天気予報を見ると、毎日傘マークが現れるのは16日の日曜日以降だ
今朝は快晴まで行かないがお日様照っていた
んで
第3幕第2場
ヴァルターがザックスの工房に現れる。
不思議な夢を見たというヴァルターに、ザックスはその夢を素材にして歌にするように説得する。
マイスター歌の規則を伝授しつつ、ザックスの導きによって「ヴァルターの夢解きの歌」が紡ぎ出される。
バール形式による第2バールまでまとまったところでザックスは歌を紙に書き付け、ヴァルターの着替えのため二人で退場する。
没落貴族の家を畳んでニュルンベルクを訪れた、フランケン地方出身の若い騎士ヴァルター・フォン・シュトルツィング
昨夜、家を畳む手助けしてくれた金細工師の親方ポーグナー邸で娘のエーファと一目惚れし合うが
エーファと結婚するには、今日のうちに、各種職業の親方で構成される組合に登録し
翌日の聖ヨハネ祭で行われる歌合戦に自作歌曲で優勝が不可欠である
歌合戦の賞品が、エーファを含むポーグナー家全財産
エーファは求婚者を拒否する権利持つも歌合戦優勝者以外と結婚出来ない
ヴァルターは、第1幕の入会試験に失敗
第2幕では、ニュルンベルク市民総出による乱闘劇の中から、靴屋ハンス・ザックスに救出され
第3幕、ザックスに、不思議な夢を語り、それを素材にした新しい歌曲を作る
ところでヴァルター役について
ワーグナー作品上演中、長丁場が祟り、歌手の途中交代がちょくちょく起きる難儀な役柄だ
上にペタリした画像は2008年ウィーン国立歌劇場公演のもの
粋に生き、ウィーン、夢の街へ音楽と美食の旅に行きたい - 歌の翼に
初日、公演開始前、劇場総支配人が客席にテナーの不調を断った上で、予定通りのペーター・ザイフェルトが出演した
映像収録では、恐らくザイフェルト控えに入っていた、ヨハン・ボータが歌っている
これは全幕通しての話だから不自然に映らない
2002年頃か、バイロイト音楽祭で歌ったザイフェルトが歌合戦手前でヘタレてしまい
「朝は薔薇色に輝いて」(ヴァルターの栄冠の歌)と親方の称号拒否だけ、代役登場の他に
3人のヴァルターが1幕ずつ歌ったてな上演が昔々見られた
歌手の楽器は生身である
そのため不調や急病に備え、歌劇場に必要不可欠なモノ:「控えの歌手及びコネクション」
高名な歌姫の控えに入っていた無名ねーちゃんが一夜明けたら大スター
全く無いとまで言わないものの、これは大体、その日お暇な有名どころにピンチヒッター見つからない状況での話
控えで特別困らないのは多分、メトロポリタン歌劇場のような米国の大歌劇場
欧州では飛行機で2時間そこらのうちに近隣諸国の有名どころが飛んで来ると書けばわかるはず
掃いて捨てるほどわんさかの数じゃないワーグナー歌手など
ノルウェー政府が、国家の有事とばかり、軍用機をミュンヘンまで飛ばして歌手をオスロまで調達したw
アタシが今朝方見た夢も、「控え歌手」がお題
何処でもイイけど、大英帝国のRoyal Opera House、ROHと仮定しよう
マイスタージンガー公演に備え、主要な役柄全て控えが何故か17人ずつ入っている
代役の代役、その次辺りまではまま起きるとして、控え歌手大量連続殺人事件発生しなけりゃ17人も要らんやろw
ところが、エーファ歌手がバタバタと倒れて行く、いや斃れて逝く
お呼び掛かると、直後に毒殺される模様
7番目が斃れたの報に、10番目を除く8番目以降が恐怖のあまりパニクリ始めた
10番目:「マイスタージンガー配役に関する限り、ユダヤ含む白人至上主義なのに呼ばれたアタシ」
背後に控えていたBBAを連れて逃げを決め込む
背後に控えていたBBA👇
Die Meistersinger von Nürnberg, Act I: Act I Scene 1: Prelude
白いドレス姿でヴァルターを見上げているのが、ギネス・ジョーンズ
そこへ怒りながら登場したのが、ザックス控え11番目くらいのおっさん
誰でもイイけど、ココは、2008年ウィーン国立歌劇場公演で歌ったファルク・シュトルックマンの顔を連想してクレ
おっさんに怒っている理由を聞くと、斃れたエーファの中に自分の嫁が含まれているという
孫守り断って出勤したのに~、毒殺犯は女性指揮者という上司だ~と喚いている
ザックス控えとエーファ控えを見渡してみると、実際のカップルが半数を占める
ザックス控え11番目くらいのおっさん曰く、ザックスもまた、順番通りじゃないが斃れて逝く真っ最中とのコト
だったら、嫁の件で怒るより先に、自分の心配したらどおよ
何が笑かすかって、相方が斃れたザックスとエーファ同士で新カップル誕生する点だw
ソコで気付いたのが、「ワーグナー本編の閉幕後、ヴァルターが急逝すれば(・・?」
誰が見ても自然死:ノー問題
不審な死に方:誰が真犯人だろー
単純に推理すると、親方組合唯一人のホワイトカラー、市書記ベックメッサーが浮かび上がる
ベックメッサーもエーファとの結婚を望んでおり、歌合戦に加わろうとするヴァルターの意図を察し、敵意を露わに
ザックスとの関係も決して良好じゃない
ベックメッサーと言えば
1981年初演のヴォルフガング・ワーグナー第二次演出より(1968年に第一次、1996年に第三次)
眼鏡外すと祖父さんそのまんまのヴォルフガングが、最後の最後に突如現れ
画像左端に立つベックメッサー、右端に立つザックスの手を取り、握手させ、和解へ導く
これ実を言うと、反則に当たる
ベックメッサーに、ワーグナーの反ユダヤ主義が散りばめられている
ウィーンの音楽学者・音楽批評家エドゥアルト・ハンスリック への当てこすり
だもんで、ベックメッサーは普通笑われ者キャラであり
求婚歌大失敗して赤っ恥を晒すと、ザックスに八つ当たり後、姿を消す
市民達の目前で醜態を晒したし、多分、夜逃げして雲隠れと思うw
それを欠点持つも紳士としてイメチェンさせたのが、ヴォルフガングと歌手ヘルマン・プライ
プライの演唱は良いけど、公務員は性悪でないと違和感マシマシも事実
ただ性悪も小心者のそれで、人頃しするまで級根性持ってねー点は認めたる
となれば、ヴァルターが邪魔な者は、ザックスしか残らない
アレコレ御託並べたって、エーファを愛し、ヴァルター登場しなけりゃ歌合戦出場したに決まっている
ポーグナーが娘を歌合戦の賞品として差し出したのも本来、娘を靴屋の嫁にしたい狙いかと
エーファに優勝者(求婚者)を拒否る権利あるが、拒否ると他の男性を選べない
ポーグナーは今日日のオナゴが聞いたら発狂請け合いの緊急事態宣言発出により
「友よ、乙女の危機を救ったらんかい」の演出で、ザックスが重い腰を上げる配慮するわけ
歌合戦そのものが、ほとんど出来レースだしね
親方組合がポーグナー自身と名前呼ばれるだけで登場しない親方1名を含めても13名に留まり
その中で、独身者って半分いるかいないかであろう
ニュルンベルク市民の多くが納得し喜んでくれる状況が可能なのは、人望集めるザックスのみ
Oh Sachs, Mein Freund - Meistersinger von Nuenberg - San Francisco Opera
「今頃なって、靴屋に惚れとったに気付くなやw」、エーファが拒否る道理もあるまい
ヴァルターさえ登場しなけりゃ、ヴァルターの歌曲をドロボー猫したベックメッサーだって赤っ恥晒さずに済んだものをw
あ”、上段書いたら、ザックスとエーファの控え歌手大量連続殺人事件の夢の謎が解けたかも
真犯人:「ヴァルター歌手」
本来と控えのどちらか、あるいは双方が手を組んでの犯行
Oh Sachs, Mein Freundの場面に、ヴァルターがいるね
台本通りながら、どの演出のこの場面観るたび、ヴァルターにとって超複雑と感じる
ザックスが実はエーファを…、その逆も…、察するわけじゃん
ヴァルターが無事エーファと結婚出来たって、今後ずーっと、隣人関係が続くんやで
本編ですら、余計な疑いや冤罪の心配したくなるw
クラシック歌手の世界とて、ハリウッドばりの色恋沙汰が起きる世界
実際のカップルが、ザックスとエーファを演じる
エーファがヴァルターと浮気しない保証は無い
エーファが二股掛け続けているケースもあろう
実際のカップルが、ヴァルターとエーファを演じる
エーファがザックスと浮気、二股掛け続けている可能性も勿論ある
ヴァルターがザックスの嫁エーファに岡惚れとする
ヴァルターにすれば、「ザックスさえいなけりゃ」
…他にもナニか考えられる(゜_゜>)
当記事題名、考えるのがもお面倒なので
Meistersinger - "Morgenlich leuchtend in rosigem Schein" (Walthers Traumlied) - Bayreuth 1963
「聖なる朝の夢解きの調べ」をヒネッタまで
上のYouTube持って来たついでに
Meistersinger - "Selig, wie die Sonne" (Quintett) - Bayreuth 1963
五重唱でのザックス
SACHS
Vor dem Kinde lieblich hold
möcht' ich gern wohl singen;
doch des Herzens süss' Beschwer
galt es zu bezwingen.
ザックス
この子の前で私も
愛情を込めて優しい歌を歌いたかった。
だが、この心の痛みは
耐え忍ばなくては。
( https://w.atwiki.jp/oper/pages/3221.html )
まだブツブツ言ってるのが見苦しいw