mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

サヨナラ、ニッポン。彼らが愚かなり我が心に気づこうとも、Je ne reviendrai pas !

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パッと見ると、「戦後、駐日米軍兵士が日本の小猫ちゃんを飼っていて、ラブラブ小旅行中(・・?」

 

 

 

 

彼はな

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マルセル・カルネ監督『嘆きのテレーズ』で目撃者の復員兵を演じたローラン・ルザッフルだぞぉ

https://it.wikipedia.org/wiki/Roland_Lesaffre

 Google翻訳のイタリア語→日本語にでも頼れw

 

 

 

 

ルザッフルと数年間結婚していたのが


Yoko Tani - Interview (1960)


Yoko Tani in London (1959) | BFI National Archive

谷洋子 - Wikipedia

https://en.wikipedia.org/wiki/Yoko_Tani

https://fr.wikipedia.org/wiki/Yoko_Tani

女優の谷洋子だ

www.tokyo-np.co.jp

三歳で帰国した洋子は、二十二歳で再びパリへ留学。

その後、キャバレー「クレイジー・ホース」の踊り子をへて芸能界に入った。

日本でも映画『裸足(はだし)の青春』などで売り出したがうまくいかず、

五八年に英国映画『風は知らない』で女優と認められると活躍の場を広げ、

フランス、イタリア、アメリカなど十カ国以上の映画に出演した。

 

私生活ではフランスの俳優ローラン・ルザッフルと結婚。

映画『天井桟敷(さじき)の人々』で知られる監督マルセル・カルネと三人で暮らしたこともあった。

「同時期にパリにいた岸惠子さんはインテリやブルジョアを背負い、日本に帰れば主演映画にバンバン出ていた。

洋子は海外のB、C級映画で肉体美で売った。

ところがどっこい『洋子はいたよ!』っていう存在感がある。それが忘れ去られそうだから書いたんです。応援団みたいな気持ちで」

 

 

 

 

 

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日本語Wikipediaに載ってる画像、若い頃のソフィア・ローレンっぽく見えないかね

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ローレンについてアタシゃ、「前置詞に『イタリア』不要の『女優』である」

イタリア女性にしか見られない強烈な体臭やオーラを放ちながらも

外国で馴染まず受け入れ不可のタイプでなく、ハリウッドでも活躍した

Brief Encounter - Sophia Loren Richard Burton

1974年のTV映画『逢いびき』(デヴィッド・リーン監督作品リメイク)ね

英国人と結婚したイタリア人主婦に設定されたが、太陽光少なく曇天多い英国の空に馴染む

「国籍」の呪縛から解放されているので、英米でも活躍出来たと感じられる

呪縛無しが女優でも男優でも「国際」の条件と考えている

でなけりゃ、ロシア人がイタリア人を演じたりなどの欧米映画が成立しなくなるよ

 

 

 

 

日本人が中国人を、中国人が日本人を、カンボジア人がベトナム人を、中国人がベトナム人を演じる

昔のハリウッドによく見られたね

欧米映画に於けるアジア系の場合、仕事選り好み出来る立場じゃなく、否応無しに制限多くなる

けどさ、珍竹林の日本人女優が電信柱みたいな白人美女を演じるのは不可能であろうと、役柄自体の幅は案外広いかも

 

 

 

 

それらと比べたら

誰とは言わないが、ハリウッド大作なのにチベット人は無理と断った某女優の他に

所属先の一流エージェントから「アメリカ進出に支障きたさないため、日本での仕事を厳選するように」の割に

アメリカでの仕事は所詮B級止まりでしょの帰国子女上がり

いくら日本人の誇りがどうのとブチ上げたって、雇う側にすれば、中国人やベトナム人と一緒くたなのに

日本人役が来ても、日本人しか演じられない芸域の狭さとも勘ぐれるし

ここ四半世紀ばかりの、海外に於ける日本人はゼータクなんだよ

海外の何とか映画祭で何とか賞を受賞したって、その後の海外経歴に繋がらなければ意味無~し

ゴールデングローブ賞受賞した島田陽子ともかく

五輪やあるまいし参加するコトに意義があるとばかり、松田聖子アメリカさんまで観光客のためにだけやでw

つか、海外で高く評価された日本映画に出演した、海外作品に出演して国際的に評価される、その違いわかってるのやら

 

 

 

 

とにかく、説明長くなるので割愛するけど、日本人には無駄なまでに「国籍」「民族」への変な拘りが見られる

「普遍性」、この言葉からジックリ考察してクレ

日本人特有の変な拘りを持ち合わせてなかったのが

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価値ある男 - Wikipedia

男優では、スペイン語台詞丸暗記でメキシコ人を演じたミフネかね(墨西哥によく見る濃い顔ではあるw)

女優では、日本で成長したけどパリ生まれで、成人後に生まれ故郷留学した、「国籍の呪縛無い」谷洋子かね

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Wind Cannot Read

風は知らない - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks映画

ダーク・ボガードと共演しといて

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Der schweigende Stern - DEFA-Trailer

金星ロケット発進す - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarks映画

東ドイツポーランド合作、共産圏のSF映画ってw

My Geisha, 1962 [ Un bel dì vedremo - Maria Callas ]

彼女も出演した青い目の蝶々さんシャーリー・マクレーンと双璧で笑える

かと思えば、静かなアメリカ人 、グレアム・グリーン原作のジョーゼフ・L・マンキーウィッツ作品にも顔を見せている

 

 

 

 

真面目な話

英語版Wikipediaの映画・TV・舞台出演歴を見てみ、大作の主役等こそ無いだけで、欧米を股に掛けてだからスゲー

ミフネや早川雪舟と同レベルでの評価されてエエ女優と思うで

青い目の蝶々さんならぬ黒い目のフランス人形というように

日本人部分を完全否定しなくてもいいけど、「日本人だから、こうあらねば」という呪縛と無縁だったと思う

 

 

 

 

尚、当記事冒頭の画像は

裸足の青春(1956) - 作品情報・映画レビュー -KINENOTE(キネノート)

元々は黒澤明が監督することを意図していたが、結局は谷口千吉監督作品で、ルザッフルも出演した

谷洋子が1950年代半ばまで、フランス映画でステレオタイプ化された東洋人の役柄限定

しかし、1952年の米国による日本占領の終焉辺りから、黒澤他の日本映画が海外映画祭への登場を受け

谷洋子が黒澤、久松静児の両監督とカンヌで接触を持ち、1956年に谷&ルザッフル夫妻が日本を訪れての企画だった

南日本の久松沖の離島でのカトリック教徒の困難な生活についてのプチ宗教戦争映画

谷洋子は東京から島に戻った「堕落した女性」(彼女はストリッパーになるために逃げた)の役を演じ

ルザッフルは地元の司教の役を演じた

夫妻は映画をフランスに持ち帰り、フランス市場で公開したかったが、その目的は達成されなかったのが惜しまれよう

 

 

 

 

当記事題名について

 

 

 

 

mathichen.hatenablog.com

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ナンシー梅木ミズーリ州で息子夫婦や孫と暮らして 亡くなったなら、英語

谷洋子は生まれ故郷のパリで亡くなってるから、フランス語

っちゅう意味よ