mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

愛に生き、歌に活き

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聖燭祭 - Wikipedia

ローソクがオペラの舞台道具に使われる場面を思い出してみた

 

 

 

 

プッチーニの♪トスカ、これが真っ先に浮かんだ

Tosca - Morte di Scarpia - Hildegard Behrens - Sinopoli - Zeffirelli

幕降りるまで死んでる歌手も大変ねwとワロテ

第二幕でスカルピア男爵の食卓を照らしている

 

 

 

 

トスカといえば

Finale II Atto Tosca Maria Callas 1956

エドサリヴァン・ショーにまで登場したマリア・カラスの代名詞だね

本人がどうのじゃなく頭悪そうに見えて適役であろう

トスカなんて、今は歌姫といえど、元は声を認められただけの羊飼い娘

彼氏、画家カヴァラドッシが製作中の肖像画の女性に嫉妬するわ

つまり、亭主が浮気しようものなら狂言ジサツ騒ぎ起こす難儀な嫁タイプだわ

と、歌だけが取り柄の何も考えてないおバカ

おバカを納得させるだけの演技力持つ歌手が古今東西、特に無駄に意識高い系腐女子の21世紀にどんだけ???

 

 

 

 

考え込んだ挙げ句、答えが出なかった

 

 

 

 

んで、記事の方向変更し

Lisa della Casa "Vissi d'arte" Tosca

Kiri Te Kanawa - Vissi d'arte

Vissi d'arte, vissi d'amore - Hildegard Behrens - Tosca Puccini

一見まるでプッチーニじゃない3名を俎上に乗せてみた

 

 

 

 

リーザ・デラ・カーザ

1919年2月2日 - 2012年12月10日

本日が、存命ならば、101回目の誕生日(皆の者、平伏すべし)

Arabella Della Casa Fischer-Dieskau Rothenberger Keilberth Munich LIVE FILM

R・シュトラウス大先生の♪アラベラ、その代名詞であるが

デビューはプッチーニ作品、♪ラ・ボエームのお針子ミミであった

声の透明感が求められるR・シュトラウス歌手なので、やはり透明感が求められるプッチーニ作品に向いている

1974年、55歳で引退した

全盛期は過ぎていながら老け込む年でもないのに、引退した理由:「息子の看病するため」

スイス上流階級育ちで、経済的余裕あって、引退即カネに困るわけじゃなかったはず

数年先までスケジュール決まってる現代ほどじゃないにせよ

早目に引退する意思を持っていれど、「ほな、今日で辞めますわ」と簡単に辞表出せない世界だから、時機を待ったか

 

 

 

 

キリ・テ・カナワ

YouTubeは、1982年パリ・オペラ座公演より(指揮は確か小澤征爾

英国DECCAにも全曲録音残すも、ぶっちゃけ、トスカ合わん

プッチーニでは、劇的なトスカでなく、抒情的なミミだ

ま、舞台映えするから許す

キリさんは一応現役だけど、オペラ歌手としては2004年、60歳で引退した

1992年の感想がそうさせたとアタシゃ考えている

Kiri Te Kanawa - Rule, Britannia! Last Night Of The Proms 1992

BBCのProms最終夜当時、48歳

毎年しっかり夏休み取っていて、Proms登場で10年ぶりに夏休み短縮したキリさん

2人取って育てた養子がそれなり成長した頃だからでしょね

キリさん自身は、「世界中を旅する仕事なんて、年々虚しくなる」

ロンドン、パリ、ニューヨークetc.から需要あって飛び回るのが楽しいなんて、若い頃だけ

スーツケース片手にヒコーキ移動し、東京の記憶=ホテルの部屋と演奏会場みたいな日々がいつまでも楽しいか?

早目に気付いて、夏休みは家族と一緒に過ごすと決めたと思う

結婚30年目、53歳で離婚したけど、そこで多分、キリの良い所で仕事減らそうと考えたんじゃね

 

 

 

 

ヒルデガルト・ベーレンス

ワーグナーR・シュトラウスで成功し、全然イタリア物に向かない歌手だった

あまり頭良さそうに見えないスットボケタ風情が、トスカに似合う

本人は至って頭が良い

医師の家庭に生まれ、当初は法学を学び、税理士の国家資格を有するとも言われる

その後、音楽大学に学び、1971年卒業

1937年生まれ、つまり34歳での大卒後に、それも幼い息子持つシンママで、歌手デビューした

Alban Berg: "Wozzeck" : Act 1, Sc. 3 ( Wiegenlied) - Hildegard Behrens

貧乏なマリーとは大違いねw

(♪ヴォツェックのマリー、題名役と内縁関係で息子が生まれたことになっている

ただ息子が「マリーの子供」と台本にワザワザ指定されているのが気になる

台本よく読んだ結果、「ヴォツェックが、子連れのマリーと知り合った」と独り決めしたわ)

ちなみに、息子とは10数歳離れる娘もいて、息子と娘は異父兄妹である

2009年8月、草津国際音楽アカデミー&フェスティバルに出演するため来日中

8月17日から体調不良を訴え東京都港区の病院に入院し、8月18日に動脈瘤破裂などにより死去、享年72歳

息子嫁の母が「コレで孫ちゃん独占♪」とならなかったと信じてあげている

あ、息子嫁の母はね

Anna Tomowa Sintow "Vissi d'arte" - Tosca (Puccini)

ベーレンスを一躍有名にした♪サロメで起用した帝王カラヤンの常連歌手よ

1990年代の東京で、子供夫婦から見ると姑ジョイントリサイタルを催してたw

 

 

 

 

最後に

オペラ舞台に登場するローソクをもう1本

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Berg: Wozzeck - Act III (Abbado; Grundheber, Behrens, et al.) [English Subtitles]

ヨハネ福音書」第8章「姦通の女」のところを読んで神様に祈り

「ルカ福音書」第7章の「罪深い女を赦す」を読んで「私を憐れんで下さい」と、神様に祈るマリー

不倫まで行かない、駄菓子歌詞ちょっと…に脅える

「こんな殊勝な女、もおいねーよな」

と思うアタシが、巨大掲示板と唐田何某に毒されてしまってるのやら???