岩波ホールがコロナによって閉館へ。54年の歴史に幕(美術手帖)のコメント一覧 - Yahoo!ニュース
アタシにとって
1987年秋の第2回東京国際映画祭の折が、最初で最後の岩波ホールとなった
まず、リンゼイ・アンダーソン監督『八月の鯨』を観た
渋谷東急上映のアンジェイ・ズラウスキー監督『ポゼッション』を挟んで
日本では劇場未公開のマリア・ルイサ・ベンベルグ監督『ミス・メリー』(YouTube)を観た
神保町駅(徒歩0分)都営三田線、都営新宿線、東京メトロ半蔵門線 A6出口が岩波神保町ビルに接続
岩波ホールを大阪の映画館に例えると
そない変わらんかったで
地下鉄堺筋線北浜駅で降りたらすぐやし
北浜にも綺麗なエレベーターガールおったよって懐かしいわ
今ザッと記録を辿ったら、1986年~1990年に三越劇場で観た作品が
ジョン・ヒューストン監督『火山のもとで』
ベルトラン・タヴェルニエ監督『田舎の日曜日』
ロベール・ブレッソン監督『ラルジャン』
エリック・ロメール監督『満月の夜』
ベルナルド・ベルトルッチ監督『暗殺の森』
同上『ラストタンゴ・イン・パリ』
ユレク・ボガエヴィッチ監督『アンナ』
エリック・ロメール監督『友だちの恋人』
ジャン=ルー・ユベール監督『フランスの思い出』
エットーレ・スコラ監督『マカロニ』
マクシミリアン・シェル監督『MARLENE』
ブリューノ・ニュイッテン監督『カミーユ・クローデル』
尚、1989年2月1日の23歳誕生日には、『八月の鯨』🎂🎥🐋
一見少ないものの、大阪にもミニシアター系や名画座が結構あって三越劇場専門じゃなかったからw
昔から、日本の映画館入場料カネ食うしな
ネット見てれば明らかだが、即物的な記事しか見ないのが現代の風潮なので
いわゆる文化論みたいな、考える必要がある話は見向きもされなくなった
→ある時期以前は、社会的テーマを読んだり考えたりするのは、普通のことだったのに
岩波ホールみたいな施設が無くなるのは、時代の流れと言えば簡単だが、
その底には良くない流れがあるような気がするが
良くない流れ=頭が悪くなる流れ、ちゃう?👇
国民の知的レベルが下がった(良く言えば娯楽の多様化)のと、携帯電話やスマホの登場が大きかったと思う。
そもそも母体の岩波文庫みたいな本を読む人がいなくなり、
ちょっと難しいようなジャンルに興味を持つ人も大きく減った。
それに多くの時間をスマホに割くようになったから、
わざわざお金を払って自分に合うかわからない映画を見る人も減った感じがする。
老舗デパートや遊園地が閉まるときと一緒で、「昔は世話になった」みたいな人も多いけど、思い出だけでは経営できない。
逆に言えば、ネットと上手くコラボして若い人たちを呼び込むような努力を怠ってきたからこうなったとも言えるでしょうね。
結局、ここで「寂しい」「残念」といったコメントを書いている人は、100%中高年ですからね。まあ時代の流れなんでしょうね。
岩波がネット活用しての営業努力は要ったと思うけど
若年層が常に進化してるわけでなく、ネット至上主義とか、賢しらぶっても思考力が備わってなけりゃ👇のくせにw生える
小林信彦の映画本によれば、今から60年前の時点で、TVで映画観た気になってるジャパニーズ少なからずいたらしい
観客動員数最高記録を出した1960年を境に、日本映画の勢いが失われて行った時代には、TVが隆盛期を迎えた
家事育児が一段落着いた昼下がりの主婦にとって、午後の映画劇場的な番組がお手頃だったのね
そこから30年後、1990年代中葉のスクリーン誌読者欄に
「昔の映画放送について娘に話しても、娘は『ウッソ~w』と一笑に付し、信じてくれないんです(泣)」
映画は昔、映画館封切り👉名画座👉TVの順で観られたに加え
教育テレビ以外は、カットだらけ、日本語吹替あるいは二ヶ国語放送が定番であったが
1980年代後半頃からヴィデオレンタルが普及し、市販ソフトも購入しやすいお手頃価格となり、衛星放送も開始して
観たくても簡単に観られないを知らない餓鬼どもが増殖しちまった
「現代基準だけが人間の常識」「我慢を知らない」について、四半世紀前ですら(゜_゜>)と考え込んだけど
ネット配信の時代、それもNetflix作品がアカデミー賞狙う時代の基準が蔓延れば
映画を観たい皆が皆、映画館利用出来るわけでないため
配信やレンタルが映画を観る選択肢にあるのは良いとして
「映画はまず、映画館で観てこそ」の原点に立ち戻る必要が大きいぞなもし
じゃないと、本当のホントに
遠からず、世界中、こーなっちまうよ
こーなっちまったら、「映画」の意味まで消滅するけどそれでエエのんか?
見ず知らずの人々とお互い会話しなくても想ひ出の共有空間として重要文化財でもある