mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

同床異夢が不和、異床同夢が和解~ペーパー・ファミリー~

 

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mathichen Days:ウサギ畑で耳掴まれたら運の尽き、扉Openされたオーブンで火炙りに

予備軍に済むと思うけど、一難去ってまた一難の可能性ガー

 

 

 

 

アタシの件さておき、『サイゴンから来た妻と娘』のウサギ話が好きなので備忘録した

俎上のウサギ見て「カワイソだ~」とカニみたいな顔して泣く娘が結局、ウサギ食ってるしw

何より、ウサギ無関係に

亭主:フランス語は流暢だが、ベトナム語は片言程度

妻:ベトナム語以外は、フランス語も日本語も片言程度

娘:東京移住当時、13歳で止まったベトナム語で、日本語とフランス語は共に片言程度

ロクに言葉通じず、文化摩擦も起こすが、折り合える3人家族が興味深い

 

 

 

 

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対照的だね

 

 

 

 

夢見る頃を過ぎても、永遠の少年少女(後篇) - 心の旅路

〆部分の↓ね

www.youtube.com

irreconcilable differences 1984 - YouTube

https://movie.walkerplus.com/mv8122/

 

 

 

 

日本ではヴィデオレンタルだけで、劇場未公開のはず

アタシゃ1987年頃に観た

原題を直訳すると「和解不可能な不一致」、コレが面白いと感じた

 

 

 

 

単独親権だの共同親権だのよくわからん

ここ20年くらいの間に、米国で離婚した日本女性が、「元夫婦とも、子供のカレンダーに合わせて動くので大変ですわ」

例えばDV野郎から逃げ切るような例は別として、21世紀には世界的に共同親権が普通かね

とにかく米国は離婚大国だから、親も子供もアレコレ苦労するでしょうよ

ハリウッドの子役は昔からほとんど離婚家庭育ちと言える

ブルック・シールズとダイアン・レーンはどちらも、両親が子供を私生児にしないための出来婚で

添い遂げる気なんて無く、娘誕生後半年や1年足らずで離婚している

前者は週末ごとに父親の再婚家庭と上手くやりながらも「家族の一員」感覚は持てず

娘を黙って元夫家に送迎する母親の後ろ姿を見て「ママだけが、家族だ」

後者は問題抱えていた母親と和解するも

娘思いだけど夢捨て切れず定職に就かないフリーター的父親との父子家庭を続けた

(両親は俳優志願&ミス何とか崩れと言えば想像つくでしょ)

子役上がりじゃないけど、『バイオニック・ジェミー』のリンゼイ・ワグナーの場合

両親が17歳くらいでの出来婚で、まだ若いうちに離婚と再婚、また子供作ったもんで

リンゼイが弟妹の世話してる時に、「お前の子供か」とよくからかわれたというから気の毒だ

以上3名、自らも離婚と再婚を経験している

 

 

 

 

ドリュー・バリモアだって、彼女がが生まれる前に両親は離婚し、3人の異母兄姉がいる

ドリュー・バリモア - Wikipedia

『転落と母親との確執』の項、そりゃそうもなるわ

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E.T.』から1年かそこらで、つまり、まだ8歳頃に、バリモア家の伝統を受け継ぐアル中と、流石は地獄のハリウッドだぜw

彼女の名誉を一つ守ると

E.T.』撮影中、あまりにもボ~ッとしてるのを見たスピルバーグが「やる気無いなら、家に帰れ」

実は高熱の身を押して出勤を知ると、「怒鳴って悪かった」と猫の如くモフモフした

大人でもズル休みする奴おるのに、撮影当時だと6歳児がプロ根性持ってるというんだからね

 

 

 

 

そんなドリューちゃんが、ライアン・オニールを勘当する役っちゅうのが感動的ね

ライアンの娘、テータムを思い起こすともお笑うしかあるめえ

ジョアンナ・ムーア - Wikipedia

やっぱ出来婚と記憶するが、確かに妻も問題抱えていたものの

子供たちにすれば「知らないおばさん」(ライアンが再婚したリー・テイラー=ヤング)が来た上

ライアンが離婚の際テータムと息子グリフィンを取り上げておいて放置気味というのがねぇ

グリフィンは姉に育てられたに等しい時期あったぞ

姉は姉で、未成年児が父親同伴とはいえ英国のクラブバーにという空前絶後の記録を保持してるし

テータムもグリフィンも、そしてファラ・フォーセットの産んだ異母弟も、親父同様ジャンキーにだし

…そんなん知ってりゃ、『ペーパー・ファミリー』に笑うやん

映画の両親はどっちもどっちのアフォっぷりながら、不和の原因作ったのは明らかに親父の方だ

オニール父娘共演の『ペーパー・ムーン』は「紙の月も信じれば、本物のお月様」

『ペーパー・ファミリー』は、紙切れの関係ですら娘ウンザリする話が皮肉よ

 

 

 

 

アメリカでは不評だったが

「高校生くらいなら自分の意思で決められ、乳幼児だとバカ親の意思に左右される」

「離婚家庭の矛盾を解決するべく、子供の権利向上のため導入せよ」

30数年前だとまだ目新しい内容で受け入れられなかったのか?

 

 

 

 

映画の〆括りについて細かいコト忘れたが、両親が娘の元に足を運ぶ場面で終わる

家政婦のオバちゃんの世話を受ける形で両親との離縁を勝ち取った娘であるため

一般離婚家庭と逆に、両親が子供の家まで面会に通うんだわ

両親が待ち合わせて一緒にじゃなく、別々に訪れ、結果的に3人で飯食うんだっけ?

少しは反省したのか、猫被ってるんだか、ともかく両親が受け身っぽい姿勢だ

復縁の可能性残した終わり方と思え、悪くない

良くも悪くも一度離れてみて新たに見えて来る世界が少なからずでしょ