前記事に、1951年バイロイト音楽祭でのベートーヴェン第九YouTubeペタリしたね
ワーグナーの長男嫁ヴィニフレートが上手いコト総統閣下を転がし、戦時中にも音楽祭継続したが
1945年に連合軍機の空襲を受け、劇場は無事だったものの、ヴァーンフリート館や(バイロイトで亡くなった)リストの墓廟が破壊され
戦後、ヒトラー崇拝を止めなかったヴィニフレートを追放し、一応民主化がなされ、1951年の第九で音楽祭が再開された
そこから70年近く途切れず継続している音楽祭
と言いたい所だけど
今年2020年、途切れた
来年が『ワルキューレ』演奏会形式、再来年にリング新演出のバイロイト
今だ空調無く、しかも密集気味の客席ですよね
あれをどうにかしないと難しいのでは?
健常者だけが人間で、その基準に合わない者は切り捨て傾向なくらい
新型コロナウィルス蔓延による、新型優生思想蔓延と言えるくらい
必要以上にディスタンス現状を見てると、来年にコロナ収束したって
「コロナ脳基準」までは容易に消えませんよ
mathichenさん、コメントありがとうございます。
ティーレマン自身がこの番組のインタビューのなかで、
バイロイト祝祭劇場のオケピットほど3密中の3密なものはないと答えています。
だからこその、バイロイトならではの濃厚でコクとうねりのあるサウンドで数々の名演奏が続いてきたのでしょう。
彼自身が、上演をやるならやるで、完全なかたちで上演するか、
そうでなければ完全に上演しないかのふたつにひとつしかないと語っています。
来年以降、果たしてどうなるでしょうか。
出演者、演奏者、合唱はもちろん、全スタッフ、果ては観客の全員まで、
来場数日前から何度かのPCR検査での陰性証明が必要とかになってくるのかも知れません。
客席も超密な状態なので、半分程度に間引きするとかも必要かも知れません。
続・今日が黄昏れてこそ、明日の夜明けが訪れる - mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】
・客席はもしも真ん中辺の席だったら、左右どちらにしろ30人くらいを立たせて出入りする
・オケピットは座席より低い位置に押し込められる
・あと、今は変わってるかもだけど、合唱の一部が舞台より高い一画にギュウ詰めで簀子みたいな床に立って歌う
三密どころじゃない阿鼻叫喚空間で、どーやってソーシャルディスタンスを?w
後日記事に追記したけど、もお一つおまけに、空調が無い
6月にリハーサル開始する音楽祭であり、準備の都合上、ギリギリ直前の4月時点に中止決めたと思われるワーグナーの曾孫娘カタリーナ
馬鹿利異名とて、日本なら消防法に抵触する特大骨董品級劇場わかってるから、来年以降どうするか、今頃頭イタタタかと
grunerwaldさん返信に、バイロイトならではの濃厚でコクとうねりのあるサウンドで数々の名演奏が続いてきたのでしょうとあるね
それで思い出したのが、今月の人体実験、もとい、ウィーン・フィル日本公演
行ってないからよくわからんが、舞台側でなく客席側に配慮施されたのダー?
「ディスタンスが、VPOならではの音響などに支障きたす」というようにVPOが説明してたの
商品を極上の状態で提供するため当然と言えば当然だ
劇場をぶっ壊して新調など不可のバイロイト音楽祭だって、他では聴けない唯一無比のサウンド死守するなら
・指揮者ティレーマンの言う通り、完全な形で上演する
・もしくは、完全に上演しない
・あるいは、チケット購入が科挙ばりに厳しくなるけど、客席を半分程度に間引きする
三択だと思う
いずれにせよ、伝統的なバイロイト音楽祭は終焉を迎えたか、神々の黄昏ギリギリの瀬戸際にある
今の気分を音楽で表現すると
Wagner: Götterdämmerung - Siegfried's Funeral March - Bayreuth Festival/Thielemann (2007)
葬送行進曲ね
バイロイトのみならず、何処の音楽祭も似たり寄ったりでしょね
「この夏にとどまらず、少なくとも来シーズン、下手をすれば2,3年以上のスパンでクラシック音楽ビジネスに暗い影をさすだろう」
grunerwaldさんが予測しているクライミライが見える
過去と同じに近い形で復活しても別物であり、一度壊れた伝統は二度と取り戻せない
クラシック音楽は無論、劇場文化全体にとってね
改めて
劇場文化が残ろうと、新型優生思想に基づく格差社会の象徴としてであろう