付けた神父ならぬ市長の前で結婚式を挙げたヌッロは男前だが…

 

 

 

 

 

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Delitto d'amore - Luigi Comencini - 1974 - YouTube

「殺人者は誰だ!」

工場の広場に労働者達のシュプレヒコールが響く中を静かに通り抜け、会社の入口に向かうヌッロ

黒いサングラスの社長が出て来ると、ヌッロはピストルの引き金を引く

前夜、カルメラは結婚式が終わると、永遠の眠りについた

カルメラが以前、勤務中に突然倒れた頃、工場では病人が相次いでおり、「もしやこの工場のガスが?」

ヌッロの不吉な予感が的中した

要するに、最終場面は、ヌッロからカルメラを奪った敵への復讐を果たす、Delitto D' amore(愛の犯罪)…

 

 

 

 

映画の出来は中くらいだけど、貧困、強固な家父長制、男尊女卑、イデオロギーの相違などの他に

世界的に1970年代から工場が増え、有害な物質が発生する環境で働く工員の健康が蝕まれていく問題

工場から流される汚水で川が汚染されていく問題

と、1970年代中葉にドンピシャリの社会問題を扱い、工業都市ミラノを舞台に描く点に高評価なの

オサレな紳士役も似合うが、少年期から肉体労働などで家計を支えたジュリアーノ・ジェンマに工場労働者が似合うしね

 

 

 

 

つか

 

 

 

 

時世柄

Pf社、M社等の玄関口で、「ワタシの大切な人を守れなかったために」

上層部に💉打って🔫撃つ事件、まだ?w

Pf社で起きたら『ニュ-ヨークの恋人』として映画化お願い~

ちなみに

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 早くても2月下旬と言われたお坊っちゃま分が今日届いた

 希望しなかったけど、希望しても要るのは6日前、18日の話なのにw